精密なショットのメカニズム!ソフトテニスは「パターン認識」で上手くなる!

2020年2月14日


今回は、「なぜソフトテニス上級者は毎回違うボールを正確に打てるのか?」について解説します。

ソフトテニス上級者はどんなボールも正確にコントロールして打つことができます。

これは考えてみると不思議なことです。

なぜならソフトテニスで打つボールは毎回違っていて、全てのボールは初めて見るものだからです。

ボールのコース・スピード・スピン・風向き…これらの要素が完全に同じボールが来ることはまずありません。

初見のボールであるにもかかわらず、上級者は対応ができています。

キーワードは「パターン認識」です。

 

ソフトテニスが上手くなるために必要な「パターン認識」とは?

皆さんは「パターン認識」という言葉をご存知ですか?

パターン認識とは「過去のデータから特徴や規則を取り出して処理すること」を意味します。

 

パターン認識は人間には自然にできていることです。

例えばひらがなの「あ」を何回も紙に書いてみると、文字は毎回少しずつ違います。

ですが私たちには全て同じ「あ」という文字として読むことができますよね。

これは、過去の経験から「あ」という文字についての共通するパターンが脳内に作られているからです。

文字ごとに多少のバラつきがあっても、同じ文字として認識できます。

 

ひらがなの「あ」の場合と同じように、ソフトテニスの上級者は毎回違うボールをパターンとして直観的に捉える能力を持っています。

ソフトテニスが上手くなるためには、脳がプレーを「パターン認識」しているということです。

これは、回転や角度が毎回違うボールを正確に打つために、脳が共通の法則を理解している状態です。

 

 

ソフトテニスにおけるパターン認識。

それは「過去に打ったボールの軌道からパターンを発見し、次に打つボールをそのパターンに照らして正確に判断する能力」です。

このようなパターン認識を意識して行おうとする必要はありません。

ソフトテニスの練習を続けているうちに、脳が自動的に学習してくれます。

 

ソフトテニスで打つボールが毎回変わることは、前述した通りです。

似たボールはあっても同じボールはありません。

しかし脳がパターン認識をしていれば、毎回違うボールでも正確に打つことができます。

そのためには自分がどう打つと、ボールがどう飛ぶかというデータを脳に繰り返し入力する必要があります。

ショットのフォームを個別に覚える必要はありません。

脳に大量のデータを入力する(何度もボールを打つ)ことで、自然と感覚としてパターンが掴めてきます。

 

自転車でカーブを曲がる時は、角度を一つ一つ計算してフォームを意識したりしませんよね?

どのカーブでどう動けばいいのか、過去の自転車に乗った経験からパターンが作られているので、感覚で曲がることができます。

その結果、初めて曲がるカーブでも過去の経験から正確に曲がれます。

ソフトテニスで初めて打つボールも自転車のカーブと同じことが言えます。

過去の練習というデータによって導き出されたパターンによって、ボールを正確に打てるということです。

 

参考:前衛・後衛に共通するソフトテニスが上手くなることの「本質」とは?

 

「パターン認識」でソフトテニスが上達する方法

正確なショットを打つためには、脳がパターン認識することが必要だと分かりました。

ではソフトテニスでパターン認識を行うにはどうすればいいでしょうか?

 

・相手が打つボールがどう飛んでくるか

・自分が打つボールがどう飛んでいくか

 

これらの情報を脳に送り込みます。

 

ボールの情報を脳に送るために、実践することは非常にシンプル。

脳にボールの情報を送るには、ボールに意識を向けて集中することです。

ボールをよく見て、しっかりと意識を向けて打つことを繰り返します。

繰り返しによって脳は自動的にソフトテニスの動きを学習していきます。

 

自転車の場合と同じく、ソフトテニスの体の動きやボールの動きのパターンも、反復によって自然と身につくものです。

「フォーム」などの上達の本質から離れたことに意識を向けていると、大事なボールの情報を脳が学ぶことを妨げてしまいます。

 

余計なことには意識を向けず、しっかりとボールに意識を向けてボールを打ちます。

「飛んでくるボール」「打つ瞬間のボール」「飛んでいくボール」としっかりと集中を保つことを習慣にします。

そうすることで「自分がどう打つと、ボールがどう飛ぶかというパターン」を、脳が勝手に学習してくれます。

 

ソフトテニスの指導に一般的なのは、打ち方=フォームを指導するものだと思います。

確かにソフトテニスが上手い人は、綺麗なフォームで正確にボールを打ちます。

しかしフォームは後付けの説明でしかありません。

練習を繰り返すうちにボールの動きと体の動きのパターンを直観的に掴んだ結果を、外から説明したものがフォームです。

ソフトテニスが上達するために本当に重要なのは、上級者が持っている「感覚」を身につけることであって、その説明である「フォーム」を覚えることではありません。

 

参考:なぜボールに集中するとソフトテニスは上達するのか?

参考:ソフトテニスは「フィードバック」と「自動調節」で上手くなる!

 

まとめ

●ソフトテニスで打つボールは毎回違う

●毎回違うボールを正確に打てるようになるには「パターン認識」を使う

●パターン認識は「文字を読むとき」「自転車に乗る時」にも使っている、人間に生来備わっている能力

●ボールをよく見て打つと、脳が自動的にスイングとボールの動きのパターンを学習してくれる