時間から紐解くソフトテニスのフォームの真実とは?

2020年2月19日

今回は「時間」という観点から、ソフトテニスのフォームを考察してみたいと思います。

ソフトテニスと時間の関係、と言うとピンとこないかもしれません。

ですがご存知の通り、私たちは日常生活の中で絶えず時間を気にしながら行動しています。

長期的なスパンで見ても、過去に起きたことや未来の計画など、時間は私たちの行動と深く関わっています。

普段意識をしていないだけで、ソフトテニスのプレーにも時間は関係しています。

時間を正しく認識することで、ソフトテニスの技術や戦術もクリアに理解することができるでしょう。

 

時間からひも解くソフトテニスのフォームの真実とは?

この記事を読む上での前提があります。

 

・時間は未来から過去へと流れる

・過去は関係がない

・未来に働きかけることが重要

 

以上の3つです。

 

ソフトテニス上達の前提となる時間観

この記事を読む間だけでもいいので、「時間は未来から過去に流れる」と考えてみてください。

一般的には「時間は過去から未来へ流れる」と思われがちですが、逆転して捉えてみましょう。

実際、時間は未来から過去へと流れると捉えた方が、日常の感覚にも馴染むものです。

 

1日経つと今日は昨日になり、明日は今日になる。

人間自身は今日という日から動きません。

 

明日→今日→昨日

 

このように、時間が流れることで明日だった日が今日へと流れてきます。

そして今日だった時間は、昨日へと流れ去っていきます。

 

この関係を現在、過去、未来という3つの時間に置き換えてみましょう。

 

未来→現在→過去

 

人間は現在という時間から動きません。

時間が流れて来て、また流れ去っていきます。

つまり、時間は未来から流れて来て現在になり、現在の時間は流れて行って過去になる、ということが分かります。

 

「時間は未来から流れる」という考え方で言えば、過去は時間が経つほど現在から離れていくものだということになります。

未来はこれから訪れて現在となる時間です。

 

ソフトテニスのフォームを考える際にも、「未来→現在→過去」という時間の流れで捉えるといいでしょう。

時間の流れとフォームには一見関係がないように思われますが、人の動きは時間の流れと密接に関係しています。

 

例えば、ラケットのスイングを動画撮影して、「一時停止ボタン」を押したとします。

映像の中で時間が再生されなければ、スイングは止まってしまいます。

時間が流れていくことで始めてソフトテニスのプレーが可能になる。

そして、「未来から過去へと流れる」という自然な流れに逆らわない意識を持つことで、スムーズな動きが可能になります。

 

人間は未来に向かって行動する

人間は未来にゴールを先に設定することで、ゴールを達成する方法が後から見えてきます。

人間の脳は、未来のイメージに向けて自然と行動を促す性質があります。

未来が原因で、現在が結果と捉えます。

 

「旅行」に行くときのこと例に考えてみましょう。

 

旅行は、あらかじめ移動手段や準備物が分かっている必要はありません。

必要なのは、未来に到達する目的地を設定することです。

先に行き先を設定してしまえば、その場所に到着するための行動は後から引き起こされます。

つまり「未来のゴール」が先にあって、「達成の方法」はゴールを設定すると後から見えてくる。

未来を原因として現在という結果が引き起こされるという捉え方は体感的に分かっていることなのです。

 

未来のゴールを基準に考える方法からすると、過去が原因で現在が決まるという考え方に疑問が生じてきます。

例えば、皆さんはこのような考え方に慣れていませんか?

 

「過去の成績がこうだったから…」

「今の自分の能力がこれくらいだから…」

 

過去に捉われた上記のような考え方では、自分が望む目的地に到達することを妨げるでしょう。

過ぎ去って離れていく過去の出来事を基準に、まだ来ていない未来の可能性を制限してしまいます。

常に始めにゴールがあって、必要な行動が後から促されます。

 

参考:ソフトテニスが上達し試合で勝つための秘訣とは?

 

ソフトテニスのフォームを時間から紐解く

ここまで、時間について基本的な考え方を確認してきました。

ポイントはこちらの2つ。

 

「時間は未来から過去へと流れる」

「未来のゴールを設定すると、現在の行動が引き起こされる」

 

先ほど確認した通り、時間の流れは私たちのあらゆる行動に密接に関わっています。

つまり自覚があるかないかに関わりなく、ソフトテニスのプレーにも時間の流れが関係していると言えるでしょう。

「未来→現在→過去」の時間観をベースに、ソフトテニスのフォームの理論を見ていきましょう。

 

ソフトテニスの「フォームと時間」

ソフトテニスの「フォーム」「ショット」の関係を、時間と結びつけて分析してみましょう。

 

「フォーム」=「体とラケットの動き」

「ショット」=「打ち出されたボールの動き」のことです。

 

一般的な感覚では、「フォームがあるからショットがある」という風に考えますよね。

これを過去と現在の因果関係に当てはめてみると、こうなります。

 

●フォーム(過去)という体の動きが原因で、ショット(未来)という結果が生じる。

→過去が原因で未来の出来事が結果として決まるという時間観に従っています。

 

この原因と結果の関係を逆向きにとらえた方が、ソフトテニスは上達しやすくなります。

つまり「時間が未来から過去へと流れ、未来を原因で過去が結果」という時間観でフォームを観ます。

 

●ショット(未来)というゴールが原因で、フォーム(過去)という手段が結果として生じる。

→「ショットがあるからフォームがある」という捉え方です。

 

後から起きるショットによって先に起きているフォームが決まるというのは、一見すると違和感があるかもしれません。

言い換えればこれは、未来への人間のイメージ=意志が、スイングという現在の行動を引き起こしているともいえるでしょう。

 

言葉にすると難しいようですが、これは先ほどの「旅行」の話と同じことです。

旅行では、未来の目的地があることで始めて現在行うことが見えてきました。

つまり、目的地へと到達するための移動手段を探したり、実際に行動に移したりということが後から決まります。

 

「未来の向かうべきゴールが先にあって、そこに行きつくプロセスは後から決まる」。

これが、人間が物事を成すときの自然な順番になります。

 

ソフトテニスのフォームも、ショットという未来のイメージが先にあるから、現在のスイングという行動が出力されます。

ショット(未来)があるから、そのショットを打つために最適なフォーム(過去)が後から決まる。

 

ショットが原因で、フォームが結果。

時間の因果を逆向きに考えると、自然な時間の流れでプレーをとらえることが可能です。

 

では理想のショットのイメージに向けた最適なフォームは、どうすれば実現できるのでしょうか?

 

ナチュラルなスイングのポイントは「リラックス」と「集中」です。

呼吸を整えて体の力を抜き、ボールだけに集中して、スイングは自然な体の動きに任せます。

 

リラックスした集中状態に入ることで、脳内のショットのイメージと現実の動きがリンクします。

前述の通り、人間は未来のイメージの方向へ自然と進む性質があります。

実際に、脳の想像=イメージする部位と運動を司る部位が強く繋がっていることが確認されています。

 

フォームを意識してショットをコントロールしようとするとどうなるでしょうか?

脳内にあるショットのイメージからズレた動きになってしまいます。

現在の意識の上でフォームをコントロールしようとすると、未来のイメージへと向かう自然なプロセスに乗ることができません。

狙いたいコースに向けた最適なフォームで打つためには、リラックスして体の自然な動きに任せることが大切です。

 

現在のフォームの最適化は、イメージトレーニングを行うとさらに効果的です。

ソフトテニスが上手い人の体の動きを繰り返し見たり、自分が理想のプレーをしているところを繰り返しイメージします。

イメージを作っておけば、実際に体を動かすときには意識する必要はありません。

リラックスしてボールに集中してショットを繰り返すだけで、未来のイメージに向けて現在の体の動きが最適化されます。

 

参考:時間を味方につける!ソフトテニスが上手くなる「超時間術」!

参考:ソフトテニスのフォームの悩みを解決しよう!

 

まとめ

●未来のゴールが先にあって、初めて現在の行動が決まる

●未来が原因で過去が結果だと捉えてみる

●ソフトテニスのプレーは、ショット(未来)が原因でフォーム(過去)が結果と考えると上手くいく

●プレーのポイントは「リラックス」と「集中」

●体の力を抜き、ボールだけに集中して打つことで、理想のイメージと現実の動きがリンクする