『ビリギャル』に学ぶソフトテニスの試合で勝つ方法!

2020年3月14日

 

今回は、ソフトテニスで試合で勝つための正しい目標設定の仕方を、『ビリギャル』を参考に解説します。

『ビリギャル』は、2013年に出版された書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話』の略称です。(以下ビリギャルと書きます)

この本は有村架純さんの主演で映画化され、大きな話題を呼びました。

ストーリーの下になっているのは実話です。

ご存知の方も多いかと思われますが、以下に簡単なあらすじを書きます。

 

【あらすじ】

中高一貫の女子高に進学したある女子生徒は、ある日学校に持って行った煙草が見つかり、停学処分になる。それまで成績は学年最低クラスだったその子は、停学中にある塾講師に出会い、慶応大学合格を目指し始めまる。受験では見事、慶応大学に現役合格を果たす。

 

以上が『ビリギャル』のあらすじです。

自分の目標を胸に抱き、見事に成長を遂げた『ビリギャル』のストーリーは素晴らしいものだと思います。

(順位をつける時点で誰かがビリにはなりますし、成績での評価そのものには疑問がありますが)

この『ビリギャル』の話の中に、私たちが能力を引き出すヒントがあります。

 

『ビリギャル』に学ぶ目標設定の方法

『ビリギャル』のストーリーから学べるのは、目標設定の重要性です。

 

皆さんも「目標が大事」ということは聞いたことがあると思います。

しかし「なぜ目標が大事なのか」「どのような目標を設定するべきなのか」という説明は聞いたことがないのではないでしょうか。

目標設定が重要なのは、人間が未来に向かって行動するからです

 

例で考えてみましょう。

皆さんが今「駅」にいるとします。駅は「現在地」の例えです。

自分の目の前に来た電車に行き当たりばったりで乗って、たまたま「目的地」に辿り着くでしょうか?

 

そうではないですよね。

先に「目的地」があって、初めて現在乗るべき電車が決まります。

 

行き方が分からなくても、先に行き先を決めてしまえば、後から調べることができます。

反対に行き先が決まっていなければ、現在取るべき行動を決めることはできません。

まず自分が目指したい目標を設定することが、これから生きる上で必要です。

 

脳にはRAS(ラス)と呼ばれる、情報の取捨選択をしているフィルターがあります。

人間は誰もが自分の心のフィルターを通して世界を見ています。

例えば同じ時間に、同じお店に入っても、目に入る(気になる)商品は違います。

目に入るものがあれば、反対に目に入らない=認識されないものがあります。

 

この心理的な盲点のことをスコトーマと言います。

人間は誰しもこの盲点を持っています。

ところが目的地を定めると、盲点だった移動手段の情報を脳が集め、達成の方法が見えるようになります。

 

参考:ソフトテニスで上達し試合に勝つための秘訣

参考:ソフトテニスで上達し試合に勝つために必要なゴール設定とは?

 

目標を設定することの重要性が確認できたら、次はその方法です。

目標を設定する際に大切なのは以下の2つです。

 

①高い目標であること

②自分が心から望む目標であること

 

①高い目標であること

『ビリギャル』の主人公は学年でも最低クラスの成績だったにもかかわらず、難関の慶應大学を目標にしました。

慶応大学は当時の主人公のままでは到底達成できない、遥か高くにある目標です。

遥か遠くの目標を設定することで、現在の自分とのギャップが生まれます。

このギャップが大きいほど大きなエネルギー(やる気)が生まれます。

 

もしこれが低い目標」だったらどうでしょうか?

仮に学年ビリ=最下位の状態だったとして、「学年の下から2番目になる!」と目標設定します。

目標に向けて、猛勉強の日々→目標達成→書籍化→映画化…なんて起きるはずもありません。

 

なぜなら学年最下位から下から2番目に上がることは、今の自分のままでも十分達成できそうな目標だからです。

つまり、「今のまま変わらなくてもいい」というメッセージを自分に送り続けていることになります。

これでは目標達成のための変化は起きません。

 

目標を設定する時は現在の自分からかけ離れた高い目標にします。

高い目標でなければ自分が変わる必要性は生まれません。

変わる必要性がない目標はそのままの自分で良いわけですから、そもそも目標の意味がないのです。

目標があってもなくても違いが生まれないわけですからね。

 

②自分が心から望む目標であること

「want to=~したい」で目標を設定します。

「have to=~しなければならない」という動機で設定しないように注意しましょう。

 

自分が心から達成したいと望む目標でなければ、モチベーションは上がりません。

また自分が望んでいないのに目指すということは、誰かに強制されたものだということです。

自分の人生で設定する目標が他人からの強制ではいけません。

目標はつねに「want to」です。

 

本人も気が付いていないところで、「have to」による選択をしている可能性があるので注意してください。

例えば学校の進路選択は、偏差値などの評価に基づいて決めることが多いでしょう。

外部からの情報を参考にするのは良いですが、自分の人生の選択として正しいか、常に吟味する必要があるでしょう。

 

 

目標設定に大切なことをもう一度おさらいします。

 

1つ目は「高い目標であること」

2つ目は「自分が心から望む目標であること」

 

これら2つは分野を問わず大切なことですから、よく覚えておいてください。

また、目標設定は自己責任とワンセットです。

目標を設定した結果は自分で受け入れるという当然の態度です(全て自分のせいだ、という意味ではありません)。

それでは次に『ビリギャル』から学ぶ目標設定の、ソフトテニスへの活かし方を考えてみましょう。

 

参考:【研究者】ジャック・アンドレイカさんに学ぶソフトテニス上達のコツ!

 

『ビリギャル』に学ぶソフトテニスの目標設定

ソフトテニスでも『ビリギャル』のようなドラマチックな成長劇を演じることができるのか?

もちろんできます。その中心となるのがここまで確認してきた目標設定です。

 

ソフトテニスの試合で勝てる目標設定

先ほどの「駅」の例でも分かるように、私たちは目標を設定することでその達成方法を発見し行動を起こすことができます。

ソフトテニスの試合で勝ちたいと思うならば、まず「自分はどうなりたいのか?」という目標を設定することが必要です。

目的地がなければ、そこへ向かう手段が見つかったり行動を起こしたりすることなど、望むべくもありません。

 

ソフトテニスで目標を設定するにも、先ほどの2つのポイントを満たす必要があります。

「高い目標であること」

「自分が心から望む目標であること」

これらに合った目標にしましょう。

 

「自分は今まで初戦敗退だったから…」と思っても、次の目標は「全国優勝」などでOKです。

「次こそ初戦突破!」のようなものは目標にしてはいけません。

なぜなら今の自分の延長線上で達成できそうな目標なので、無意識が「自分は変わらなくて良い」と感じてしまうからです。

『ビリギャル』の例で言えば、慶応大学という遥か遠くの目標を設定したからこそ大きな成長を果たせたわけで、「次こそビリから2番目!」を目指しても変化が望めないことと同じです。

 

ソフトテニスの目標に過去の試合成績は関係がない

未来の目標を設定するために、過去の自分の成績は関係がありません。

自分がどこに向かいたいのかが重要なのであって、そこに自分がこれまでどこにいたのか、ということは関係がないことです。

そして目標は大きい程良いわけですから、自分の望むままに、大きな目標を描いてください。

 

大きな目標を設定して、その目標を絶対に下げずに維持することで、達成の方法は後から見えてきます。

 

旅行に行くときは、あらかじめ移動手段が分からなくても、行き先を決めると後から情報収集ができますよね?

目標も先に設定してしまえば、今まで見えなかった達成の手段も目に入るようになります。

遥か遠くの目標を意識することで、脳のフィルターであるRASが達成の手段を自然と集め始めます。

これまで盲点(スコトーマ)だった達成の手段が、後から見えるようになってくるのです(ソフトテニスが上手くならない…上達を止めている「スコトーマ」とは?)。

 

目標は「秘密」にする

最後に目標設定をした後に大切なことを付け加えておきます。

それは目標を「秘密」にするということです。

理由は邪魔をする人が現れるからです。

実際『ビリギャル』の中でも、志望校を慶応大学とすることを公言すると「君には無理だ」と周囲が反対する場面があります。

 

 

ここまで目標は高いほど良い、大きい程良いと書きました。

しかし高い目標を掲げる人を、過去で判断して可能性を制限しようとする人がいることも事実です。

過去の試合結果で判断する。過去のテストの点数で判断する。

すでに終わったことが、これから向かう先に関係があるでしょうか?

そのような人たちと、はっきり敵対する必要はありません。

 

何を言われても、自分自身の責任の下で、高い目標を維持することが大切です。

最良の方法は「目標を言わない」=「秘密」にするということです。

 

参考: “You are beautiful" !写真が物語るソフトテニスが上達する練習メニューの秘訣!

参考:目標を脳にプログラミング!ソフトテニスが上達するアファメーション例文!

 

終わりに

人間は一つの整合的な世界しか心の中に維持することができません。

目標を達成する理想の自分の姿と、現在の自分の姿のどちらか一方しか心は同時に選べないのです。

遥か遠くに設定した目標を、誰に何と言われても絶対に下げなければどうなるでしょうか?

脳は目標を達成した世界に向かうしかありません。

大きな夢を描いて、その夢を描き続けてください。そうするとその夢は現実になります。

 

まとめ

●『ビリギャル』で学べることは、目標設定の大切さ

●脳にはRAS(ラス)と呼ばれるフィルター機能と、それゆえ盲点となっている部分=スコトーマがある

●目標を設定すると後から移動手段は見えてくる

●目標設定に大切なことは2つ

・高い目標であること

・自分が心から望む目標であること

●目標設定は自己責任とワンセット

●目標は「秘密」にする