より大きなゲシュタルトを作るとソフトテニスは上手くなる!

2020年2月27日

 

今回は、より完成度の高いソフトテニスのプレーを身に付ける方法を解説します。

ソフトテニスのプレーは、切り分けて考えられることが多いでしょう。

前衛、後衛というポジション。

ストローク、ボレー、スマッシュというショット。

実は、これらを統合的に見ることがハイレベルなプレーに繋がります。

 

ソフトテニス上達に関わるゲシュタルトとは?

「ゲシュタルト」とは、統合された全体像のことを意味します。

ゲシュタルトは個々の部分から作られるものですが、部分を足し合わせた合計よりも全体像が大きくなります。

以下で例を挙げて理解していきます。

 

【パズル】

パズルを例に、ゲシュタルトを考えてみましょう。

パズルは個々のピースには描き出されていない絵が、統合されることによって浮かび上がります。

このとき、ピースがそれぞれに繋がり、関係性を持つことで、より大きな全体像が作られます。

 

【人間】

私たち人間を、一つのゲシュタルトと見ることもできるでしょう。

人間は細かく見ると、細胞の集まりです。

しかし細胞同士が結びついた人間という全体は、細胞一つ一つには見られない生命体としての働きがあります。

このように、足し算ではなく掛け算と言われるような、部分と全体の双方向の関係が見られるのがゲシュタルトです。

 

 

ゲシュタルトとソフトテニスの関係については、ソフトテニスが上達する=「ゲシュタルト」を作ること!でも解説しています。

上の記事では、「フォアハンド」「バックハンド」などのショットを、それぞれ結びつきのある部分と見て、全体像を作ることを主題としていました。

本稿ではまた別の角度から、ソフトテニスのゲシュタルトを考えます。

 

ソフトテニスでゲシュタルトが作られるということは、それまでとは全く別のレベルへと飛躍することを意味します。

先ほどの人間の例で言えば、「細胞一つ一つ」「細胞が組み合わさって組成される生命体」のような違いが生まれることになります。

ソフトテニスが一つの切り離されたピースとしてではなく、他のあらゆるものと繋がった、より大きな全体像として描き出せるとすれば、どうでしょうか。

その全体像を見てみたいとは思いませんか?

 

参考:前衛・後衛に共通する「ソフトテニスが上手くなる」ことの本質とは?

 

ゲシュタルトを作りソフトテニスが上手くなるためには?

より大きなゲシュタルトを作るとは、ソフトテニス以外のことを学び、経験して、ソフトテニスと双方向に関係を持たせることです。

別の分野を学ぶことで、ある事柄がより深く理解できるということは、体験的にも分かることかと思います。

 

【社会科のゲシュタルト】

例えば歴史だけを勉強した場合と、地理・歴史・公民を合わせて勉強した場合とでは、大きな違いがあります。

地理と歴史で言えば、ある土地の気候や周辺国との位置関係は、その土地に住む人たちの歴史に深く関わっています。

もちろん、公民分野の政治・経済も、人の歴史や文化と切っても切れない関係にあります。

ある一つの科目で、他の科目を勉強することによってより高度な理解が得られるということになります。

 

ソフトテニスの場合はどうでしょうか?

 

ソフトテニスとマインドフルネス

例えばマインドフルネスを学んで、心身のコントロールが上手くなったとします。

マインドフルネスとは呼吸などに意識を向け、今の自分を見つめることで心を整える方法です。

ソフトテニスの試合では、緊張や焦りがある状態よりも、リラックスしている方が確実に力が出せます。

マインドフルネスの効果で試合中に力が発揮できるのであれば、これはマインドフルネスによってソフトテニスが上手くなっています。

 

ソフトテニスと脳科学・心理学

脳科学や心理学を学べば、人間の学習の仕組みやメンタル・コントロールのヒントになりますから、ソフトテニスの上達に繋がるでしょう。

人間の脳と心の仕組みに合った練習は、ソフトテニスの内側だけでは、なかなか見えてはきません。

 

脳や心というと、自分自身のことですが、考えてみると自分を理解するのは難しいものです。

最先端の脳科学や心理学の知見から学ぶことで、スポーツのパフォーマンス向上が期待できます。

ソフトテニスの理論や実践も、脳と心の仕組みを学ぶことで改良することができるでしょう。

 

ソフトテニスとコミュニケーション

人とのコミュニケーションと関連付けることで、ソフトテニスを理解することもできます。

 

コミュニケーションは型通りに行っても円滑には進みません。

マニュアル通りの模範的な言葉や態度を取っても、その場の状況に合っていなければ、上手なコミュニケーションとは言い難いでしょう。

 

ソフトテニスも、どんなに速く正確なボールが打てても、それが相手の予想通りで捕まってしまった場合には、ナイスボールとは言えません。

形ではなく状況に応じた適切な対応力が大切だということが、日常のコミュニケーションから得た体感を通じて理解することが可能です。

 

 

上に挙げたのはほんの一部の例です。

様々な事柄を自分の中で整理しておくと、他のこととの共通点や関係性が見い出せます。

自分の中で「これはどういうことなのか?」と考えて整理をすることで、物事の本質が理解できるでしょう。

また点がなければ線は繋ぎようがありませんから、興味関心を持って様々なことを学び、経験することも大切です。

 

“Connecting the dots" =「点と点を結ぶこと」。

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏は、スタンフォード大学での卒業式辞の中でこのような言葉を贈りました。

一見無関係だったものが、あるとき相互に意味ある繋がりを持って立ち上がった、自身の体験に基づく言葉でした。

 

ソフトテニスだけに熱中する人がいるとしも、それはそれで良いと思います。

ですが、私たちの生活はソフトテニスをしていない時間の方が長いです。

一見無関係な物事を繋ぎ合わせて全体像を描き出せれば、思わぬ発見や成長が舞い込むかもしれません。

 

参考:ソフトテニスが上手くなる「起爆剤」とは?

参考:ソフトテニスの上達はある日突然?効率的な練習で「ブレイクスルー」を体感しよう!

 

まとめ

●「ゲシュタルト」とは統合された全体像のこと

●ゲシュタルトでは、パズルのよう個々の部分が全体と双方向に繋がり、より大きな全体像を作る

●ソフトテニスはソフトテニス以外のものとの繋がりによって深められる

●点と点が結ばれて線になるとき、より大きな絵が見えるようになる