ソフトテニス上達に欠かせない脳の中の「鏡」とは?

2020年2月9日


今回は、ソフトテニス上達のために重要な脳の仕組みを解説しています。

スポーツが上手くなるためにはイメージトレーニングが効果的。

ソフトテニスでも、前衛・後衛の区別なくイメージの働きによって上達は加速します。

ソフトテニスのイメージトレーニングに関係している、脳の中の鏡とは何でしょうか?

 

ミラーニューロンを活用すればソフトテニスが上手くなる

ソフトテニス上達の脳の仕組みを理解していきましょう。

本章のポイントはこちらです。

 

Point

・イメージトレーニングはソフトテニス上達のために極めて大切

・脳にはミラーニューロンと呼ばれる働きがある

・ミラーニューロンは、他人の動作を見るだけで自分がそれを行っているように活性化する

 

ソフトテニスに限らず、スポーツなどが上手くなるためには上級者の動きを見ることが大切です。

実はこれは体を動かす場合だけではなく、勉強でも同じです。

優秀な人間と時間を共有することで、その人の知識や思考を写し取るように自分のレベルが上がります。

 

スポーツは上級者の動きを見るだけでも上達します。

動きを見る時に押さえておきたいのが「ミラーニューロン」と呼ばれるものです。

ミラー=鏡、ニューロン=脳神経細胞の意味です。

 

ミラーニューロンとはその名の通り「他の人がしている動作を、まるで自分自身がその動作をしているように感じとって活性化する脳神経」のことです。

つまり、他人の動きを鏡のように写し取って学習する機能を持っているのです。

 

ミラーニューロンによる学習が優れているのは以下の2点です。

 

①自動的に学習すること

②学ぶ相手のレベルを問わないこと

 

2つの点について詳しく見ていきましょう。

 

①自動的に学習すること

ミラーニューロンによる学習は無意識の自動的な働きで、楽に行うことができます。

「学ぼう」と意識して行う必要はなく、脳内で学習が自動的に行われます。

 

現に、気が付かないところでミラーニューロンは人間の学習に大きく貢献しています。

 

人間が身につけることは、自分で意識して身につけた知識や習慣だけではありません。

周囲の人の動きや言葉を観察し、自分の中に自然と写し取っていることがよくあります。

 

・二足で立ち上がること、歩くこと

・言葉を理解して話すこと

・常識などの社会性を身に付けること

 

自ら意識して学んだ部分もあるとは思いますが、基本的には他者の振る舞いを真似て自然と身に付くものです。

見て学ぶということが、実際に私たちの生活を大きく支えています。

本人が「ミラーニューロンの働きを使って周囲の人間から学習しよう」と意識しているか否かは関係がありません。

 

②学ぶ相手のレベルを問わないこと

ミラーニューロンの働きで優れている点の2つ目は、ミラーリングする対象のレベルを問わないことです。

 

ミラーニューロンは「見ている人」「一緒にいる人」に同調し、自然と学び取る働いです。

相手がある分野でハイレベルな人物であれば、そのレベルに合わせた学習が行われます。

優れた人物から見て学ぶだけで、その分自分も成長していくことができるのです。

 

スポーツであれば、上手い人の動きを見るとその分自分も上手くなります。

イメージの世界には限界がありません。

自分が最高のイメージを作るために、誰からでも自由に学ぶことができます。

 

それ程に強力な働きであるなら、意識的に活用するほうがいいでしょう。

次はソフトテニスでミラーニューロンによる学習効果を最大化する方法を考えていきましょう。

 

参考:時間を味方につける!ソフトテニスが上達する「超時間術」!

 

ソフトテニスにミラーニューロンを最大限活かすには?

人の動きを見るだけで自分がその動作を行っているように脳は活性化する、ミラーニューロン。

この働きによって、スポーツが見るだけでも上達していきます。

 

Point

・ソフトテニスが上手い人のプレーを見ると、自動的にミラーリングが行われる

・ソフトテニス上級者の動きを見るだけで、脳内ではそのプレーが仮想体験されている

・イメージの世界は物理的な制約がないが、現実に影響を与える

 

イメージトレーニングは、ソフトテニスが上手くなるための一つの鍵となります。

 

・イメージの世界には物理的な制約がなく、自由に思い描くことができる

・臨場感のあるイメージは現実に影響を与える

 

現実に体を動かして練習することも大切ですが、イメージの重要性はそれ以上でしょう。

イメージトレーニングによる練習の効果が、現実の練習以上に高かったという実験結果もあります。

想像の上ではどんなプレーでも可能で、臨場感のあるイメージに人は同調します。

見ているイメージを脳は自動的にミラーリングするため、プレーを意識的に真似しようとする必要すらありません。

 

現実に体を動かしていないのにソフトテニスが上手くなると言うと、違和感があるかもしれません。

脳は現実とイメージを区別しておらず、人間にとっては臨場感を感じている世界が「現実」です。

イメージが現実に影響を与える身近な例を挙げてみます。

 

・ホラー映画を見て恐怖で心拍数が上がる

・小説に感動して涙を流す

・レモンを食べるところを想像するとだ液が出る

 

いずれの場合も物理空間では何も起きていません。

しかしリアリティのある映像やイメージは、現実の体に確かな影響を与えます。

このイメージの力をソフトテニス上達に使いましょう。

 

イメージトレーニングの方法は主に2つです。

 

①ソフトテニス上級者の動きを見る

②自分の理想的なプレーをリアルにイメージする

 

イメージトレーニングの方法の1つは、ソフトテニス上級者の動きを見ることです。

ソフトテニスが上手い人のプレーを見るだけで、自分がそれを行っているかのように脳は活性化します。

トッププレーヤーたちの動きが脳内空間で仮想体験されている状態です。

現実に今行っていないプレーでも、見ることによってコピーすることができます。

 

トッププレーヤーの動きでイメージが掴めたら、今度は自分のプレーのイメージトレーニングも行いましょう。

先にソフトテニス上級者の動きを見ておくことで、プレーのイメージがよりリアルになります。

 

 

見ている「視覚情報」も、頭の中で思い描く「イメージ」も、脳内で映し出された映像には違いありません。

イメージ上の身体運用に対してミラーニューロンを活性化してシミュレーションを行います。

 

スポーツが上手い人の動きを繰り返し見ると、その動きが脳内で体感されてイメージが作られます。

現実の自分の体の動きは、自然と思い描いたイメージへと近づきます。

反対に理想のイメージが作られていなければ、体を動かして練習を行っても脳は目指すものがない状態になります。

 

未来の目的地がなければそこに向かうための道筋も見えませんし、行動も起こりません。

まず上級者の動きを見て、自分の理想のプレーのイメージを鮮明に思い描きます。

そうするとミラーニューロンが働き、ソフトテニスの上達が加速します。

 

イメージトレーニングにお薦めの動画をまとめています。

参考:ソフトテニス動画まとめ!イメージトレーニング【男子後衛編】

参考:ソフトテニス動画まとめ!イメージトレーニング【女子後衛編】

 

まとめ

●ミラーニューロン=他人行っている動作を見て、それを自分が体験しているように活性化する脳神経の働き

●ソフトテニス上級者のプレーを見ると、自分がそのプレーをしているように脳は学習してれる

●脳は現実とイメージを区別しない

●イメージの世界には物理的な制約がないが、臨場感があると現実に影響を与える

●ソフトテニスの理想のプレーを鮮明に思い描くことで、現実のプレーがイメージへと近づく