ソフトテニスのボレーのコツ「ラケットは振らない」は間違い!?

ソフトテニスのボレーのコツ「ラケットは振らない」は間違い!?

本記事では、ソフトテニスで前衛のボレーが上手くなる方法を解説しています。

タイトルにもあるように「ボレーは振らない」というアドバイスに焦点を当てています。

ボレーについて誰もが聞いたことがあると思われるこのアドバイスは果たして正しいのでしょうか?

前衛の「ボレーは振らない」は正しいのか?

ソフトテニスの前衛ボレーのコツは「ラケットを振らないこと!」とよく言われます。

一見正しそうなのですが私は正確とは言えないと思います。

ボレーを打つときはコンパクトな打ち方の方が上手くいく場面が多いことは事実でしょう。

しかしボレー習得で本当に大事なことはボレーの形を覚えることではありません。

ボレーの技術の本質をつかむためにはボールの動きに合わせる感覚を養うことが必要です。

 

「形(フォーム)を覚えること」と「ボールに感覚で合わせること」。

これらは外目には同じボレーのように見えますが、技術レベルにはっきりとした差があります。

現実のプレーからボレーを考えてみると?

ボレーにはいくつかの種類がありますがラケットを振らないことが強調されるのはランニングボレーについてでしょう。

ランニングボレーは主に相手のシュートボールに対してネット前についてボレーする場面です。

確かにランニングボレーでラケットを振るのは難しいと思います。

■ランニングボレーの場合

・相手プレーヤーとの距離が近い

・ラケットを大きくスイングする時間がない

■ハイボレーの場合

・浮き球に対してはスイングする時間的な余裕がある

・自分でスイングしなければ反発で飛ばせない

ハイボレーは浮いた球を打つことが多いので、しっかりとラケットを振って威力を出します。

 

ランニングボレーとハイボレー。

同じノーバウンドのボレーであってもラケットを振る場合と振らない場合があることが分かります。

先にも触れた通り、ボレーに共通しているのは「ボールに合わせたラケットワーク」であることです。

トップ前衛でもラケットを振ることがある!

正確に言えばランニングボレーでもラケットをスイングする例は実際にあります。

例えば2016年の天皇杯で優勝した星野慎平選手(当時早稲田大学/ペアは船水颯人選手)。

星野選手はランニングボレーでラケットを大きくスイングする場面があります。

 

ボレーの種類によってスイングする場合がある。

一流選手でもラケットを振ることがある。

「ボレーはラケットを振らない」というのは状況によるもので、現実のプレーに合っていない部分が見えてきました。

ボレーとストロークの技術は繋がっている

ストロークとの比較で見ると「ボレーは振らない」ことを考えるヒントになります。

ベースライン付近からストロークを打つときは、ラケットをしっかりと振らなければ威力のあるボールは打てません。

しかしネット前のバウンドが低いボールへの対応などは、自然とコンパクトなラケットワークを行います。

例えばカットサーブのレシーブをするとにに乱打と同じようなスイングをする人はほぼいません。

 

コンパクトなストロークの動きはローボレーの動きと共通しています。

つまり「ノーバウンドで打つボレー」なのか「ワンバウンドで打つストローク」なのかでスイングの線引はできないということでしょう。

・ボレーはラケットを振る時と振らない時がある

・ストロークはラケットを振る時と振らない時がある

ここまで「現実のプレーとしてのボレー」「ストロークとの関係」でボレーを考えてみました。

次章ではボレーが本当に上手くなるための方法論を解説します。

ソフトテニス上達には「新しい理論」が必要

「なぜ真面目に練習している人が上手くなれないのか?」

これはソフトテニス界が長年抱えている課題です。

これまでの理論で上手くなれない人が多いことは、理論そのものが間違っていることを示唆しています。

つまり、これまで通りの方法で練習しても上手くなれない可能性が高いのです。

本当に上手くなるためにはより洗練された新しい理論が必要です。

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Point

全日本トップクラスの前衛選手でもボレーを振ることがある

・ボールに合わせてラケットを振る時、振らない時がある

正しいボレーの打ち方は「ボールに合ったラケットワーク」

参考:ソフトテニスの戦術を試合で活かすためのポイント

前衛ボレーの本当のコツ!

「ボレーは振らない」が正確ではないとすると、前衛のボレーで大切なことは何でしょうか?

本当に上手くなるためには「ボールに合った動きができる感覚」を身に付けることが必要です。

ボールの動きを瞬時に感じ取り、最適なラケットワークがなんとなく感じられる状態です。

ボレーのスイングは状況による

前章でも見た通りハイボレーはラケットを振りますし、通常ボレーでは振りません。

前衛はネット前にいるためボールが到着するまでの時間が短くなります。

また相手のシュートボール(スピードが速い球)については、自分がスイングしなくても反発でボールが飛びます。

速いボール→時間が短い。ラケットを振らなくても反発でボールが飛ぶ

遅いボール→時間が長い。ラケットを振って威力を出す

このような打ち分けを行うことになります。

このような判断は頭で考えるのではなく感覚で行うものです。

ボールに意識を向けてボールを感じることを繰り返すと、自然と選球眼せんきゅうがんのようなものが磨かれていきます。

前衛ボレーの本質は直観力!

時間的に自分がスイングしてもタイミングが合い、正確インパクトができるならば、ボレーは振ってもいい。

ボレーで大切なことは「ラケットを振っても間に合うのか、ラケットを振っていると間に合わないのかを判断すること」です。

このスイングを見極めるのは「直観力」。

ボールを感じることが大切です。

 

直観的にボールに合わせた動きをするのはボレーだけの話ではありません。

ソフトテニスの全てのプレーは「ボールに対して適切な体の動き・ラケットの動きが直観的に分かる」ことが大切です。

サーブやストロークもボールの動きに合った体の動きによってコントロールができるようになります。

直観的に分かると言うと曖昧に思えるかもしれませんが、このような能力は皆さんご自身が日々実際に使っているものです。

 

例えば自転車に乗るときは直観的にバランスを取り、ハンドルを操作しています。

カーブでハンドルを切るタイミングやその角度を瞬時に・正確に判断できます。

人間の体にはこのような直観的な働きがもともと備わっています。

体が生来から持っている機能をソフトテニスにも活かせばボレー上達は格段に速くなります。

ボレーが本当に上手くなる練習方法とは?

脳には反復練習によって自然と学習する性質が備わっています。

繰り返し練習を行ううちに脳内では新しいネットワークが作られ技術が上がっていきます。

新しいネットワークが作られるときとは簡単に言うと「慣れる」とき。

反復練習によって身に付く慣れがソフトテニスで身に付けたい感覚であり技術です。

 

ボレーの直観力も反復練習によって磨かれていきます。

フォームを意識して覚えようとする必要はありません。

今この瞬間のプレーに集中して、感覚でのプレーを身につける練習です。

 

ボレーの直観力を高めるためには「ボールに集中」するようにしましょう。

ボールに意識を集中することで五感でボールを感じることができるのです。

 

感覚としては、ボールをよく見て頭のなかであれこれ考えない感じです。

ボールへの集中状態を作りながら練習を続けることで、ボールの動きを脳が正確に感知し始め、ボレーの最適なスイングが感じられるようになるでしょう。

フォームやコースを考えているとき、意識はプレーそのものから離れています。

ボレーが上手くなるためにはボールに意識を向けるようにしてみてください。続けるうちに自然と技術が上がります。

 

Point

・ボレー技術の本質は「直観力」

・直観は正しい反復練習によって磨かれていくもの

ボールに集中することでボールに合わせる感覚が研ぎ澄まされていく

参考:【ソフトテニス×脳科学】前衛が加速度的に上手くなる練習法!

参考:脳が最速で学習する!ソフトテニス上達の1つ目のポイント「集中」

まとめ

●ボレーは振ってもいい場合と、振ってはいけない場合がある

ボールに対して適切なスイングが直観的に分かることが大切

●直観的な判断は人間がもともと持っている自然な機能

ボールに意識を向けてボールを感じることで直観が磨かれる

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