脳が最速で学習する!ソフトテニス上達の1つ目のポイント「集中」

2020年5月21日

今回は、ソフトテニス上達の3つのポイントのうち1つ目を解説しています。

ソフトテニスを行っているのは人間で、学習を行うのは脳です。

これは当たり前なことのようで、非常に重要な前提です。

学習を行うのが脳なら、ソフトテニスの上達方法は、脳の仕組みに合った方法になります。

脳の仕組みに合った方法で練習すると、常識では考えられないようなスピードで上達します。

脳科学の成果を活かしたソフトテニス上達法の1つ目のポイントとは何でしょうか?

 

ボールに集中するとソフトテニスが上手くなる

ソフトテニス上達の3つのポイントのうちの1つ目は「ボールに集中すること」

1つ目のポイントを実践するだけでも上達スピードは格段に変わるでしょう。

3つのポイントをバランス良く組み合わせることで相乗効果が生まれ、さらに上達スピードが上がります。

 

Point

・ソフトテニス上達の1つ目のポイントはボールに集中すること

・人間は一点に集中することで脳内の雑念をキャンセルし、学習速度を最大化できる

・ラリー中のボールは毎回変わるため、体の無意識的な反応に身を任せる

・技術の中核であるボールコントロールの感覚が、ボールへの集中状態で磨かれていく

 

ボールに集中することは当然のようですが、多くのソフトテニスプレーヤーができていないことではないでしょうか?

よく見られるのはフォームを意識しながらスイングすることです。

フォームを考える時、目の前のプレーから意識が離れています。

これではベストなスイングができないのも当然のことと言えるでしょう。

 

ソフトテニスが本当に上手くなるための集中力の使い方を理解していきましょう。

 

ソフトテニスの技術と集中

ソフトテニスが上手いとはどのような状態のことでしょうか?

プレーには技術、試合展開、フットワークなどの要素があります。

どれも大切ですが、プレーの本質にあるのは技術でしょう。

 

技術とはボールコントロール能力で、これは狙い通りにボールを打つことができる能力です。

そして、ボールコントロール技術の本質は感覚です。

ラケットでボールを思い通りにコントロールする感覚こそが、ソフトテニスの技術です。

そしてその感覚を磨くために効果的な方法が、ボールに集中することなのです。

 

脳には反復練習によって自動的に学習する働きが備わっています。

小さな子供は繰り返し歩く練習をして二足歩行ができるようになります。

自転車に乗ることができるのも反復練習の賜物です。

これらの技術は簡単に言うと慣れで、一つ一つ意識して覚えた訳ではありません。

物事に繰り返し取り組むことで脳内では神経のネットワークが作られ、感覚が養われます。

 

脳の自発的な学習のスピードを上げるのが集中です。

脳は常に頭蓋骨の中に収まっているため、体から送られてくる情報に頼っています。

ある対象に100%意識が向けられた集中状態では何が起きるでしょうか?

頭の中から雑念がキャンセルされ、対象をよりリアルに感じることができます。

ボールに意識を集中することで脳はプレーへのリアリティを高め、学習速度を最大化します。

 

脳がボールの情報をキャッチする

意のままにボールをコントロールするためには、ボールに合わせたスイングが直観的に行えるように練習します。

ボールに合わせたスイングは、脳がボールの情報を正確にキャッチし、学習することが必要です。

 

ボールに意識を集中することで脳内にボールの情報が正確にインプットされます。

ボールの情報とは、ボールのスピードや回転、角度などのことです。

 

「相手が打って、飛んでくるボール」

「ボールを打つインパクトの瞬間」

「自分が打って、飛んでいくボール」

 

ボールをよく見て、集中状態をキープしましょう。

常に頭の中に収められている脳は、外の世界を体から送られてくる情報に頼って認識しています。

ボールという一点に意識を注ぐことで、自然と脳にボールの情報が送られ、プレーの感覚が養われていきます。

 

 

技術を身に付けると言うと「フォームを覚えること」を連想しがちですが、これでは上手くいきません。

ソフトテニスで狙い通りにショットを打つためには、ボールに合ったスイングが求められます。

しかし、ラリー中に打つボールは毎回変わります。

毎回変わるボールに合わせるためには、毎回違うスイングを正確に行わなければなりません。

 

つまりフォームを覚えるとは、ボールの速度、バウンドの高さ、ボールの回転数などに合わせて、全てを自分で調節することです。

これは人間が意識的に行えることではありません。

しかし現実に、ソフトテニスの上級者はコンスタントに正確なショットを実現します。

それを可能にしているのは反復練習によって身に付く感覚です。

 

ボールの飛び方や打ち方を意識して覚える必要はありません。

自転車のバランスが自然と身に付いたように、脳が動きを勝手に学習してくれます。

自分でフォームを意識して修正しようとすると脳の学習を妨げとなるでしょう。

ボールというただ一点に集中し、雑念をキャンセルすることが上達の近道です。

 

参考:【ソフトテニス×脳科学】サーブ・ボレー・ストローク…コントロール向上の秘策!

 

集中が拓くソフトテニスの世界

ボールに集中することでソフトテニス上達のスピードが加速する。

本章では、集中によって可能になるソフトテニスの可能性を探ります。

 

Point

・集中状態では意識が抑えられ、無意識の膨大な処理能力が起動する

・無意識でのプレーで体は自動的に動き、大量の情報が並列処理される

・ボールへの集中を習慣化し継続すると、ブレイクスルーが訪れる

 

ボールへの集中でプレーヤーが獲得するのは、ボールコントロールの感覚に留まりません。

ここからは脳が秘めた可能性へと踏み込んでいきましょう。

 

集中によって無意識が起動する

集中力を高めるメリットとして、無意識の働きは見逃せません。

ボールに集中し意識の上での思考が静まると、無意識のプレーが可能になります。

 

無意識とは本人が気が付いていない脳の活動を意味します。

例えば、通勤・通学でいつも通っている道は、意識しなくても自然に体が動きます。

意識して「これをこうして…」と考えなくても自動的に処理できるのが無意識の特徴です。

 

また無意識は並列処理に長けています。

意識の上での思考はステップバイステップで進むのが特徴ですが、無意識は大量の情報を同時に処理します。

人間が生きるためには、心臓を動かし、呼吸を行い、瞬きをして、体のバランスを取り…と、常に複数の動作を行う必要があります。

これらを一つ一つ意識して行うのは大変ですし、うっかりし忘れることなどあれば生命に関わるものも含まれています。

そこで本人も気が付かないところで、無意識が自動的に、同時処理を行っています。

 

無意識は自動的に動いて、大量の情報を同時並列的に処理できる。

それだけではなく、直観や創造性とも深い関りがあります。

 

この無意識のパワーがソフトテニスに活かされればどうなるでしょうか?

無意識でのプレーで体は自動的に動き、複数のことを同時に処理しながら、直観が働く状態になります。

 

ソフトテニス上達と学習曲線

脳の仕組みに合った正しい方法で練習を行えば、最短距離での上達が可能です。

しかし効率的な方法でも、効果が現れるまでには一定期間の継続が必要です。

 

ボールに集中することも、始めは効果が感じられなくても気にせずに続けてください。

人間が何かを学ぶときのプロセスは「学習曲線」というS字カーブで表されます。

学習の効果は、時間に比例して現れるのではありません。

現実には効果が感じられない状態が一定期間続き、それを越えて継続することで急激な成長が訪れます。

 

 

ソフトテニスの上達もS字カーブを描きます。

効率の低い方法だと継続しても上達は困難ですが、効率の高い方法でも短期間では効果が実感できません。

ボールに集中することも、始めは効果が実感できない期間があるはずです。

 

本人には上達が実感できなくても脳内ではデータが集められ、学習は進んでいます。

自転車に乗れない頃は、本人にはとても乗れそうに感じられないものですが、繰り返すとあるとき感覚が掴めます。

ソフトテニスも練習を継続し、閾値を越えた瞬間に劇的に成長します。

効率の良い方法を継続することが、ソフトテニス上達の原則です。

 

終わりに

以上、ソフトテニス上達の1つ目のポイントである「集中」について解説しました。

「ボールに集中するだけでここまで変わるのか?」と思われるかもしれません。

 

しかし集中状態でのハイパフォーマンスは誰もが既に経験しています。

例えば、好きなゲームや漫画に熱中している時間を考えてみてください。

ある対象に没入すると、圧倒的な学習効率で知識は記憶され、技術が身に付きます。

 

誰にでも備わっている「集中力」を自在にコントロールすること。

これがソフトテニス上達に最も重要なポイントです。

プレー中の集中力を上げれば、好きなゲームや漫画に熱中している時のように、脳が最高の働きを披露します。

ソフトテニスのプレーにおいて脳のナチュラルな学習機能が働き始めます。

 

「ボールに集中」という言葉をプレーのキーワードとして、集中した意識状態を習慣化しましょう。

これを実践するだけで脳が自動的かつ高速で学習し、ソフトテニスの上達が加速します。

 

参考:なぜボールに集中するとソフトテニスは上達するのか?

参考:脳機能が理想のプレーを実現!フトテニス上達の2つ目のポイント

 

まとめ

●ソフトテニス上達の1つ目のポイントは「ボールに集中する」こと

●人間は集中しているとき雑念がキャンセルされ、学習スピードが最大化する

●ラリーでのボールは毎回変わるため、ボールをよく見て体の感覚に任せる

●始めは上手く打てなくても気にせず、「ボールに集中する」ことを継続する

●集中によって意識的な思考が抑えられ、無意識の膨大な処理能力が起動する

●始めのうちは効果が感じられなくても「ボールに集中する」ことを継続すると、ある日急激に上達する