【ソフトテニス×脳科学】安定したストロークを打ち分ける「思考法」!

2020年3月5日


今回は、ストロークのコースの打ち分けについて解説しています。

ソフトテニスは前衛・後衛に分かれる雁行陣が基本です。

雁行陣ではネット前に前衛がいるため、対する後衛は正確にストロークを打ち分ける技術が必要です。

前衛もレシーブを打つときや、ネット前についていないときなどにストロークの技術は求められます。

狙ったコースに思い通りに打ち分けられるストロークの「思考法」とはどのようなものでしょうか?

 

後衛ストロークの因果を逆転させる

後衛のストロークはコースの打ち分けが大切です。

「クロス」と「ストレート」など、左右のコースの打ち分け。

また「シュート」と「ロブ」のようなスピードや高さのコントロールもあります。

 

後衛ストロークを打ち分ける思考法。

本章のポイントはこちらです。

 

Point

・人間は未来に向けて、現在の行動を起こす

・「ショット」によって「フォーム」が決まるという意識を身につける

・打ちたいコースという未来のゴールが、現在のスイングという結果を生み出す

 

順番に確認していきましょう。

 

後衛ストロークの「フォーム」と「ショット」の因果関係

後衛がストロークを打ち分けるとき、多くの選手が実践することがフォームを覚える方法ではないでしょうか。

「クロスに打つときのフォーム」「ストレートに打つときのフォーム」と言った具合です。

 

フォームを意識する方法の裏には「フォームによってショットが決まる」という前提があります。

つまりフォームが原因で、ショットが結果という考え方です。

このような意識ではストロークを自由に打ち分けることは難しいと思います。

 

 

これまでのストロークのイメージを書き換え、思い通りにストロークを打ち分けられる思考法を身につけましょう。

それは「ショットが原因でフォームが結果」という関係です。

 

フォームとコースとの因果関係を逆に捉える方が、ストロークの打ち分けは上手くいきます。

つまり狙いたいコースという原因があって、ストロークのフォームが決まるという考え方です。

 

未来に起こるショットによって、その前に起きるフォームが決まる、というと違和感があるかもしれません。

しかしこれは人間が行動を起こすときのプロセスを考えれば納得できるものです。

 

ストロークはゴール設定が先

私たちが行動を起こすのは未来に向けて設定したゴールがあるからです。

旅行に行くときの道筋は、先に目的地が設定されることによって初めて決まります。

明確な目的地がなくただ歩いている時でも、何らかの方向へ向けて歩くという行動が引き起こされます。

 

ゴールを先に設定すれば、そこに至るためのプロセスは自然と決まります。

反対にゴールがなければ今することは見えてきません。

 

ソフトテニスのショットも未来に狙いたいコースを先に設定します。

コースが設定されると、ボールがそこに到達するためのプロセスは自然と浮かび上がってきます。

ボールを打つための体の動きは後から決まるという順番になります。

 

フォームによってコースをコントロールしようとするとどうなるでしょうか?

ゴールに向かうための最適なプロセスから外れ、不自然な体の動きになってしまいます。

 

「未来のショットが原因で、現在のフォームという結果が引き起こされる」

このように捉えておく方が、現実のプレーがスムーズに行えるようになります。

 

参考:【ソフトテニス】バックハンドは「体の邪魔をするのをやめる」と上手くなる!

参考:【ソフトテニス】爽快!ストローク技術「トップ打ち」を完全マスター!

 

未来志向で後衛ストロークを打ち分ける

後衛ストロークでは、これから打ちたいコースという未来のイメージによって、スイングが引き起こされる。

一言で言うと「未来志向」

今回のテーマである後衛ストロークを打ち分ける思考法とは、未来志向で自然な運動のプロセスに乗る方法です。

 

本章のポイントはこちらです。

 

Point

・脳はイメージした方向へ自動的に進む

・ボールを打つ前にボールの軌道を逆算でイメージしておく

・現実にボールを打つときには、ボールだけに集中して自然な体の動きに任せて打つ

 

それでは詳しく見ていきましょう。

 

人間の脳は自然とイメージした方向へと向かう習性があります。

視線を向けている方向に進むと言われることもありますが、同じことです。

脳内に映し出されている映像であることには変わりありません。

 

ストロークで打ちたいコースをイメージする

後衛ストロークの打ち分けは、打ちたいコースのイメージを作ることが効果的です。

自分が打ちたいコースへ未来のイメージを作っておけば、脳が勝手にそのコースを狙うようになります。

未来のショットのイメージが原因で、現在の体の動き、つまりフォームが結果として決まります。

 

打ちたいコースのイメージは、未来からの逆算で行いましょう。

コートの狙っているポイントから自分の打点まで、ボールの軌道を逆算でメージします。

未来の目標地点から逆算によって、辿るべきプロセスが浮かび上がります。

イメージを作っておけば、体の動きは自然と打ちたいコースに向けて最適化されます。

 

ボールの軌道のイメージは練習でボールを打つ前などに行ってください。

ラリーに入ると軌道をイメージする暇はありません。

後述するように、ボールだけに集中して直観に任せてプレーしましょう。

 

ボールだけに集中し、体の自動操縦システムに任せる

実際にボールを打つときには、ボールだけに集中してストロークを打ちましょう。

正しいイメージを作っておけばフォームは自動的に修正されていきます。

 

フォームを意識して変えようとしてはいけません。

ボールだけに意識を向けて、体の自然な反応に任せてスイングしましょう。

前述の通り、フォームは結果として身に付くものです。

ボールをよく見て反復練習を繰り返すと、自然と効率の良い体の動きが身に付きます。

 

人間の脳(体)には、自動操縦システムがあります。

先ほど脳はイメージした方向へ自然と進むと書きました。

本人が意識していなくても、脳は無意識にイメージ通りの自分を実現するために働いています。

 

心臓の鼓動や、体のバランスなどは、本人が意識してコントロールしているものではありません。

脳の働きの中で、無意識の自動的な働きが担当している部分があるのは確かです。

 

 

無意識の働きを上手に使うためには、方向を指示することです。

脳が自動的にイメージを実現するなら、自分が進みたい方向のイメージを脳に刷り込めば、それは自動的に達成されます。

ストロークにおける方向指示が先ほどの「ボールの軌道を逆算でイメージする」方法です。

 

後衛のストロークも、無意識の自動操縦システムに任せる方が打ちやすくなります。

ボールだけに集中して雑念を抑え、体の直観的な働きを使うようにしましょう。

 

先にイメージを作り、現実のショットの自動調節を繰り返す。

ベースにある考え方は、未来の原因があって、現在の行動が引き起こされるという因果関係です。

打ちたいコースが先に原因としてあって、そのための体の動きが結果として身に付いていきます。

この方法を繰り返すと、ストロークのコースの打ち分けが正確にできるようになります。

 

参考:【ソフトテニス×脳科学】高速ラリーを実現!速いストロークを打つ方法!

参考:時間を味方につける!ソフトテニスが上手くなる「超時間術」!

 

まとめ

●ストロークはショットが「原因」でがフォーム(体の動き)が「結果」

●人間はイメージした方へと自然と動く習性がある

●練習で打ちたいコースからボールの軌道を逆算してイメージする→ボールに意識を集中して打つ

●イメージ→集中→イメージ…の反復によって、ショットが自動的に修正されていく