心身のパフォーマンスが最大化!ソフトテニス上達の3つ目のポイント「リラックス」

2020年2月26日


今回は、ソフトテニス上達の3つ目のポイント「リラックス」を解説しています。

リラックスすることで人間が持っている体のポテンシャルを引き出すことができます。

リラックスだけでも効果がありますが、「集中」「イメージ」という2つと合わせて実践することで相乗効果が得られます。

 

リラックスでソフトテニスが上達する

ソフトテニス上達の3つのポイントのうち、3つ目の解説です。

上達の3つ目のポイントは「リラックス」です。

 

Point

・リラックスでソフトテニス上達は速くなり、試合でも力が発揮される

・人間はリラックスしている時にパフォーマンスが上がる

・緊張とリラックスの完全なコントロールは困難だが、訓練で調節できる

 

試合中にリラックスする方がパフォーマンスが上がることは誰もが知るところです。

ですが「リラックスの方法とは?リラックスの効果とは?」と問われると、答えに困るのではないでしょうか。

 

人はリラックスしているときにパフォーマンスが上がります。

何かを学ぶためにも、学んだ技能を活用するにも、力が抜けたリラックス状態が理想です。

 

ソフトテニスのプレーでもリラックスが大切なことは、体験的にも分かることでしょう。

見慣れたコートで練習している時には簡単にできるプレーが、試合の本番になると難しくなることがあります。

これは技術そのものの差というよりも、プレーヤーの意識の問題です。

 

 

リラックスの特徴を理解するのに、リラックスの反対にある緊張を考えてみましょう。

緊張している時は呼吸は浅く、心臓の鼓動が速くなります。

体は思うように動かず、本来の自分の力が出せなくなります。

 

緊張状態の反対にあるのがリラックスだとすると、その重要性が想像できるできます。

ソフトテニスのプレーでリラックス状態が作り出されるとどうなるでしょうか?

呼吸がゆったりとして落ち着き、体の力は抜けて、思い通りのプレーができます。

 

「リラックス」と「緊張」の2つの状態を完全にコントロールすることは困難です。

しかし方法で理想の状態に近づくことは十分に可能です。

次章ではリラックスの具体的な方法と詳しい効果について説明します。

 

参考:ソフトテニス上達のためのマインドの使い方まとめ!

 

ソフトテニスにおけるリラックスの効果

リラックスの効果は主に3つ。

 

①脳の学習効率&問題解決能力が上がる

②試合本番で力が発揮できる

③体の力が引き出せる

 

3つの効果を順番に解説していきます。

 

①脳の学習効率&問題解決能力が上がる

人間はリラックスしているときに「学習効率」と「問題解決能力」が上がります。

言い換えれば、物事をより速く学び、解決することができるということです。

後述するように、速さだけでなく創造性もアップします。

 

例えば好きな漫画を読んでいるときと、嫌いな学校の教科の勉強をしているときを想像してみてください。

勉強の方が真剣に学ぼうとしているのに、明らかに漫画の方がスラスラと頭に入ってきます。

もちろんこの2つには内容の違いもありますし、好き嫌いとリラックスはイコールではありません。

ですが、同じ人が場面によって学習効率が大きく変っているということは間違いありません。

 

心が落ち着き、体が脱力した状態をキープできれば、脳は圧倒的なスピードで物事を学習します。

リラックス状態はクリエイティブです。

「ひらめき」のような創造性豊かな発想も、リラックス時に訪れると言われています。

現に歴史に名を残すような先人たちの発想は、深いリラックス状態の中で湧き上がったことが伺えます。

 

・外を歩いている時に、突然閃いた

・お風呂でぼーっとしている時に、問題の解決方法が突然分かった

 

このようなエピソードを皆さんもご存知のことかと思います。

頑張って物事に取り組んでいることが成長に繋がると思いがちですが、そうではありません。

ただリラックスするだけでひらめきが訪れる訳ではなく、物事を学び、考えることが前提です。

それらの知識が繋がり大きな飛躍を迎えるのはリラックス状態が不可欠です。

 

ソフトテニスにリラックス状態で取り組めば、より速く上達し、クリエイティブなプレーが可能になります。

 

心身が心地よく緩むことによって、日々の練習効果が上がります。

また試合中にも適度なリラックスと緊張のバランスを保てば、体がよく動き頭も冴え渡ります。

直観の働きが引き出されクリエイティブな試合展開にも繋がるでしょう。

 

②試合本番で力が発揮できる

経験的にも分かることですが人はリラックス状態の方が力が発揮しやすくなります。

これはソフトテニスに限ったことではなく、人間が物事を行うときに共通していることです。

 

例えば皆さんはこのような経験をしたことがありませんか?

 

「普段は簡単にできていたことが、本番になると急にできなくなる…」

「なんとかしなければ、と思うほど緊張が高まって体が動かない…」

 

友人と話している時にはスラスラと出てくる言葉も、大勢の人の前に立つと途端に詰まることがあります。

「言葉を話す」という能力は変わっていないのに、その働きは大きく制限されています。

ソフトテニスの後衛・前衛の例でも考えてみましょう。

 

【後衛の場合】

「試合中相手のボールがアウトになった。アウトでポイントが切れた後のボールを、理想的なストロークで打ち返した。ラリー中にあのショットが打てれば…」

 

【前衛の場合】

「自分の後衛のボールがアウトしてポイントが切れた。相手が打ち返してきたボールを、簡単にボレーで弾くことができた。試合のポイント中に今のボレーができれば…」

 

自分が技術的には簡単にできることでも、場面が変わるとできなくなる。

試合本番で最高のリラックス状態を作ることができれば、普段以上のプラスアルファのプレーが引き出されることもあります。

それ程に、自分の意識状態によって大きくプレーは左右されます。

習慣的にリラックス状態に入る練習を行えば、自在に最高のパフォーマンスを引き出すことができるでしょう。

 

③体の力が引き出せる

体の力とは筋力であったり、その運動の結果であるスイングスピードであったりします。

上記の2つをリラックスのメンタル面とするなら、こちらはフィジカル面となります。

 

人間の体は、力を抜いたほうが力が出ます。

一見矛盾するようですが考えてみれば自然なことです。

 

「ギュッ」と力いっぱい手を握っているところから、力をさらに入れようと思っても叶いません。

すでに力が入っているところからは力を入れられないのです。

 

反対に力が抜けている状態からだとどうでしょうか?

もともと力が抜けていることで、そこから力を込めることができます。

 

力を抜いた状態→力を入れた状態

 

緊張と弛緩のギャップがパワーを生み出すと思ってください。

ソフトテニスのスイングでも簡単に確認することができます。

 

全身の筋肉に力を入れて、ラケットを「ギュッ」と握ってスイングする

 

試してみると分かりますが、余計なところに力が入っているとスムーズなスイングはできません。

力を入れるのはいいのですが、必要な部分以外は脱力していることが大切です。

 

リラックスの方法は次章で詳述しますが、簡単な方法だけご紹介しておきましょう。

全身に力を入れてパッと緩めると、力を抜くことができます。

この脱力状態でボールを打つ方がスイングスピードが上がり、威力があるボールが打てるでしょう。

リラックスすることで全身の連動=運動連鎖を使うことができます。

自然なスイングをすることで、回転も綺麗にかかり勢いのあるボールが飛んでいきます。

 

参考:【ソフトテニス×脳科学】正しいフォームよりナチュラルスイング?

 

ソフトテニスでのリラックスの方法

ソフトテニスのパフォーマンス向上に、リラックスが大切であることが確認できました。

ところが「リラックスしよう」と言われても、具体的な方法は分からないのではないでしょうか?

そこで、深いリラックス状態に入る方法をご紹介します。

 

リラックスの方法としてお薦めなのは「逆複式呼吸」です。

方法は簡単で、息を吐きながら体を緩めるだけです。

 

人は無意識に、息を吐くときに力が入りやすくなっています。

ボクサーもパンチを打つときは息を吐きます。

ソフトテニスも声を出しながらボールを打つことはありますが、息を吸いながらボールを打つ人はいません。

 

息を吐くときに力を抜くことができれば、自然と深いリラックス状態が作れます。

なのでゆっくりと息を吐きながら、頭のてっぺん→顔→首→肩→…→足先と順番に力を抜いていきます。

息を吸うときは特に意識しなくてOKです。

ゆっくりと息を吐きながら全身の力を抜くことを、何度か繰り返しましょう。

慣れてくると数回の呼吸で体全体が脱力した状態に入れます。

 

体の余計な力が抜けているかどうかを確認する方法があります。

それは、片方の手でもう片方の腕を持ち上げ「パッ」と離すというもの。

持ち上げられた腕が「ぐにゃっ」と抵抗なく下がれば、全身がリラックスできています。

 

 

なぜリラックスに呼吸が有効なのでしょうか?

呼吸は数分で生命に関わるほど人間の体において重要な働きでありながら、意識的なコントロールがしやすいからです。

体が緊張すると自然に心拍数は上がり、呼吸は浅くなります。

心臓の鼓動をコントロールすることは困難ですが、呼吸は比較的簡単にコントロールができます。

 

呼吸によるリラックスは、練習に入る前の準備や、試合のポイントの間などに行いましょう。

ラリー中にはこの呼吸法は向きません。

プレーで力を出すための準備として、まず力を抜いておくようにします。

 

できれば、普段から逆複式呼吸で体の力を抜くようにしてみてください。

体の力が抜けたリラックス状態を習慣化します。

呼吸法に慣れてると1、2回の呼吸で全身が脱力した状態に入れます。

呼吸に意識を向けるだけでも、日々の疲労やストレスを軽減する効果が期待できます。

 

参考:脳が最速で学習する!ソフトテニス上達の1つ目のポイント

参考:【無敵のメンタル】ソフトテニスの試合で勝つ「メンタル理論」

 

まとめ

●ソフトテニス上達の3つ目のポイントは「リラックス」

●リラックスの効果

①脳の学習効率&問題解決能力が上がる

②試合本番で力が発揮できる

③身体的な力が引き出せる

●リラックスすることで能力を最大限発揮できる

●先に力を抜くと、そこからシャープなスイングへと繋がる

●リラックスには、息を吐きながら体を緩める「逆複式呼吸」を使う