【テニス】全ショットのフォームの悩みを解消する方法!

【テニス】全ショットのフォームの悩みを解消する方法!

本記事では、テニスの悩みを一挙に解消する方法をご紹介します。

皆さんは、このような悩みをお持ちではありませんか?

「バックハンドの打ち方が分からない」

「スマッシュが上手く打てない」

これらはシンプルな方法で解消することができます。

テニスの悩みを解消する方法

テニスの悩みを解決するのは簡単です。

その方法は「悩むのをやめること」です。

「悩むのをやめても上手くなれないし、そもそもやめられるものではない」。

このように考えるのが一般的かもしれません。

しかし悩みの正体について見つめ直してみると、悩むのをやめる、というのも納得できると思います。

「悩み」とはなにか?

では悩みとはなんでしょうか?

悩みとは自分の心が生み出した幻想です。

ここでは「問題」と「悩み」は違うものだと考えます。

問題というとネガティブなイメージもありますが、解決したい事柄=「課題」と同じような意味として捉えてください。

 

テニスの例で言えば、バックハンドが上手く打てないことは自分に実際に起こっている「問題」です。

バックハンドが苦手なことについて「どうしてバックハンドが打てないのだろう…」と気にするのは実態のない「悩み」です。

バックハンドが打てないことと、それを気にすることはイコールではありません。

 

赤ちゃんはバックハンドどころかラケットを握ることすら難しいですが、それについて悩んだりしません。

赤ちゃんの場合、目の前で起きている世界以外について考えを巡らせることができないからです。

「悩み」から離れる

私たちが悩むのは、「今この瞬間」以外の「どこか」を想像し考えることができるからです。

「今この瞬間」だけに意識を向けると悩みから一度離れることができます。

今この瞬間を徹底的に見つめることで、過去への後悔や未来への不安などの心の働きから離れることができます。

 

バックハンドが上手くなりたければ、そのための最善の行動を行えばよくて、思い悩むことはかえって上達の妨げになります。

このことはサーブ、ストローク、スマッシュなど、テニスのプレーについて共通して言えることです。

 

テニスが上手くなりたいのに「悩むのをやめましょう」というのでは納得できない部分もあるかと思います。

ですがある種目で世界No.1のアスリートであっても、全てのプレーが完璧で、全ての試合に勝ち続ける訳ではありません。

人間はどのような「いまここ」にも「ここではないどこか」を夢想することができます。

どれほど成長し何を手に入れても「もっともっと」とその外側と自分を引き比べ、不満を募らせる可能性があるということです。

 

自分のプレーを改善させる取り組みはしつつも、自分のベストを尽くした結果を受け入れ、それについて思い悩むことはしない。

このような態度は現在のプレーのレベルに関わらず必要なものだと思います。

人間の3つの悩みとは?

私たち人間は生まれてから様々な悩みを抱くものです。

様々なとは言うものの、実は人の悩みのほとんどは「お金」「健康」「人間関係」の3つだと言われています。

3つのうち最も人が思い悩むものが人間関係だろうと思います。

 

テストの点数やスポーツの勝敗が気になることも、突き詰めれば人間関係が根底にあります。

テストの点数は、自分以外の人からの評価や比較がなければただの数字です。

ここで人間関係を改善する方法を提示するのは難しいのですが、相手が目の前にいない時にまで、想像の中で悩まないように気を付けた方がいいかもしれません。

参考:試合で別格の強さを誇る「ソフトテニス・ネイティブ」になる練習法!

テニスの問題を解決する方法

ここまでの内容はテニスの問題を解決しようとするのではなく、自分自身の心が生み出す悩みを解消するというアプローチをご紹介しました。

ここからは実際にテニスの技術を向上させる方法をご紹介します。

心の中にある「悩み」の解消ではなく、現実の「問題」の解決というアプローチです。

テニスの問題を解決する

テニスにおける問題解決と言えば「上手くなること」「試合に勝つこと」が中心だろうと思います。

テニス上達は本サイトの中心テーマの一つであり、他の記事とも重複するところもありますが、改めてその方法を見てみましょう。

 

テニスの技術向上の基本は「ボールに集中する」ことです。

テニスの場合は集中が「悩むことをやめること」と「問題を解決すること」の重なりと言えるでしょう。

ボールに集中することが「余計なことを気にしない+ソフトテニスの技術向上」の両方を同時に満たすからです。

ボールに集中することは、「今この瞬間」のラリーに意識を向けることに他なりません。

「ミスをしたらどうしよう…」とか「○○は苦手だ…」のような悩みや不安から自然と離れることができます。

また集中して雑念が少なくなっているときには、脳が効率よく物事を学習していきます。ソフトテニスが上手くなりやすいということです。

 

捕捉しますと脳は「~しない」という否定形を理解しません。

心理学の有名な言葉(実験)に「シロクマのことだけは考えるな!」というものがあります。

否定形で言葉にされると、私たちはシロクマに対してむしろ強く意識を向けてしまいます。

つまり「悩まない」という意識では、実際に「悩む」ことをやめるのは難しい。

どうすれば良いのかというと、悩み以外の対象に意識を向けることで結果的に悩みから離れます。

テニスと人間関係

前章で人間の悩みには人間関係が大きいことに触れました。

テニスでも技術の悩みの他に、部内での人間関係などが気になるものです。

そもそも「レギュラーになりたい」「試合で勝ちたい」というのも、自分の技能だけでなく、他人との比較の要素が入っています

競争そのものを否定するわけではありませんが、他人との比較にとらわれ過ぎない方が賢明です。

 

一つお薦めするとすれば「課題の分離」という考え方が挙げられます。「これは誰の課題なのか?」というように物事を整理します。

自分の課題は自分で向き合い、他の人に安易に踏み込まれないようにします。

反対に他人の課題については自分が踏み込まないようにします。

自分の課題と向き合うことで自立した精神が培われますし、他者の課題を見守ることで相手を尊重することにもなります。

参考:「ゾーン」への扉が開く!?ソフトテニス上達の1つ目のポイントを徹底分析!

参考:【無敵のメンタル】ソフトテニスの試合で勝つ「メンタル・トレーニング」

終わりに

今回解説した「問題」と「悩み」を分けて考える方法は、日常のあらゆる面についても同じことが言えます。

テニスの場合、プレー中に余計なことを考えないということは「ボールに集中する」ということによって達成されます。

日常の悩みであれば、「今この瞬間に意識を向ける」という方法で悩みから離れて心を落ち着けることができます。

今の自分の呼吸に意識を向けたり、今の自分の体の動きに意識を向けたりすると、それ以外の考えから離れることができます。

 

人間が悩むのは今この瞬間以外のどこか遠くを想像することができるからです。

今この瞬間に意識を向ければ、過去のことや未来のこと、その他自分の心が生み出す思考から離れ、ニュートラルな状態を作ることができます。

 

テニスでボールに集中するのも同じことです。

「今この瞬間のプレーに集中する」ことでより速く上達することができ、また試合で自分の力を出し切ることができます。

今この瞬間のプレー以外のことに意識が向いていると、今目の前にあるボールを正確に打つことはできません。

 

悩みは自分が生み出した幻想。

今この瞬間に意識を向ければ悩みは消える。

このことを実感してみてください。

まとめ

「問題」と「悩み」は違うもの

悩みは自分の心が生み出した幻想→悩まなければ悩みは消える

●悩まないようにするには、別の対象に意識をむける

●テニスは「ボールに集中」すれば、悩みから離れると同時に上達が加速する

●日常の悩みを解消するには今この瞬間に意識を向ける

「課題の分離」を心がける

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