【ソフトテニス】最速で完成!ダブル後衛の試合戦術

【ソフトテニス】最速で完成!ダブル後衛の試合戦術

本記事では、ソフトテニスのダブル後衛の試合戦術を解説しています。

ダブル後衛はペアのプレーヤーが2人ともベースライン(後ろ)でプレーする陣形です。

ダブル後衛としての戦術に加えて、脳の仕組みを活かして技術そのものを飛躍的にレベルアップするメソッドも組み込んでいます。

試合で勝てるダブル後衛の技術&戦術

今回のメインテーマは戦術ですが、始めに技術にも触れておきます。

ダブル後衛の戦術のベースにはストローク技術があるからです。

後衛のストローク技術の本質は感覚

ソフトテニスの技術は「ボールコントロール能力」。

前衛・後衛の両ポジションでボールを思い通りにコントロールする力が求められます。

■ストローク技術・戦術

・ストローク技術の本質は「感覚」

「ボールに集中する」と脳がストロークを学習する

・戦術の基礎は「ゲーム経験」で磨かれる

後衛の基本ショットはワンバウンドでボールを打つストロークです。

そしてストロークの技術の本質にあるのは「感覚」です。

フォームを頭で考えていると体の自然な連動を活かすことができません。

 

正確なストロークを打つために必要なのは「ボールに合ったスイング」です。

ボールは毎回変わりるため、プレーヤーは毎回違うスイングでボールに合わせなければなりません。

ボール毎にフォームを意識して合わせることは不可能です。

ストロークは体の自動的な調節能力に任せるしかありません。

 

ストロークのレベルアップは「ボールに集中する」ことが大切です。

ボールに意識を向けると脳がボールの情報をキャッチして無意識にスイングを調整し始めます。

歩いたり自転車に乗ったり、日常生活でも体は無意識に動いています。

ラリーになると時速140km、速い選手だと180kmものスピードのボールを打ち合います。

プレー中にはフォームを意識しているヒマはなく、ボールを感じることが最重要タスクなのです。

ダブル後衛の試合戦術の基礎

ソフトテニスの試合戦術で重要なのは「経験」です。

何度もゲームを経験すると「どこに打てばいいのか?」を判断する直観が磨かれます。

大まかなゲームプランを立てるのもいいですが、ラリーが始まれば瞬間の判断に身を任せましょう。

 

ソフトテニス初級者でもボールのコースを瞬間的に判断しています。

「短く打ってみよう」とか「ロブを上げよう」などの状況判断を何となく行うものです。

ゲームを繰り返し行うことで状況に合わせた直観的なレスポンス(返答)が磨かれていきます。

 

直観的な状況判断は言葉での「コミュニケーション」に似ています。

決まったフレーズ(型)を覚えるのではなく、何度も相手と対話をして状況に対応できるようになります。

 

Point

・ダブル後衛の試合ではボールコントロールの感覚が必要

・ストロークの感覚は「ボールに集中する」と磨かれる

・試合戦術のベースは「経験」に基づく直観的な判断力

試合で勝てる!ダブル後衛の試合戦術

ソフトテニスでは「ボールコントロール感覚」と「ゲーム経験」が大切。

ここからはダブル後衛の戦術を考えていきます。

ダブル後衛の戦術は守備力を活かした展開

ダブル後衛のメリットは守備力に優れていることです。

ダブル後衛のメリット

・前衛パッシングを打たれない

・ロブを打たれても走る必要がない

これらのメリットは雁行陣がんこうじんと比べたときの強みになるでしょう。

その上で、ダブル後衛が試合で取れる戦術は下のようにまとめられます。

■ダブル後衛の試合戦術(配球)

①立体的な展開で相手プレーヤーを揺さぶる

②「ミドル」「パッシング」を織り交ぜる

③「後衛前ロブ」を選択肢にする

一つずつ解説します。

戦術①立体的な展開で相手プレーヤーを揺さぶる

ダブル後衛では「ロブを混ぜた立体的な展開」で有利に試合を進められます。

「ダブル後衛」vs「雁行陣」の場合、雁行陣の後衛だけが一方的に走らされる形になります。

中ロブと言われる攻撃的なロブが打てれば相手の体勢が崩すことができます。

 

高く上げる「ディフェンスのロブ」と回転をかけた「攻撃的なロブ(中ロブ)」が打ち分けられるよう練習しておきしょう。

相手を揺さぶってチャンスボールが上がれば攻撃に転じることができます。

アタック後のフォローがしやすいのもダブル後衛の利点です。

戦術②「ミドル」「パッシング」を織り交ぜる

相手側の前衛の心理を想像してみましょう。

相手前衛はペア後衛が「ロブ」や「中ロブ」で走らされることを警戒するでしょう。

ロブに意識が向いてくると、今度はサイドやミドルのパッシングが通りやすくなります。

 

ダブル後衛はラリーを続けるのが前提です。

とは言え相手前衛がコースを絞れないようにバリエーションも必要です。

「中ロブ」「ミドル」の両方を前衛が押さえるのは難しい。

後衛前のボールに加えてコートを三次元(立体)的に広く活かしましょう。

 

試合を想定して、練習では中ロブやミドルも打つようにしましょう。

試合での瞬間的な判断はゲームの経験値が重要です。

戦術③「後衛前ロブ」の選択肢

「後衛前にロブ」を上げるのも選択肢です。

後衛前のループ系(高い軌道)のボール

後衛前ロブ:後衛前に高く上げて体勢を整える

後衛前中ロブ:高い弾道のボールで前衛をかわしつつラリー

後衛前の高い軌道のボールは自分たちのポジションを整えることができます。

後衛前の中ロブ系の高い弾道のボールも、前衛はボレーしづらくなるでしょう。

 

バウンドが高く後ろから打たされるボールは後衛にとっても嫌に感じられることが多いです。

後衛として「自分が取りづらいボール」を考えてみるとヒントがあるでしょう。

ダブル前衛のデメリット&対策

次にダブル後衛のデメリットをまとめます。

メリット・デメリットの両面に向き合うことで完成度がよりが上がります。

ダブル後衛のデメリット

攻撃力が低い:前衛がいないため決定打が少ない

相手後衛が打ちやすい:前衛がおらず「ミドル」や「ショート」に打ちやすい

デメリットは裏を返せば克服できれば隙のないフォーメーションに近づくということです。

ポイント①攻撃力が低い

まず一つ目の「攻撃力が低い」という点。

ソフトテニスのダブルスでは「後衛がラリーを続けて前衛が決める」という形が主流です。

ダブル後衛はネットプレーヤーがいません。

そのためボレー・スマッシュという決定打を打つ機会が雁行陣より減ります。

 

後衛のベースラインからのストロークでエースを取るのは難しいでしょう。

勝負を急がず、まずは安定してラリーを行えるようにしましょう。

攻撃力についてのデメリットを埋めるための対策は後ほど考えます。

ポイント②相手が「ミドル」「ショート」に打ちやすい

次に二つ目の「相手がミドルやショート」に打ちやすいという点。

相手側からすると前衛を気にする必要がなくラリーができるというメリットがあります。

特にミドルはどちらの後衛が取るか迷う(=お見合い)になる可能性があり、対策したいところです。

ミドル対策の定石としては「フォア側が取ること」でしょう。

しかし実際の試合では、その時々の感覚に任せるのがベストだと思います。

 

道を歩いているときは何気なくぶつからないようにお互い調節しています。

体の直観的な働きがなければしょっちゅうぶつかりますし、それどころか体のバランスが取れません。

私たちの体には、生物が数億年も生き抜く間に獲得してきた本能が刻まれています。

感覚は立派な能力です。

感覚に任せるべきところは感覚に任せた方が上手くいきます。

一歩進んだハイブリッドなダブル後衛

ベーシックなダブル後衛から一歩進んだハイブリッドなダブル後衛ができれば理想です。

「後衛でもネットプレーができる、オールラウンドなプレーを目指す」ということです。

ダブル後衛の弱点を積極的にカバーできる

ダブル後衛のデメリットとして「攻撃力が低い」ことや「決定打がない」ことがありました。

■ハイブリッド・ダブル後衛

ハイボレー・スマッシュ:ストロークで相手を崩し、チャンスで前に詰めてポイント

・ストローク・ボレー・スマッシュは全て「ボールに合わせる感覚」が共通

ダブル後衛を基本の陣形としながら、相手陣形が崩れた時には前に詰めてポイントする。

「ローボレー」「ハイボレー」「スマッシュ」などの技術を磨きましょう。

ネットプレーはダブル後衛のデメリットを積極的にカバーできます。

またショートボールを打たれた後の対応としてもネットプレーは有効です。

ボレー・スマッシュはストロークは同じ!

「自分はずっと後衛だからとプレーは苦手で…」という声もあるかもしれません。

そこでネットプレーの基本的な技術論を解説…と言いたいところですが、これはすでに触れています。

ストロークとボレー・スマッシュは本質的には同じものだからです。

ソフトテニス技術の本質

・ソフトテニスの技術=ボールに合わせたスイング

「ボールへの集中」×「反復練習」=「ボールコントロール感覚」

始めにストローク技術の本質は「感覚」であり「ボールに集中する」ことで磨かれていくと説明しました。

ボールコントロールの感覚はストロークだけでなくボレーやスマッシュにも通じます。

 

ソフトテニスの全てのショットは「ボールを打つ」という点では共通。

「ボールに合ったスイングをする感覚を磨くことで上達する」とまとめられるからです。

 

ボレーもスマッシュもボールに集中して繰り返すことで脳は自然に学習します。

自転車に乗るように運動は繰り返しによって何となくできるようになっていくものです。

ボールをよく見て打つ。打った後のボールにも集中する。

何となくでいいので気楽に続けてみてください。

フォームを一つ一つ考えることは体の動きの妨げになります。

ボールに集中する感じがつかめると、体が無意識に動き出し、心地よいインパクトとともにボールが勝手に狙い通りに飛んでいくようになっていきます。

 

Point

・ダブル後衛はベースラインプレーヤーが2人いるため守備に優れている

・相手後衛と2人で勝負して先に崩す展開が理想的

「ローボレー」ハイボレー」「スマッシュ」を身に付けておくと攻めやすい

参考:フォーム『限定解除』!ソフトテニスで別次元のプレーを生む身体メカニズムを解明!

まとめ

●ストローク技術の本質は反復練習で磨かれる「感覚」

●ソフトテニスの戦術は「ゲーム経験」をベースにした直観が大切

●ダブル後衛の2つのメリット

 ①前衛パッシングを打たれない

 ②ロブを打たれても走る必要がない

●ダブル後衛の2つのデメリット

 ①攻撃力が低い(決定打がない)

 ②相手がミドルやショートに打ちやすい

●ハイボレー・スマッシュなどのネットプレーができると理想的

全てのショットはボールに集中することで効率的に上達する

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