【研究者】ジャック・アンドレイカさんに学ぶソフトテニス上達のコツ!

【研究者】ジャック・アンドレイカさんに学ぶソフトテニス上達のコツ!

本記事では、アメリカの研究者であるジャック・アンドレイカさんのエピソードを参考に、ソフトテニス上達のコツを考えます。

具体的な人物の例を学ぶことで、目標達成のプロセスがリアルに感じられることでしょう。

研究の分野に注ぎ込まれた思いから、ソフトテニス上達に通じるマインドを学びます。

ジャック・アンドレイカさんとは?

ジャック・アンドレイカさんに学ぶソフトテニス上達法。

彼はソフトテニスに直接関係のない人物ですが、若くして世界に価値ある功績を残しつつあります。

そのエピソードに学ぶことで、人間の潜在能力について学ぶことができるでしょう。

ジャック・アンドレイカさんの功績

ジャック・アンドレイカさんは1997年生まれのアメリカの研究者です。

彼を一躍有名にしたのが、当時15歳だった彼が成し遂げた膵臓(すいぞう)がんの新しい検査方法の発明です。

 

膵臓がんは長い間、早期に発見することが困難な状況のようです。

それを初期段階に、確実かつ安価な方法で発見できる方法を高校生が生み出したということで、大きな話題を呼びました。

このエピソードだけを聞くと「天才科学少年」との印象を受けそうですが、彼がそこに至るまでの経緯を知ると別の姿が浮かび上がります。

そもそも彼はなぜ膵臓がんの検査方法を研究し始めたのでしょうか?

 

ジャック・アンドレイカさんは13歳の頃、親しくしていた親戚を膵臓がんで亡くしたそうです。

その後彼はこの疾患について知りたいと思い、インターネットで調べ始めます。

そして当時の検査方法では発見率が低く、発見しても治療は困難で、また検査費用も高いという事実を知ります。

「もっと良い方法があるはずだ」という確信の下、膵臓がんで検出されるタンパク質のデータをインターネット上で調べ始めます。

 

8000種類以上あるタンパク質のデータを一つ一つ検証し、4000種類まで調べたところで検査に有用なタンパク質に辿り着きました。

4000種類以上のタンパク質を精査したことを、本人は「正気を失う寸前」で見つけたと振り返っています。

検査方法の発想を得てからも困難な道のりが続きますが、その全てを乗り越えて進みました。

実験室を借りるために研究者に宛てた200通のメールは199通が断られ、唯一肯定的な返事が貰えた場所で面接を受け、何とか研究をスタートすることができました。

研究を開始した後はその手順に多くの誤りがあることが分かり、数カ月かけて丁寧に修正し、遂に新しい検査方法の開発を成し遂げました。

 

このエピソードが示すところは、特別な個人が持つ天才的な才能ではないでしょう。

彼の本当に凄いところは意志の力だと思わされます。

自分が絶対に成し遂げるという強い信念によって、目の前の道が切り拓かれていったのです。

ジャック・アンドレイカさんのTEDトーク

TEDは世界に価値ある情報を広げるスピーチの場として運営されています。

使用言語は英語で、その情報は無料で視聴できるものとは思えない程のクオリティです。

 

ジャック・アンドレイカさんも、そんなTEDに登壇しています。

そして自身のスピーチをこのような言葉で締めくくりました。

「もし膵臓が何かすら知らなかった15歳の子供に、新しい膵臓がんの検査方法を発見することができたとしたら。皆さんには何ができるか、想像してみてください」

 

ジャック・アンドレイカさんに学ぶソフトテニス上達のコツ

ジャック・アンドレイカさんのエピソードは、人間の可能性を感じさせる力を持っていると思います。

検査方法の開発に必要な知識や人脈など持ち合わせていなかったにも関わらず、彼には偉業が成し遂げられた。

このことは、強い意志の力によって必要な知識(=能力)や行動は後から手に入るということを示しています。

ここからはソフトテニスという文脈で考えますが、分野を問わず共通するところがあるでしょう。

 

ソフトテニスが上手くなるための知識を身につけ、行動を引き起こすために必要なものも意志の力です。

意志の力を「イメージ」と言っても良いでしょう。

「私は絶対にこれを成し遂げたい!」という強い意志の力が現在の自分とのギャップを生み出し、ソフトテニスの理論を学んだり、実践したりという創造性に繋がります。

現在の自分からかけ離れたイメージを抱くと、昨日までとは違う、新しい情報が自然と目に入ってきます。

反対に理想の自己イメージを感じ取っていなければ、人間は無意識にホメオスタシス(恒常性維持機能)の働きによって現状を維持します。

 

意志の力とは言っても必死に頑張ることとは全くの別物です。

理想の自分のイメージと現在の自分との間にギャップ(違和感)を感じる状態を作れば、人間は無意識にイメージした方へと移行しようとします。

ちょうど真夏の炎天下にいて居心地が悪く、クーラーが効いたコンビニに駆け込むような働きです。

遥か遠くの理想の自分を思い描き、ポジティブな自己対話によって、それを達成できるという自己イメージを常に維持します。

 

「方法は分からないけど、とにかくソフトテニスの全国大会で優勝したい!」と思うのであれば、それを目標にします。

そして自分は全国大会で優勝できる人間であるという自己イメージを常に強化しましょう。

人は自己イメージに相応しい情報が自然と目に入るため、目標達成に必要な情報が後から見えるようになってきます。

目標を既に達成している自分があるべき快適な状態だと感じられるように、理想のプレーのイメージの臨場感を繰り返し高めます。

言葉やイメージを使って、ソフトテニスの目標達成に相応しい自分を常に肯定することが大切です。

参考:ソフトテニスが上手くなる「起爆剤」とは?

参考:ソフトテニスが上達すると「すべてが可能になる」!?

まとめ

●ジャック・アンドレイカさんの偉業を可能にしたのは「意志の力」=「イメージ」

●遥か遠くの目標を達成しているイメージを持つと現状に違和感を感じる

ソフトテニスで高い目標を持ち、自分の目標達成能力を肯定する

理想の自分があるべき快適な状態だと感じられれば、無意識が自然とイメージの方へ移行する

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