【ソフトテニス】もう一歩先へ!バックハンドのコツと試合でのメリット

2020年5月22日

今回は、ソフトテニスのバックハンド上達のコツと試合でのメリットを解説します。

バックハンドの技術的なポイントについては【ソフトテニス×脳科学】最速でバックハンドが上手くなるコツとは?でも解説している内容です。

多くのプレーヤーが苦手とするバックハンドですが、実際にはシンプルな方法で改善できます。

むしろ複雑に考えることで力が入り、体のスムーズな動きが妨げられるでしょう。

これまでのバックハンドに納得がいかない方は、これから新しい方法を試してみてはいかがでしょうか?

 

ソフトテニスのバックハンド上達のコツ

始めに、バックハンドが上手くなるためのコツを押さえておきましょう。

試合でのメリットも後半で解説しますが、まずは技術を身に付けることが大切です。

 

Point

・バックハンドの技術で大切なものは感覚

・感覚を磨く基本は反復練習

・ボールだけに意識を集中して、繰り返しバックハンドを打つと脳が自動的に学習する

 

ソフトテニスが上達するために重要なのは「感覚」です。

上達のためにフォームを重視する考え方もありますが、フォームは効率的な体の動きを後から説明したもので、上達の原因とは言えません。

繰り返し練習することで体がスムーズに連動するようになります。

そのような優れた運動機能が、外から見ると「綺麗なフォーム」と感じられます。

 

外側の形を基準にフォームを作ろうとすると、スムーズなスイングができません。

フォームは上達の原因ではなく、あくまで結果として身に付くものです。

大切なのはスムーズな体の動き=機能の方です。

 

以上のことを踏まえた上でのバックハンドな練習のステップは以下の2つです。

 

①バックハンドを打つ回数を増やす

②バックハンドのいいイメージを作る

 

順番に確認してみましょう。

 

①バックハンドを打つ回数を増やす

脳は繰り返しによって神経ネットワークを作る仕組みがあります。

言い換えれば「脳は反復練習によって自動的に学習する」ということです。

バックハンドも繰り返し打てば自然と脳が学習し上手く打てるようになる。

繰り返しバックを打つことでその動作に慣れ、感覚が磨かれるます。

 

バックハンドが苦手な理由として、フォアハンドより打球数が少ないことが挙げられます。

 

苦手意識がある→フォアに回り込む→打球数が減る→苦手意識が強くなる→…

 

このようなサイクルが、バックハンドの打球数の不足と苦手意識には見られます。

実際にはバックハンドも繰り返し練習することで自然と打てるようになるものです。

自分の得意ショットと同じように上達することをまず押さえておいてください。

 

 

バックハンドが上達するためには、反復練習によって機能を高めることが重要です。

実践することはシンプルで、ただバックハンドを何度も繰り返し打てばいいだけ。

体の力を抜いてリラックスし、ボールだけに集中して打つことを続けます。

ボールという一点に集中することがミスショットへのプレッシャーを抑える方法でもあります。

 

フォームなどは気にせず体の自然な動きに任せて繰り返し練習してください。

前述の通り、効率の良い体の動き=フォームは反復練習によって自然と生まれてくるものです。

体の感覚で行うべきものを頭で考えると上手くいきません。

上手く打てなくても気にせずに、ボールをよく見て淡々と練習を繰り返します。

ミスショットも上達のために必要なプロセスです。

 

フォームの悩みを解決する方法は「フォームを考えるのをやめること」です。

フォームを考え続けて答えを得ることはまずできません。

考えることそのものが体の自然な動きを妨げている原因だからです。

そして「フォームを考えないこと」を実践するための方法が「ボールだけに集中すること」です。

 

②バックハンドの良いイメージを作る

スポーツが上手くなるために、イメージトレーニングは非常に重要です。

上手い人のプレーを見るだけでも、ソフトテニスが上手くなります。

 

人間の脳はイメージと現実を区別しません。

頭の中でレモンを齧ることろを想像すると現実にだ液が出ます。

またミラーニューロンと呼ばれる脳の働きは、他人の動きを見るだけで自分が行っているように活性化すると言われます。

現実に起きていない想像上の世界も、現実の体に影響を与えていることが分かります。

 

バックハンドのいいイメージを作るためには、以下の2つの方法を実践しましょう。

 

①バックハンドが上手い人の動きを見る

ソフトテニスのトッププレーヤーたちは、フォアハンド・バックハンドともに高い技術を持っています。

自分が「こんな風に打てるようになりたい」と思うような選手のバックハンドを繰り返し見ましょう。

見るのは映像で構いません。

 

先ほど説明したように、人のプレーを見るだけで自分の脳はその動作を学習しています。

動きを覚えようとする必要はありません。

リラックスしてバックハンドの動きを繰り返し見ましょう。

 

②バックハンドが打てるという自己イメージを作る(苦手意識を持たない)

フォアハンドを多く練習していると、その分バックハンドとの差が出ます。

バックに苦手意識があるとその分フォアに回り込み、ますますバックの打球数が減る。

これが先ほど書いたサイクルです。

 

苦手意識を持つと、余計に上達するのが難しくなります。

「打てない」と思っている脳が体をコントロールする訳ですから、実際の結果もそのイメージ通りになりやすいのです。

 

上記のイメージトレーニングの場合と同じく、いいイメージを持つようにしましょう。

 

「私はバックハンドが上手い」

「バックハンドが得意だ」

 

バックハンドが得意だと思っていれば、脳はそのポジティブなイメージを実現するべく働きます。

上手いから自信を持つのではなく、自信を持つと上手くなるという順番です。

バックハンドも自分の得意ショットと同じく、繰り返し練習することで上手くなるという意識を持つ方がいいでしょう。

 

ここでもボールだけに集中する方法が効果的です。

苦手意識のあるプレーはプレッシャーを感じて力みがちですが、それを抑えることができるからです。

しかしボールという一点に集中しておくことで、バックハンドも余計なことを考えずスイングすることができます。

淡々と繰り返しボールを打つ方が練習の効果が上がります。

 

シングルスプレーヤーはバックハンドが特に上手いので、参考になります。

参考:ソフトテニス動画まとめ!イメージトレーニング【女子シングルス編】

参考:ソフトテニス動画まとめ!イメージトレーニング【男子シングルス編】

 

バックハンドの試合でのメリット

ここからはバックハンドの試合でのメリットを確認してみましょう。

 

Point

・バックハンドが打てると移動距離が最小で済み、次のプレーにも備えやすい

・バックハンドでの打ち分けができれば試合展開のバリエーションが広がる

・ソフトテニスの現実のプレーを考えれば、全てをフォアに回り込むのは無理がある

 

それでは、試合でのバックハンドのメリットを見ていきましょう。

 

①ラリーができる

バックハンドでしっかりとボールが打てれば、それだけでラリーの内容が変わります。

バックで思い通りに打つ技術=感覚が身に付いていれば、攻撃に使うこともできます。

速い打球や厳しいコースが打てればプレーの幅は広がるでしょう。

反対にバックハンドが毎回甘い球になると、その分だけ攻められて相手のポイントに繋がります。

 

特に後衛の選手でフォアハンド主体で試合を進める選手は多いと思いますが、バックを全く打たないことは困難です。

バックハンドでも「深いボール」「高さのあるボール」「速いボール」と自信を持って打ち分けができれば、ラリーを優位に進めやすくなります。

 

②ボールまでの移動距離が短くなる

バックハンドで自在に打ち分けられる場合には無理してフォアハンドに回り込む必要がありません。

バックハンド側に来るボールをそのまま打つわけですから、移動距離は自然と減ります。

手首の可動域などを考えるとフォアハンドの方が融通が利くなどのメリットはあるでしょう。

ですがバックハンドでも、強烈なシュートや正確なロブを打ち分けることが十分可能です。

 

打った後のポジションを取るのも楽になります。

フォアに無理に回り込むと体がコート外にまで流れる場合がありますが、バックハンドが打てればそれも最小限に抑えられます(フォアに回り込む方がスムーズな場面もあります)。

 

移動距離のメリットはダブルスでもありますが、シングルスでは特に顕著です。

シングルスコートを一人でカバーしてラリーするため、バック側のボールはバックで打ち分ける技術が必須です。

シングルスではフォアに回り込むこと自体が困難ですし、回り込めても次のプレーの準備ができません。

 

③試合での選択肢が増える

バックハンドでロブやシュートの打ち分けができると、ラリーでの選択肢が増えます。

相手のプレーヤーからすると、複数の選択肢があるとコースを絞れず迷いが出ます。

反対に「バックは全てロブ」など、ワンパターンだと配球を読まれてしまいます。

 

バックハンドでの打ち分けは始めは難しく感じられると思いますが、回数をこなすうちに慣れてきます。

技術向上のためには前章でご紹介した練習方法を実践してみてください。

バックハンドの打ち分けができている選手の動きを見ることで、その選手の体の動きやラケットワークのイメージが脳内にインプットされます。

実際に打つときにはボールをよく見て集中します。

自分が打ったボールもよく見ることを習慣化しましょう。

「体がどのように動いたとき、ボールがどのように飛ぶか」を脳が自然と学習し、感覚が掴めます。

 

参考:なぜボールに集中するとソフトテニスは上達するのか?

参考:前衛・後衛に共通するソフトテニスが上手くなることの「本質」とは?

 

終わりに

今回はソフトテニスのバックハンド上達法と、試合でのメリットについてでした。

基本的なステップは「反復練習」「良いイメージを持つこと」という2つです。

これらの2つのポイントは、ソフトテニス以外にも活かすことができます。

 

自分が苦手だと思っていることでも、方法次第で克服することが可能です。

そのたの始めのステップが「やり方次第でできるようになる」ということを理解しておくこと。

「できない」と思っているままだと、そう思っている状態の自分を維持することになります。

脳は自然と自己イメージ通りの自分を維持しようとするからです。

 

もちろん、苦手だと感じるもの全てを克服しようとする必要はないと思います。

苦手な分野があるのはむしろ自然なことで、それらを受け入れられることも時には必要でしょう。

ここで意図しているのは、ほんの少しの工夫でできるようになることを、自ら制限しないようにすることです。

 

脳は刺激を与えるとどこまでも学習する。

「できる」というポジティブな自己イメージを持つと、司令塔である脳がそのイメージを実現するために貢献してくれる。

脳の働きを理解し正しい実践を行えば、現実に様々なことができるようになるはずです。

 

そして自分の可能性を体感できる1つの例が「バックハンド」です。

今までバックハンドが苦手だった人が、方法次第で打てるようになる。

このような体験は、どんな理論よりも強い信念を生み出します。

「バックハンドが方法次第で打てた。できないと思っている他のことも、本当はそう思い込んでいるだけなのではないか?」

このように心底感じられる根拠になります。

 

ボールだけに集中してバックハンドを繰り返し打つ。

常に高い自己イメージを維持する。

ぜひこの2つを実践し、ソフトテニス以上の効果を引き出して頂ければ幸いです。

 

参考:ソフトテニスが上達すると「すべてが可能になる」!?

参考:正しい練習のマインド!ソフトテニスが上手くなる「農耕型」とは?

 

まとめ

●ソフトテニスのバックが苦手な理由は「打つ回数がすくないから」

●バックハンド上達の2つのポイント

①バックハンドを打つ回数を増やす

②バックハンドの良いイメージを作る

●実際に打つときにはボールだけに集中して、フォームなどは気にせずリラックスしてスイングする

●バックハンドが打てると試合運びが格段に楽になる

●現在バックハンドが苦手な人は、成功体験を得るチャンス!