本記事では「時間」という観点から、ソフトテニスのフォームを考察してみたいと思います。
ソフトテニスと時間の関係、と言うとピンとこないかもしれません。
ですがご存知の通り、私たちは日常生活の中で絶えず時間を気にしながら行動しています。
長期的なスパンで見ても、過去に起きたことや未来の計画など、時間は私たちの行動と深く関わっています。
普段意識をしていないだけで、ソフトテニスのプレーにも時間は関係しています。
時間を正しく認識することで、ソフトテニスの技術や戦術もクリアに理解することができるでしょう。
時間からひも解くソフトテニスのフォームの真実とは?
時間についての常識をひっくり返すことでスポーツでのパフォーマンスを高めることができます。
ソフトテニス上達の前提となる時間観
この記事を読む間だけでもいいので「時間は未来から過去に流れる」と考えてみてください。
一般的には「時間は過去から未来へ流れる」と思われがちですが、逆転して捉えてみましょう。
実際、時間は未来から過去へと流れると捉えた方が、日常の感覚にも馴染むものです。
1日経つと今日は昨日になり、明日は今日になる。
人間自身は今日という日から動きません。
明日→今日→昨日
このように、時間が流れることで明日だった日が今日へと流れてきます。
そして今日だった時間は、昨日へと流れ去っていきます。
この関係を現在、過去、未来という3つの時間に置き換えてみましょう。
未来→現在→過去
人間は現在という時間から動きません。
時間が流れて来て、また流れ去っていきます。
つまり、時間は未来から流れて来て現在になり、現在の時間は流れて行って過去になる、ということが分かります。
「時間は未来から流れる」という考え方で言えば、過去は時間が経つほど現在から離れていくものだということになります。
未来はこれから訪れて現在となる時間です。
ソフトテニスのフォームを考える際にも、「未来→現在→過去」という時間の流れで捉えるといいでしょう。
時間の流れとフォームには一見関係がないように思われますが、人の動きは時間の流れと密接に関係しています。
例えば、ラケットのスイングを動画撮影して、「一時停止ボタン」を押したとします。
映像の中で時間が再生されなければ、スイングは止まってしまいます。
時間が流れていくことで始めてソフトテニスのプレーが可能になる。
そして「未来から過去へと流れる」という自然な流れに逆らわない意識を持つことで、スムーズな動きが可能になります。