ソフトテニスは「リバウンド」で上手くなる!?脳科学で分かる練習法!

2020年4月1日


今回は、「リバウンド」からソフトテニスの上達方法を考えています。

日常に起きる出来事を例にして考えると、実感が伴うために、理論をしっかりと理解できます。

ソフトテニスの「技術」や「メンタル」の理論は、頭で考えるだけでは掴みにくい部分もあります。

誰もが理解しやすい例と繋げることで、ソフトテニスがより深く分かります。

 

ソフトテニス上達に役立つリバウンドの仕組み

リバウンドは「ダイエットを行って痩せた後に元の体型に戻ること」を意味します。

リバウンドが起こる原因として一般に言われるのは「ダイエットをした時に筋肉量も下がり、基礎代謝が小さくなる」というものでしょう。

こちらも原因の一つだとは思いますが、筋肉の量が少なくても太らない人がいることを考えると、説明がつかないところがあります。

実はリバウンドの本当の原因は「脳」にあるという見方があります。

 

心のホメオスタシスが元の自分を維持する

人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)と呼ばれる働きが備わっており、無意識にあるべき心地よい空間(コンフォートゾーン)を維持します。

ホメオスタシスはもともと体温の調節などの生体に対する用語ですが、ここでは心理的なホメオスタシスの意味で用いています。

 

このホメオスタシスの働きによって、ダイエットを行っても元の体型に戻るリバウンドが起きると考えられます。

元の体型を「あるべき心地よい空間」とは本人は思っていないことでしょう。

しかし、本能レベルでは昨日まで生きられた体型を維持する方が快適だと感じられています。

ホメオスタシスによって脳内の現状が維持されるのは、本人も気が付かない、無意識の自動的な働きです。

脳内のイメージに反して痩せると、無意識が「ストレスで食べ過ぎてしまう」「頑張り過ぎは良くない」などの理由を作り出し、元の体型へと引き戻します。

 

ホメオスタシスはナチュラルなモチベーション

ホメオスタシスによって快適な空間に移行するとき、努力という感覚すらなく自然と動きます。

反対に快適な空間から無理に離れようとすると、自分の無意識から抵抗を受けます。

勉強を「しなければならない」と思っていると、「本当はしたくない」という無意識の働きによって、急に掃除を始めたり漫画を読み始めたりします。

好きなYouTubeやゲームなどに対しては、頑張っても進まない、などということは起こりません。

人間が高いモチベーションで創造性を発揮するのは、自分が「したい」と感じながら、自己イメージに適う行動を取る時です。

 

参考:ソフトテニスが上手くなるために理解するべき「クリエイティブ・アボイダンス」とは?

 

リバウンドから考えるソフトテニス上達法

ソフトテニスが上手くなるためには、ダイエットの時の「頑張る感じ」ではなく、リバウンドの時の「ついやってしまう感じ」が大事です。

好きなことをしている時には「頑張る」という感覚は必要がありません。

 

「気が付いたらいつの間にかやってしまう…」

このような感覚の時にこそ、人間は知識や技術を効率よく獲得していきます。

 

ホメオスタシスを味方に付けるソフトテニス上達法

リバウンドで元の体型に戻る時のように「ソフトテニスがつい上手くなってしまう」。

このような感覚になれるなら理想的だと思いますよね?

そのための方法は、先ほどまで説明していたホメオスタシスの働きを逆向きに利用することです。

 

人間の脳は本人にとって良いか悪いかではなく、無意識が快適だと思っている空間を維持するのでした。

この現状維持の働きによって、本人は上手くなりたいと思っていても、脳は現状を維持します。

頑張って練習して上手うなろうとすると、調子を落としたりして元の状態に戻ったりします。

 

ではソフトテニスが上手い自分が「あるべき心地よい空間」=「コンフォートゾーン」だとしたら、どうでしょうか?

本人が必死に行動しなくても、ホメオスタシスが強力な力で目標の実現をバックアップします。

ホメオスタシスを味方につけるソフトテニスの上達法は、「ソフトテニスが上手い自分を現状として認識する」ことで可能になります。

 

ソフトテニスが上手い自分を「コンフォートゾーン」にする

コンフォートゾーンを移動させホメオスタシスを起動するには、目標達成のイメージを脳に刷り込みます。

イメージの3つの要素である「ワード・ピクチャー・エモーション」=「言葉・映像・情動」によって、臨場感豊かに理想の自分を思い描きます。

 

・試合で優勝して誇らしい感じ

・最高のプレーをして爽快な感じ

 

五感と感情をミックスして鮮やかなイメージを繰り返し体験することで、脳内のあるべき現状を書き換えていきます。

 

「ソフトテニスが上手い自分」が脳内であるべき現状として認識されると、ホメオスタシスは自動的にイメージを実現する道を選びます。

この時、もはや努力や頑張るといった感覚は必要がありません。

「つい食べ物を食べてしまう」という感覚と同じく、「ついソフトテニスが上手くなってしまう」という状態です。

 

コンフォートゾーンをずらせば、ソフトテニス上達に必要な情報も自然に目に入ります。

脳には情報の取捨選択をしているRAS(ラス)と呼ばれるフィルター機能があります。

ラスの働きによって、人間は自分にとって重要な情報を選択しています。

 

「既に目標を達成しているイメージの中の現状」「物理的な現状」との間にギャップを引き起こせば、脳は違和感を感じ、それを解消しようとします。

ホメオスタシスによる目標達成は、ソフトテニスに限らず、どの分野にも活用できるメソッドです。

 

参考:ソフトテニスが756倍上手くなる上達法とは!?

参考:時間を味方につける!ソフトテニスが上手くなる「超時間術」!

 

まとめ

●リバウンドは、ダイエットをして痩せた後に元の体型に戻ること

●人間はホメオスタシス(恒常性維持機能)によって、あるべき快適な空間を自動的に維持する

●理想のソフトテニスプレーヤである自分が脳内の現状として認識されれば「ついソフトテニスが上手くなる状態」が作られる

●目標達成した状態を脳内に刷り込む3つのポイント「ワード・ピクチャー・エモーション」=「言葉・映像・情動」を利用する