【ソフトテニス】試合でチームの力が発揮できる応援とは?

2020年2月18日


今回は、ソフトテニスの団体戦などで力が出せる「応援」について考えてみたいと思います。

ソフトテニスは、選手・応援ともに声を出す場面が多いスポーツです。

近年ではプレーヤーも応援も、マナーが見直される傾向が見られます。

ソフトテニスの応援で、心がけることは何でしょうか?

 

ソフトテニスの応援での心構え

ソフトテニスの応援でのポイントは2つ。

キーワードは「フェアプレー」「エフィカシー」の2つです。

 

フェアプレーについて

まずは「フェアプレー」について考えていきましょう。

 

フェア=fair」は、日本語では「公平・公正・平等」などの言葉に近い意味です。

卑怯なことはせず、正々堂々とした態度や行動を取ることだと言えそうです。

 

フェアネスの精神はあらゆるスポーツの根底にあるものです。

ソフトテニスのゲームで言えば、自分側、相手側の両プレーヤーがいて、互いにルールに則ってプレーを行います。

そして第三者である審判がそのプレーを判断します。

 

自分がいて、相手がいて、ルールに則って第三者がジャッジする。

これは「裁判」にも似た図式です。ソフトテニス以外のスポーツでも基本は同じ。

そもそも「審判」「ジャッジ」などの言葉が、裁判官や判決を表す言葉でもあります。

 

つまり、スポーツの形式そのものに「フェアネス=公平・公正・平等」の精神が組み込まれているのです。

競技に関わらず、スポーツは本来フェアプレーであることが前提にあります。

スポーツの応援もまた、フェアネスの精神に適うものであるべきでしょう。

 

エフィカシーについて

続いて「エフィカシー」について理解していきましょう。

 

「エフィカシー」「自己評価」です。

より正確に言えば、「自己能力に対する自己評価」のこと。

 

自分はどういう人間か。

自分にはなにができるか。

 

このような、自分に対して持っている自己イメージのことです。

 

スポーツのパフォーマンスには高いエフィカシー=自己評価が極めて重要です。

なぜなら、人間はエフィカシーに応じた成果しか上げられないと考えられるからです。

 

自己評価が高ければ、高い成果を上げられる。

自己評価が低ければ、低い成果しか上げられない。

 

試合で良いプレーをするには、エフィカシーを上げること。

エフィカシーが上がれば、脳内の自己イメージに相応しいプレーが自然と引き出されます。

 

チームという単位で見れば、お互いのエフィカシーを高めあえる関係が理想です。

集団におけるエフィカシーを「コレクティブ・エフィカシー」と呼びます。

お互いを肯定し合い、集団内で自己評価を高め合えば、現実のチームのパフォーマンスが上がります。

 

ソフトテニスの応援では、「選手のエフィカシーを上げること」、「チームのコレクティブ・エフィカシーを上げること」を意識しましょう。

 

参考:ソフトテニスで「上達する」「試合で勝つ」より重要なこととは?

 

ソフトテニスの試合の応援でのポイント

ソフトテニスの応援について「フェアプレー」「エフィカシー」の2点をご説明しました。

ここからは、応援で行う具体的なポイントを確認していきましょう。

応援のポイントは以下の2つです。

 

①ポジティブな言葉を使う(肯定形を使う)

②相手のプレーを妨げない

 

以下で順番に確認していきましょう。

 

①ポジティブな言葉で応援する(肯定形を使う)

応援には、ポジティブな言葉だけを使うようにします。

肯定的な言葉での応援は、エフィカシーに関わるポイントです。

 

エフィカシーが高いほど、パフォーマンスが上がるのでした。

「自分にはできる!」と確信されていれば、現実のプレーも良くなります。

脳は体の司令塔の役割を担っているからです。

 

チームにおける応援とは、プレーヤーや周囲のメンバーのエフィカシーを上げるものが望まれます。

以下のような声掛けは行わないように注意しましょう。

 

「ネットしないように!」

「焦らずにいこう!」

 

一見問題のない応援に見えますが、脳(無意識)は「~ない」という否定形を理解しません。

上の言葉だと「ネット」「焦る」というイメージを想起させることになります。

 

そこでこのような、ポジティブな言葉を使いましょう。

 

「大きく打とう!」

「リラックス。落ち着いていこう!」

 

肯定的な言葉からは、プラスのイメージが自然と喚起されます。

プレーヤーは次のプレーに集中しやすくなるでしょう。

 

ペアや自分との対話も同じです。

「狙いは合ってたよ」とできていたところに目を向ける。

あるいは「次はできる!」と次のプレーについてポジティブなイメージを作ります。

 

②相手のプレーを妨げない

こちらは主にフェアプレーに関わるものですが、実はエフィカシーにも関わります。

スポーツはルールに則って、お互いの最高のプレーをした上で、その判断は審判に委ねられます。

これはチーム単位でも同じで、自分サイドと相手サイドを対等なものとして扱うフェアネスの精神が求められます。

 

プレーヤー自身が相手のプレーを不正に妨げることはもちろん、周囲の人間がプレーを妨げることもまた許されません。

相手のミスを望むチームの態度は「実力では自分たちは勝てない」というエフィカシーを作ります。

エフィカシーを下げれば、結果として自分たちのプレーのレベルを下げることになります。

 

参考:ダブルフォルトで喜ぶのをやめればソフトテニスの試合で勝てる!

 

まとめ

●応援で意識したいのは「フェアネス」「エフィカシー」の2つ

●スポーツは、競技に関わらずフェアネスの精神が通底している

●エフィカシーは自己能力の自己評価のことで、高いほど能力が上がる

●応援のポイント

①ポジティブな言葉を使う(肯定形を使う)

②相手のプレーを妨げない

●各プレーヤーが肯定的なイメージを持ち、心地よくプレーができるように心がける