ソフトテニスの「進化論」!生物の仕組みを活かした上達法とは?

ソフトテニスの「進化論」!生物の仕組みを活かした上達法とは?

本記事では、生物の「進化」の理論からソフトテニスの上達法を考えてみたいと思います。

人間もまた生物の一つの種であるため、進化の仕組みと深い関係にあります。

生命の仕組み、進化の仕組みは未だ謎に包まれていますが、仮説も含めてその謎に迫ってみましょう。

「進化論」と新発見

今回の内容は、科学的にはまだ分かっていない部分も「こうではないか?」という仮説や想像を加えて書いています。

可能性の一つとして楽しんで頂ければ幸いです。

チャールズ・ダーウィンの「進化論」

チャールズ・ダーウィンが『種の起源』を記したのは1859年のことです。

これまで説かれてきた進化論の基本は「適者生存」「自然淘汰」だと言えるでしょう。

 

これらの2つをまとめると「環境に適応した生物が生き残り、現在の姿になった」ということです。

反対に環境に適応できなかった者は生存に不利になるため絶滅し、

子孫を残すことができません。

これが自然淘汰と呼ばれるものです。

 

では「進化」とは何でしょうか?

先に確認した内容は、環境に適応したものが生き延びるということでした。

そこには進化を思わせるもの、枠組みを飛び超えるような飛躍はありません。

過去から続いている現在の環境に適応することは進化とは言えません。

 

進化とは魚が陸地に上がったような、あるいはサルがヒトになったような、現状の外側へと飛び出す現象です。

肺呼吸ができず水中でしか生活できない魚が陸地に上がることは、生存戦略としては説明が付きません。

生物が現状の外側へと飛躍する進化という現象の秘密を探ります。

「意志の力」が生物に進化を引き起こす

確証はありませんが進化を可能にするのは強力で非合理な「意志の力」ではないかと思われます。

これまでの進化の説明は「ランダムな突然変異の結果として環境に適していた者が生き残ったために、見かけ上進化に方向性があるように見えるだけ」

しかしここには現実との矛盾があるようなのです。

ランダムな突然変異に任せて進化が起きたとすると、現存する生物が生まれてくるには「時間が足りない」からです。

 

つまりキリンの首が長いのは、たまたま首が長い個体が生存に有利だから生き残ったのではなく、その形質に至るまでの方向性が何らかの原因によって示されていた。

また、進化は一世代の間に突然起きるとされていますが、これもランダムな突然変異とは相いれないでしょう。

つまり進化はランダムな突然変異のみによって起きたのではなく、何らかの方向性があったということ。

その方向を指し示したのが、「意志の力」

つまり、情報的な因果関係の働きによって生物の進化は引き起こされたのではないか、という想像ができます。

次章では、ソフトテニスで進化を引き起こすための理論を確認していきましょう。

 

Point

・進化論のベースは「適者生存」「自然淘汰」

・進化は現状の外側へと飛び出す飛躍が起きる

・高い次元での情報的な働きが進化を促している可能性が示唆されている

参考:SFの世界!?ソフトテニス上達の3つのポイントを繋ぐものとは?

ソフトテニスの「進化論」

ソフトテニスで進化を引き起こすのも「意志の力」です。

現状への最適化を超え、現状の外側へと飛び出すこと。

偽薬でも心理的な治癒効果があったり(プラシーボ効果)、熱いと勘違いしていると水でも火傷状態になったりと、心=情報の働きは体に直結しています。

 

ソフトテニスでも現状の外側を見たい気持ちがあれば、強い意志の力がそれを可能にします。

人間には生存のための「現状維持機能」(ホメオスタシス)と、陸に上がった魚のように「外」を見たいという「好奇心」が共存しています。

これらの働きが「変わりたいと思っても変われない」という状態に繋がっているのでしょう。

しかし脳の仕組みさえ分かってしまえば、私たちはそれを利用することができます。

 

現状の外側へと飛び出す力は「イメージ」です。

特に人間は、いま目の前で起こっている世界の外側を想像することができます。

今の自分の延長線上にない、理想の自分の姿をリアルにイメージし、言葉にする。

今のままでは達成できないような大きなゴールを実現しているところをリアルにイメージし、言葉にする。

 

進化を遂げたソフトテニスプレーヤーになる方法も、現状の外側をイメージすることです。

ソフトテニスの大きなゴールを設定し、理想のプレーを日々リアルにイメージします。

理想のプレーヤーとなった自分が使っているはずの言葉を、今の自分が使い、日々語りかけます。

 

脳は現実とイメージを区別しおらず、臨場感が高い世界を現実として選択します。

ソフトテニスのゴールの世界の臨場感が高まれば、脳が自然と達成の道を選びます。

 

現状からかけ離れた自分の姿を、あるべき姿としてリアルにイメージする。

それによって私たちの本能に書き込まれている「現状維持」と「好奇心」が同時に矛盾なく働きます。

普段は現状維持に向けて機能するホメオスタシスを、ゴールを現状として感じることで目標達成に向けて駆動する方法です。

 

Point

・思考は現実に影響を与える

・現状の外側をリアルにイメージする

・理想の未来像を現在の自分として脳に刷り込む

参考:ソフトテニスが上手くなる「起爆剤」とは?

参考:ソフトテニスの試合で勝つために重要な「セルフトーク」とは?

まとめ

●進化論の基本は「適者生存」と「自然淘汰」

●進化は最適化ではなく、最適化の超越

●現状の外側へと飛び出すのは「意志の力」≒「イメージ」

●ソフトテニスで現状の外側の目標を設定し、日々イメージし、言葉にする

●ゴールの世界に臨場感を感じると、現状維持機能によってゴールが「あるべき現状」として選ばれる

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