脳科学で上手くなる!テニスのスマッシュ上達のコツ!

脳科学で上手くなる!テニスのスマッシュ上達のコツ!

本記事では、スマッシュが上手くなるフォームや練習のコツを解説しています。

スマッシュを苦手とするプレーヤーは多い印象ですが、脳科学を活かした正しい練習を行えば自然と上手くなっていきます。

テニスのスマッシュのグリップ

テニスのスマッシュのグリップについて始めに要点をまとめておきます。

サーブやスマッシュを打つときにはストロークを打つ握りからグリップチェンジを行うことが薦められています。

スマッシュのグリップは「コンチネンタルグリップ」が良いでしょう。

 

【コンチネンタルグリップ】

コンチネンタルは「包丁握り」と説明されるグリップで、ラケットが垂直に立つような握り方です。

こちらのコンチネンタルグリップはサーブ・スマッシュのグリップとして薦められます。

 

まとめるとスマッシュのグリップの基本はコンチネンタル。

グリップチェンジを行う理由は手首の可動域に関係しています。

コンチネンタル寄りのグリップの場合、「うちわ」で仰ぐようなリストの動きが自然と使えるようになります。

ただしスイング時に手首の動きを意識して使おうとする必要はありません。

オーバーハンドでのスイングが行いやすいことを理解しておけば実践には十分です。

 

Point

・スマッシュのグリップは「コンチネンタルグリップ」

・グリップチェンジをすることでスイングに腕全体の自然な動きが使える

参考:【ソフトテニス×脳科学】切れ味抜群!カットサーブ上達のコツ!

スマッシュのスイングを整理しよう

スマッシュの「フォーム」=「動き」について理解していきましょう。

スマッシュの「技術」=「感覚」

スマッシュの技術の本質は「感覚」です。

本当の意味でスマッシュのレベルアップはフォームを覚えることではなく、効率のいい体の動きを行う感覚を磨くことです。

ナイスショットには「体がスムーズに連動すること」「ボールに合わせること」の2つが必要です。

大切なのはフォーム(形)ではなく、ボールを飛ばすための運動の機能です。

自転車に慣れるとスムーズな運転ができますが、それは自転車のフォームを覚えたからではありませんよね?

トップ選手の流れるような動きは、反復練習によって結果的に身に付いたものなのです。

スマッシュの動き(フォーム)のヒント

スマッシュの技術は感覚で、頭で考えると自然なスイングの妨げになります。

その上でスイングの感覚を掴むヒントを挙げることはできます。

 

スマッシュのフォーム=動きを掴むのに役立つのがボールを投げる動きです。

投げるという動作は「高い位置で力を加える動き」という点で、スマッシュと共通しています。

ストロークの動作も体重移動や体の回転などがボールを投げる動作に似ています。

スマッシュやサーブの場合は特に「投げる時の腕の振り」「ラケットのスイング」が近い動作になります。

 

スマッシュの打ち方が掴めないという方は「ボールを投げる動きと同じ」だと思ってシンプルにとらえてみてください。形を意識しすぎるとかえって動きを複雑なものにしてしまいます。

スマッシュの練習として「キャッチボール」を行うのも効果的です。

キャッチボールの動作の中に、ソフトテニスの動作の基礎が含まれています。実際、全国強豪校でもキャッチボールは練習メニューに取り入れられているようです。

 

Point

・スマッシュを打つために重要なのはフォームではなく感覚

・フォームは上級者の動きを後付けで説明したもの

ボールを投げるような、自然な体の動きに任せてスイングする

参考:キャッチボールでソフトテニスが上手くなる!

脳科学を活かした最新のスマッシュの練習メソッド

本章から脳科学に基づくスマッシュ練習法をご説明します。

スマッシュが上手くなる練習方法

スマッシュが上手くなる練習方法を見ていきましょう。

ご紹介している方法はストロークやサーブなど他のショットにも応用できます。

 

①ボールに集中してスマッシュを打つ

②スマッシュのイメージトレーニングを行う

 

現実にスマッシュを打つ時にはボールという一点に集中しましょう。

ボールへの集中に加えて、ボールを打たない時間にイメージトレーニングを行えば上達がさらに加速します。

練習法①ボールに集中してスマッシュを打つ

強力なスマッシュはボールに合ったスイングによって実現することは先ほどご説明しました。

ボールに合った動きを身に付けるための鍵が「ボールに集中する」ことです。

ある対象に向けて意識を集中することで、脳に情報が伝わり学習が早くなります。

フォームは気にせず、ミスショットも気にせず、ただボールに集中して体の自然な動きに任せてスマッシュ練習を繰り返しましょう。

自転車の例のように、脳は反復練習によって体の動きを自動的に修正します。

 

またボールへの集中を習慣化することでチャンスボールにも強くなります。

ボレーやスマッシュなどのチャンスを苦手とするプレーヤーは多いですが、普段の練習からボールに意識を向けることで、冷静なメンタルの状態を保つことができるでしょう。

練習法②スマッシュのイメージトレーニングを行う

スマッシュの上達にはイメージトレーニングが有効です。

全身が連動したスマッシュのスイングを身に付ける秘訣が「テニス上級者の動きを見ること」です。

上級者の動きを見るだけでも、脳内では自分がその動作を行っているかのように仮想体験されています。

上級者の動きのイメージが脳内でリアルになったら、自分の動きのイメージも行いましょう。

 

人間の脳には自然にイメージした方向へと向かう性質があります。

想像の世界には物理的な制約がなく、どんな選手にもなることができます。

その自由なイメージの世界にリアリティを感じると、私たちの体は現実に体験しているかのように影響を受けます。

 

Point

ボールに集中してスマッシュを繰り返し打つことで、脳が自動的に学習する

・集中状態を習慣化すれば、チャンスボールにも強くなる

上級者のスマッシュを何度も見ると、イメージが現実のプレーを改善する

参考:ソフトテニス動画まとめ!イメージトレーニング【男子前衛編】

参考:ソフトテニス動画まとめ!イメージトレーニング【女子前衛編】

まとめ

●スマッシュのグリップは「イースタン」「セミイースタン」

●スマッシュの技術で大切なのは「感覚」

●スマッシュのスイングはボールを投げるような自然な体の動きに任せる

●ボールに合ったスイングが優れたショットを生む

ボールに集中して打つことを繰り返すと体の動きが自然に最適化されていく

スマッシュが上手い選手の体の動きを見ることで、自分のパフォーマンスが向上する

前衛【ボレー・スマッシュ】カテゴリの最新記事