本記事ではソフトテニスのイメージトレーニングについて、少し角度を変えて解説していきます。
別の記事でもイメージトレーニングの効果については触れており、それらは主に「一流選手の体の動き」を学ぶことを目的とした方法です。
本稿では「一流選手の戦術をトレースする方法」をメインテーマに考えていきたいと思います。
ソフトテニス上達のコツ「イメージトレーニング」の方法
ソフトテニスが上手くなるためにはイメージトレーニングは有効な手段です。
現実には体を動かさないイメージトレーニングがなぜ有効なのでしょうか?
それは、脳は現実と想像を区別していないからです。
頭の中で思い描いたこと=イメージが物理的な身体に影響を与えていることは、プラシーボ効果(偽薬効果)などからも明らかです。
そこでソフトテニスの上達には「イメージトレーニング」を行うことが重要になります。
イメージの世界で起きていることに臨場感を感じれば、現実のパフォーマンスが上がります。
「動きをコピーする」イメージトレーニング
「一流選手の動きをコピーする」イメージトレーニングの方法は以下の2つ。
①ソフトテニス上級者のプレーを繰り返し見る
②自分が理想のプレーをしているところをリアルにイメージする
イメージトレーニングでは試合全体を見るのではなく、選手の「動き」を見ます。
上記の2つの方法がイメージトレーニングの基本です。
今回のメインテーマは戦術面でのイメージトレーニングですが、上の2つの方法だけでも十分に効果があります。
他人の動きを見ることで、脳は自分がその動作を行っているかのように活性化する働きがあります。
一流選手の動きを見るとそのプレーを脳内で仮想的に体験することができるのです。
イメージの上では自由にプレーを想像することができ、そのイメージは現実のプレーに影響を与える。
これがスポーツにおけるイメージの強みです。
選手の動きを眺める方法でも試合展開は目に入っていますから、戦術面にもプラスの効果はあるでしょう。
一方、以下で紹介している発展形はより積極的戦術を脳内にトレースする方法です。
「戦術をコピーする」イメージトレーニング
それではここからイメージトレーニングの発展形を解説していきます。
選手の動きだけでなく「試合展開=戦術を積極的に学べる」イメージトレーニングです。