【ソフトテニス×脳科学】サーブ・ボレー・ストローク…コントロール向上の秘策!

2020年3月10日


今回は、ソフトテニスのサーブ、ボレー、ストロークなどショット各種のコントロール向上の方法です。

ボールコントロールを上げるには、それぞれのショットを分けて考える必要はありません。

全てのショットに共通する方法で、狙ったところに自然とボールが飛んでいくようになります。

どのショットも「ラケットでボールを狙ったところに打つ」という点では同じだからです。

その方法は驚く程シンプル。

始めのうちは実践に慣れないかもしれませんが、続けるうちにコツが掴めます。

ぜひコントロール向上の方法をマスターし、自在にショットを打ち分ける感覚を身につけてください。

 

ソフトテニスのボールコントロールとは?

ソフトテニスは前衛・後衛に分かれた多彩な試合展開が魅力ですね。

とは言え、プレーヤーが最初に身につけたいのは「戦術」よりもむしろ「技術」です。

試合展開ができるのが理想なのはもちろんですが、まずは狙ったコースにボールが打てることが前提だからです。

 

技術の中で特に大切なのはボールコントロールでしょう。

ボールコントロールはコースだけではありません。

ボールのスピード回転まで含めて全てボールコントロールです。

このことを押さえた上で、今回は特に狙ったコースに打つための方法に視点を当ててご説明します。

 

ボールコントロールで大切なのは「感覚」です。

ここでの感覚とは「自分がどう打つとボールがどう飛ぶのか、何となく直観的に分かること」です。

ソフトテニスの練習理論では多くの場合フォームが重視されますが、フォームはあくまでプレーヤーの動きを後から説明したものです。

 

フォームを意識して練習すると、しっかりと練習に取り組んでいる気持ちにはなります。

ですが、自分が「上手くなるために行っている」と考えていることと、その練習が効果的であることには違いがあります。

 

脳の学習は無意識の下で、自動的に行われる面が大きいです。

無意識は簡単にいうと、自分が気が付いていない脳の活動のことを指します。

このような学習のプロセスは、日常の例からも伺えることです。

例えば歩くことや自転車に乗ることは、繰り返し練習することで自然に身に付いたものです。

これらは一つ一つの動作を意識して覚えた訳ではありません。

ソフトテニスも反復練習によって身に付く感覚を大事する方が上手くなります。

 

参考:正しいフォーム=言葉の文法?言葉でソフトテニスが見えてくる!

 

ソフトテニスのボールコントロールを劇的に向上させる秘策!

ボールコントロールを高める方法を2つのポイントに分けて解説していきます。

1つ目ボールを打つときに行うこと。

2つ目ボールを打つ前に、準備として行っておくことになります。

 

①ボールに集中する

ボールコントロールを向上させるためには、ボールに集中することが大切です。

フォームを意識したり、ボールの飛び方を覚えようとする必要はありません。

ただボールという一点に集中してリラックスし、体の自然な動きに任せて打ちましょう。

 

前章でも触れた通り、ボールコントロールの本質にあるのは「感覚」です。

感覚は生まれつきの才能とは違います。

反復練習によって磨かれていくのが感覚です。

 

なぜボールに集中することでコントロールが上がるのでしょうか?

ソフトテニスで思い通りにボールを打つ感覚を身につけるためには、ボールの情報を脳がキャッチすることが大切です。

ボールの動きに合ったラケットスイングをすることで、初めてボールを正確に打つことができます。

ボールに合わせるためには、「どのようなボールなのか」という情報を脳が五感を通じて受信すること。

ボールの「コース」「スピード」「回転」などを瞬時に感じ取ることで、それに合わせた体の動きができます。

そのための方法がボールに集中するということなのです。

 

脳にボールの情報が送られることで、体の動きとボールの動きのパターンが自然と学習されていきます。

学習と言っても、自分で意識して覚える必要はありません。

自転車の例のように、繰り返すうちに感覚が掴めます。

ボールに意識を注いで集中することで、脳内にボールの情報=データが積み重ねられていくからです。

 

「相手が打ったボールが、どのように飛んでくるのか?」

「自分が打ったボールが、どのように飛んでいくのか?」

 

ボールに集中して繰り返しショットを打つことで、脳はボールの動きをパターン化しコントロールを向上していきます。

打つときはボールだけに集中して、体の自然な動きに任せてスイングします。

この練習方法はあらゆるプレーに共通することなのでぜひ押さえておいてください。

ボールに集中して打つだけでも自分の理想のショットに向けて体の動きが最適化されていきます。

 

参考:なぜボールに集中するとソフトテニスは上達するのか?

 

②ボールの軌道を逆算でイメージする

ボールコントロールを高めるために大切なのはイメージトレーニングです。

ここでのイメージトレーニングは「あることを実際に行う前に頭の中でリハーサルを行い準備しておくこと」です。

ソフトテニスの試合前にしておくこととは?脳の仕組みを活かした試合前の準備!では試合前に行う準備としてのイメージ取れ0ニングを解説しています。

 

ボールコントロールのイメージトレーニングは、「ボールの軌道を逆算でイメージする」という方法です。

この方法で狙うコースがイメージとして脳に入力され、体は自然とイメージを再現するように動きます。

 

物事を進める時の原則の一つとして、「始めにゴールを設定する」というものがあります。

途中のプロセスなどが分からなくても、先に目的地を設定してしまいましょう。

行き先が決まれば、そこへ至るために必要なものは後から見えてきます。

反対に、行き先が決まっていないのに、移動手段などの途中のステップが決まることはありません。

 

ショットについても、先に打ちたいコースを設定しておきます。

狙っているポイントから逆算でボールの軌道をイメージしておけば、そこに打つための体の動きは後から何となく感じられます。

先にフォームを覚えてコントロールしようとすると、目的地へと至る流れに上手く乗ることができません。

 

ボールの軌道のイメージトレーニングを行うとき、以下のことに注意してください。

 

・ボールを打つときに軌道をイメージするのではない

・意識してコースを狙う必要はない

 

ボールの軌道を逆算でイメージするのは、サーブを打つ前や、練習でボールを打つ前の準備として行うようにします。

実際に打つときにはボールだけに集中し、体の自然な動きに任せてスイングしてください。

イメージがしっかりと作られていれば意識してコースを狙う必要はありません。

あらかじめイメージした方向へボールが飛ぶようにと、体の動きが自動的に調節されていきます。

 

人間は自分が思い描いたこと=イメージに、自然と向かうようにできています。

何球かボールを打ってみて狙いがずれる場合は、ボールの軌道をイメージし直します。

スイングの結果は気にせず淡々とボールに集中してください。

「飛んでくるボール」「打つ瞬間のボール」「飛んでいくボール」と、ボールへの集中を維持します。

 

以上の2つが、ボールコントロールが良くなる練習方法です。

実際に行う順番としては、②のイメージトレーニングで先に準備をしておき、①ボールだけに集中して練習を行います。

 

「イメージ」→「集中」というサイクルを繰り返すと、体は自然とイメージ通りのコースへとボールをコントロールします。

これがソフトテニスが非常に効率よく上達する秘訣です。

 

参考:時間からひも解くソフトテニスのフォームの真実とは?

参考:ソフトテニスで上達し試合に勝つための秘訣

 

まとめ

●ソフトテニスでまず身につけたいのは技術=ボールコントロール

●ボールの軌道を狙ったコースから逆算でイメージする

●打つときにはボールだけに集中する

●「イメージ」→「集中」を繰り返して修正する