ソフトテニスは「自動操縦」で上手くなる!

ソフトテニスは「自動操縦」で上手くなる!

ソフトテニスは自動操縦に任せると上手くなります。

自動操縦機能は「オートパイロットシステム」とも呼ばれ、船や飛行機の運行には普通に使われているものです。

自動車でも試験的ではありますが自動運転での走行が行われています。

行き先を設定すれば人が操作する必要はなく、進路に合わせて機体が自動的に操縦されます。

脳の「自動操縦機能」を使うと、ソフトテニスが格段に上手くなります。

ソフトテニス上達の1つ目の自動操縦

ソフトテニスの1つ目の自動操縦は「プレー」です。

プレー面での自動操縦は、体の動きを無意識の自動的な操作に任せることです。

 

ソフトテニスではフォームを意識することが指導されますが、この方法で上手くなるのは難しいでしょう。

ソフトテニスで打たれるボールは毎回違います。

その毎回違うボールを1000分の4~6秒と言われるインパクトの瞬間にラケット面で正確に捉える。

これがソフトテニスのショットです。

 

頭でフォームを意識しながら毎回正確にできるでしょうか?

「しっかり意識して…」どころか、ソフトテニスのショットは無意識の自動操縦に任せるしかありません。

私たちは座っているときや歩くとき、無意識によって自動的に体の動きが調節されています。

体のバランスを常に保ちながら、周囲の物や人の動きに合わせて動くことができます。

これらを一つ一つ意識して行うことは困難を極めますが、無意識の自動操縦機能によって自然に行われていることです。

 

ソフトテニスのプレー中の動きを自動操縦に任せる方法はボールに集中することです。

ある一点に集中することで意識的な思考の働きが抑えられ、無意識がその動きをサポートしてくれます。

船が自動操縦によって正確に動いているときに手動であれこれ動かすのは、かえって妨げになるでしょう。

ソフトテニスのプレー中にフォームなどを考えることも、無意識の自動操縦の妨げになります。

 

ボールという一点に集中して頭で考える働きをキャンセルする。

そうすると体はボールに対して自動的に反応するようになります。

頭で考える前により早く、より正確に体が反応するようになります。

 

考えるのではなく感じる。「感覚」でプレーしている状態です。

 

体のバランスが自動的に保たれているように、ショットのコントロールもまた自動的に行われます。

頭で考えて体を動かしコースを狙うことをやめましょう。

そうすることで、体が本来持っている感覚を研ぎ澄ますことができます。

参考:ソフトテニスは「フィードバック」と「自動調節」で上手くなる!

ソフトテニス上達の2つ目の自動操縦

ソフトテニス上達の2つ目の自動操縦は「ゴール設定」です。

ゴール面での自動操縦は、脳に自分が達成したい目標をプログラミングして自動的に達成へ向かいます。

 

ゴールとは現状の外側の目標のこと。

ソフトテニスで現状を抜け出し飛躍するためには、ゴールへと向かう自動操縦機能を作動させます。

人間の無意識は基本的に現状維持をしようと働きます。

この現状維持機能のことを「ホメオスタシス」と呼びますが、これは本人が気づいていなくても自動的に働きます。

 

例えば毎日の通勤・通学の道筋は自然といつも同じになるものですが、これは「同じにしよう」と考えて行っていることではありません。

人間はホメオスタシスによって無意識に「慣れ親しんだ心地よい空間」=「コンフォート・ゾーン」の範囲内に留まろうとします。

人が変わりたいと思ってもなかなか変われないのは、本人の無意識が自動的に現状に留まろうとしているからです。

 

ソフトテニスの目標達成における自動操縦は、ホメオスタシスのメカニズムを逆向きに利用します。

ゴールを達成している「理想の自分」を「コンフォートゾーン」として脳に刷り込むと、体は自動的にゴールへと向かいます。

無意識の現状維持は、必ずしも現実の状況を維持するのではなく、脳内の自己イメージ通りの状態を維持します。

つまり自己イメージを上げれば脳はそれを現状として選び、自動的に目標達成ができます。

ゴール達成のためには「ソフトテニスが上手い自分」「ソフトテニスの大会で優勝している自分」という高い自己評価(=エフィカシー)を作り上げることが大切です。

 

目的地が設定されてオートパイロットが作動した船は、乗組員が「別のところへ向かおうかな?」と舵を切っても、すぐに設定された目的地へと進路が修正されます。

目的地を変更したい場合は自動操縦機能をそちらに向けて設定する必要があります。

脳の仕組みも船の場合と同じことが言えます。

本人が「こうなりたい」と願う目標があっても自己イメージが変わっていなければ、脳は自動的にイメージを実現します。

現状の外側にゴールを設定し、それが達成できるという高いエフィカシー(自己評価)を作り上げましょう。

 

始めに自分が望む目的地=ゴールを持つ。

そしてそのゴールを達成できるという高いエフィカシーを維持すれば、脳がゴール達成へと自分を運んでくれます。

参考:「心の習慣」を変えるとソフトテニスが上達する!

参考:ソフトテニスが上手い人が本当にしていることとは?

まとめ

●自動操縦機能=オートパイロットシステムは、乗り物が人の手ではなく自動的に目的地まで操縦する働き

●ソフトテニスは自動操縦機能を使うと上手くなる

●ソフトテニスの自動操縦機能は2つ

【プレー】ボールだけに集中して体の自然な反応に任せて打つと、ショットは自動的に調節される

【ゴール設定】現状の外側にゴールを設定し、自己評価(エフィカシー)を上げると、脳は自動的にゴール達成を選択する

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