【ソフトテニス】超反射!速いサーブを返せるようになる方法!

【ソフトテニス】超反射!速いサーブを返せるようになる方法!

本記事では、ソフトテニスで相手が速いサーブを打ってきたときのリターンの方法です。

サーブに限らず速いボールはソフトテニスで大きな武器となります。

ボールの速さだけで勝ち上れる訳ではありませんが、相手の余裕を奪うことができます。

反対に打たれる側にとっては、返すのが難しいボールです。

サーブを始めとした速いボールを返す方法を整理してみましょう。

ソフトテニスの速いサーブを返す方法

ソフトテニスで相手の速いサーブにより早く反応し、正確にリターンする方法。

主にサーブとはしていますが、ストロークを返球する時にも有効です。

速いサーブを返すには条件反射を身に付けよう

ソフトテニスの速いサーブをリターンする方法。

それは「ボールに集中する条件反射を身につける」ことです。

 

ボールに集中することはソフトテニス上達のコアとなる部分ですので、他の多くの記事でも紹介しています。

サーブだけでなく、ストロークでのラリーも基本的には同じです。

 

同じことが様々な場面に応用が可能だということは、それだけプレーの本質に関わるということです。

抽象化と言いますが、物事を高い視点で見て必要な部分を抽出すると、一挙にいくつもの問題が解決します。

 

頭の中で動きを考えている時は、どうしても反応が遅れてしまいます。

体の直観的な働きではなく、意識を中継して動くことになるからです。

目の前のプレーに意識を集中して、無意識の反射に任せることで反応スピードが自ずと上がります。

 

また、ソフトテニスは常にボールに合ったスイングが求められます。

そのためにはボールに意識を集中することを習慣化します。

ラリーでのボールは毎回変わるため、フォームを頭で考えていては対応ができません。

ボールをよく見て体の感覚に任せる方が上手くいきます。

条件反射は反射神経を超える反応?

条件反射とは「生まれつきではなく学習によって獲得された反射的な反応のこと」です。

これは「習慣」「慣れ」と言っても良いでしょう。

生まれつきの反射は、熱いものに触れた瞬間に体が勝手に動くような、思考を介さない反応です。

 

訓練によって身につく条件反射は、生まれつきの反射の速度を上回ります。

生得的な反射は早くても0.1秒程度です。

卓球のプロのプレーでは、初速180kmの球を3mにも満たない距離で打ち合うと言われています。

これは反射よりも遥かに早く動いています。

卓球のプレーは、人間が反射のスピードを超える実例の一つです。

 

ソフトテニスで速いサーブをリターンする時にも、条件反射を使いましょう。

フォームを意識したり、フォームを意識したりせずに、目の前のボールに集中してみてください。

 

Point

・速いボールを返すためには条件反射で打つこと

訓練によって身に付く条件反射は、先天的な反射スピードを超える

ボールに集中することを習慣化すると、体が自動的に反応するように条件付けができる

参考:ソフトテニスの試合で力を発揮するには「条件反射」を作ること!

速いサーブをリターンする条件反射の作り方

速いサーブを返すための条件反射を作る方法を見ていきましょう。

キーワード「ボールに集中」を集中状態のトリガーにする

条件反射でプレーして反応スピードを上げるためには、集中状態に入ることを目指します。

これは、頭の中で考える働きから離れて、目の前のプレーに意識が向いている状態です。

 

集中状態に入るトリガーとして、「ボールに集中」という言葉をキーワードにします。

ボールに集中する意識状態をプレー中の習慣にしましょう。

相手がサーブを打つとき、ただボールだけに集中して待球姿勢を取ります。

フォームやコースなどは考えず、現在のプレーに意識を向けることを繰り返しましょう。

 

集中するときには、言葉の働きも抑える方が理想です。

あくまで集中状態に入るためのトリガーとして、「ボールに集中」というセルフトークを行います。

繰り返すうちに、ラリーが始まると自動的に集中状態に入り、ボールに対して最適な動きを無意識に行えるようになります。

これが卓球の例でも確認したような反射を超えるプレースピードを可能にします。

相手がサーブのモーションに入ると、瞬時に集中し、反応スピードを最大化できます。

集中状態で上がるのは反応スピードだけではない

「ボールに集中」する習慣のメリットは、反応スピードが上がることだけではありません。

人間は一点に集中している時に雑念がキャンセルされ、理想的な心理状態でプレーができます。

 

速いボールを打たれたときに起きやすい問題は「焦り」です。

「速いボールが来た!」という心理的なプレッシャーを感じると、最適なタイミングでのスイングができなくなります。

しかしこれも、正しい習慣を身に付けておけば自然にニュートラルな意識で対応ができるでしょう。

 

ソフトテニスでベースライン付近から打たれたサーブやストロークの返球は、卓球などの例に比べると時間的な余裕があります。

相手の速球に焦らず自分のベストなショットを実現する。

自分のベストなショットを実現するとは、ベストなインパクトを実現することです。

正確なインパクトを行うためにはボールに意識をフォーカスすること。

そうすると、「ゾーン」への扉が開く!?ソフトテニス上達の1つ目のポイントを徹底分析!でも解説しているような理想の意識状態に入りやすくなります。

強烈なサーブに対しても、インパクトでボールを捉えることができるでしょう。

集中の理論と実践の違い

ソフトテニスの理論や実践では「こうすれば打てる」という理解によって上達を試みる、即効性のものを求めがちでしょう。

しかし上達のために必要なことは、体の動きを知識として覚えることではありません。

「継続することで、打てるようになってくる」という、反復練習を通して身につく感覚が大切です

 

理論と実践。

理解と感覚。

 

これら2つの違いを自転車という身近な例で考えてみましょう。

「こうすればバランスが取れる」と頭で理解するか、「繰り返し乗ることでバランスが取れるようになる」という感覚を身につけるか。

本当に技術を磨くためには実践を続けて自ら体感するしかありません。

反射を超える反応スピードも、継続することで初めて身に付きます。

 

Point

「ボールに集中」をキーワードにして、集中状態へのトリガーにする

・集中状態では、言葉の働きも抑えるようにする

・ボールへの一点集中が習慣化すると、体が条件反射でボールに反応する

参考:「モンスター」が目覚める!?睡眠から分かるソフトテニス上達のコツ

参考:【無敵のメンタル】ソフトテニスの試合で勝つ「メンタル理論」

まとめ

●ソフトテニスで速いボールは、相手プレーヤーの余裕を奪う有効なショット

●相手の速いサーブに対応するには「ボールに集中」をキーワードにする

●プレー中はボールに集中し、言葉の働きも抑えることを条件反射(習慣)にする

訓練によって身につく条件反射は、生得的な反射のスピードを上回る

●ボールに集中する習慣はプレー中の焦りやプレッシャーから離れ、ニュートラルな意識状態を生み出す

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