本記事では、ソフトテニスの理論を本当に理解するためのポイントを解説しています。
ソフトテニスの練習は、正しい理論に基づいて行うと効果的。
間違った理論では、いくら練習しても上達するとができません。
一方で効率のよいソフトテニス理論も、それを本当に理解するために必要なことがあります。
ソフトテニスの理論を本当に理解するためには
本サイトの内の情報はソフトテニスが上達するための理論が中心です。
それらの文章を読んで理解することは、実際ソフトテニス上達のために利益になるはずです。
しかし本当の意味で理論を「理解」するには、頭で分かっているだけでは足りません。
本当に大切なのは「体感」です。体感は実践によってもたらせれるものです。
リンゴを例に考えてみましょう。
リンゴの味を知るために、リンゴの成分や、リンゴが与える味覚的な刺激について勉強した人がいるとします。
この人はリンゴの味を知っていると言えるでしょうか?
残念ながら、知っているとは言えません。
本当にリンゴの味を理解したければ、リンゴを食べること。つまり体感することが不可欠です。
頭の中で「ソフトテニス上達の方法」や「ソフトテニスの技術の解説」を理解しても、それだけでは体感が伴いません。
もちろん適切な理論は重要で、それは実践の効果を高めます。
ですが理論を理解することは実践して初めてその真価を発揮します。
これはソフトテニスだけの話ではなく、勉強法などでも同じことが言えます。
上達の理論で説得力があり「試してみようかな?」と思えるものは、実際に行ってみてください。
ソフトテニスが本当に上達するのは、正しい練習方法を実践したときです。
始めてすぐには効果が出なくても、継続してみてください。
実践した人間だけが本物の果実を手に入れることができます。
ソフトテニスで実践するべき理論とは?
『ブレイン・テニス』で薦めているソフトテニス上達のポイントは主に3つです。
そのうちの一つは「ボールに集中すること」であり、様々な記事で強調していることでもあります。
実際、フォームなどを頭の中で考えながらプレーするよりも集中を深める方が遥かに効果が出てきます。
しかし「ボールに集中すると上手くなる」と頭で理解するだけでは上達はしません。
理解は大切ですが、そこから実践へと繋げることで初めて効果が現れます。
以下でご説明する「パターン認識」「フィードバック」といった用語も、頭で理解するだけに留めるのは惜しいものです。
先ほど挙げたソフトテニス上達の3つのポイントを実践していると、身体感覚として掴めるようになってくるのです。
ソフトテニスのパターン認識
ソフトテニスにおける「パターン認識」は、過去の経験からプレーのパターンを脳が見つけるというものです。
脳のパターン認識の働きによって、プレーヤーはボールの動きを直観的に感じとることができ、イメージ通りのボールコントロールができるようになります。
これは「パターン認識しよう」と意識して考えるものではありません。
ただボールだけに集中して体の自然な動きに任せることを繰り返すと、脳が自動的にプレーのパターンを学習してくれます。
重要なのはボールに集中するという実践です。
ソフトテニスのフィードバック
「フィードバック」は、ある物事の結果から原因の側へ影響を与えることです。
ボールに集中することを繰り返し実践すると、ショットという結果から脳が自動的に学習し、スイングが自然に改善されていきます。
フィードバックについても先ほどと同じく、頭で意識して行う必要はありません。
脳のフィードバック学習を活かすコツは、自分が打ったボールを見るようにすることです。
脳は五感を通して現実世界を認識しているため、ボールを見ることでショットの情報を脳に送っている状態になります。
ペットボトルロケットの軌道を修正するためには、ロケットが飛んだ結果をデータとします。これはフィードバックの一例です。
ソフトテニスでは、ボールに集中して体に任せて打つ。
そして打ったボールにも集中するようにする。
この流れを実践することで、フィードバック作用によってプレーが自動的に修正されることを体感できるはずです。
言葉によって理解することは上達の正しい道筋を示すヒントになります。
しかし実際に上達に向けて一歩を踏み出すのは、自分の実践があってこそ可能になります。
自分の体の動きで体感できると、理論もより理解しやすくなるでしょう。
理論と実践は車の両輪のように回るものです。2つをバランスよく磨くよう心がけてみてください。
参考:脳が最速で学習する!ソフトテニス上達の1つ目のポイント
参考:ソフトテニスの上達はある日突然?効率的な練習で「ブレイクスルー」を体感しよう!
まとめ
●ソフトテニス上達の理論は、実践して体感することで初めて真価を発揮する
●ソフトテニス上達の3つのポイントも実践してこそ効果がある
●理論と実践は両輪で、どちらもバランスよく磨くことが大切