【ソフトテニス】後衛が最短ルートで上手くなる練習法とは?

2021年10月16日

今回はソフトテニスで後衛が上手くなる方法について解説しています。

ソフトテニスで上達するためには、効率的な方法で練習することが重要です。

いくら練習をしても方法が間違っていては上手くなりません。

後衛の正しい練習方法を考えてみましょう。

ソフトテニスの上手い後衛の条件

ソフトテニスにおいて上手い後衛とは、どのような選手でしょうか?

始めにポイントを押さえておきましょう。

Point

・上手い後衛の条件は「ボールコントロール」「フットワーク」「試合展開」

・ストローク技術の本質にあるのは感覚

・練習でボールに合った動きを身に付ける

以下で順番に確認していきましょう。

 

先ほど触れた通り、上手い後衛のプレーを整理してみると以下の3つのポイントが挙げられます。

ボールコントロール能力が高い

フットワークが優れている

試合展開が上手い(試合を高い視点から俯瞰的に把握できる)

3つの要素はそれぞれ密接に関係しています。

 

③の試合展開も重要ですが、今回は技術面に絞って①ボールコントロール②フットワークを中心に説明していきます。

試合を含めてソフトテニスのプレーでまず重要なのが技術だと考えるからです。

 

前衛、後衛などのポジションに関わらず、ソフトテニスの技術が高いとはどのような状態でしょうか?

本稿では「ボールの落下地点に早く正確に移動して狙い通りのボールが打てる」ことを技術が高い状態と考えることにします。

 

また前提としてソフトテニスのプレーの技術は感覚が重要であることを確認しておきます。

一般的には「考えると上手くなる」と言われることが多いですが、これには注意が必要です。

 

考えることそのものは人間が生きる上で大変重要です。

言われたことを鵜呑みにするだけでは他人の価値観を受け入れるだけで、自分で価値判断の基準を作ることができません。

私が意図することは「考えることは生きる上では大事だが、ソフトテニスを始めとするスポーツの上達に役立つとは限らない」ということです。

 

頭で考えて身体能力が上がるとは思えません。

そもそも人間の先祖である哺乳類、爬虫類などの動物たちは直観的な運動能力に大変優れています。

現に私たち人間も、歩いたり自転車に乗ったりするときには体のバランスは無意識に保たれているものです。

選択は皆さんの自由ですが「『考えること』や『フォームを意識すること』で運動ができるようになる」という主張には多くの矛盾をはらんでいることはお伝えしておきたいと思います。

後衛の資質①ボールコントロール

それでは後衛の技術について具体的に考えていきましょう。

ハイレベルな後衛の1つ目のポイントとして「正確なボールコントロール」が挙げられます。

狙ったところに、狙った球種のショットが打てることであり、そのためにはボールに合ったスイングを行うことです。

ラケットとボールの動きが最適な速さと角度で合わせられることでボールが飛ぶからです。

 

ボールにあったスイングとはいってもそれを意識して行うのではありません。

ボールをよく見て、体の自然な動きに任せてラケットを気持ちよく振る。

基本はこの繰り返しでOKです。

 

「自然な動きで上手くなるなら皆上手くなっているよ」と思うかもしれませんが、実際にはフォームを意識することで成長が止められている可能性もあります。

毎回変わるボールにスイングを合わせるためには常に微調整をしなければなりませんが、フォームを意識することで体の自然な対応を邪魔することになるからです。

 

テニスのインパクトは0.005秒程度と言われており、肉眼では見えないほどの短い時間でボールが打たれています。

しかもボールは毎回変わるわけですから、これを正確に打ち分けるのは体の自動的な調節機能に任せることが必要です。

やはりボールコントロール能力という技術はプレーヤーに身に付いている感覚です。

 

「自動的に打てるのなんて、それこそ上級者だけでは?」と感じるでしょうか。

繰り返しますが、体の自動的な調節は歩くことや自転車に乗ることなど皆さんが日々その恩恵を受けている体の自然な働きです。

自転車のカーブの角度がなんとなく分かるように、ボールに合った動きが感じられることが後衛のストローク技術のコアとなります。

「感覚まかせではなく考えてプレーをしよう」という指導が多いですが、上級者のような感覚を効率よく磨く方法を求めるのが正しい姿勢だと思います。

 

後衛のボールコントロールはさらに以下の2つの要素で捉えることができます。

・ボールに合ったスイング

・ボールに合ったタイミング

良いショットを打つための条件は、ボールに合ったスイングでタイミングよくインパクトすることです。

もちろんプレー中にはこれらを意識することはありません。

後にも詳しく触れますが、ボールをよく見て体に任せて気持ちよくスイングすることを続けてください。

始めのうちは上手くいかなくても繰り返しによってスイングは最適化されていき、正確でスムーズな動きになっていきます。

後衛の資質②フットワーク

上手い後衛の条件②フットワークはより早くボールを打つ地点まで移動する能力です。

フットワークは下の2つの要素に分けられます。

・ポジション

・タイミング

ソフトテニスのコート内で短距離走のような足の速さを競っても大きな差は出ないでしょう。

足が速いに越したことはないですが、まず重要になるのがポジションとタイミングです。

・相手のショットに対応ができるポジションに入っておくこと

・ボールの落下地点を目指してより早くスタートを切ること

相手プレーヤーが打つボールに対応ができるホームポジションでリラックスした待球姿勢を取ります。

そして相手がボールを打った瞬間に反応しボールの軌道に合わせたフットワークを行います。

 

 

ソフトテニスのフットワークは「速さ」よりも「早さ」です。

スイングと同じようにフットワークも直観的な反応を使う方が早くなります。

頭で一つ一つ考えていると動作はどうしても遅くなります。

 

以上が後衛の2つのポイントであるボールコントロールフットワークの説明です。

ボールコントロールとフットワークには大きな共通点があります。

両方ともボールに合わせた動きをする能力だということです。

①ボールコントロール=ボールに合わせたスイングができること

②フットワーク=ボールに合わせた足の運びができること

後衛が上手いとは、ボールに合わせた動きができるということです。

つまり後衛が上手くなるためには、ボールに合わせた動きを効率よく伸ばす練習を行えばいいということになります。

次章でその具体的な練習方法を見ていきましょう。

参考:最高のソフトテニス理論が学べる本・DVD!

参考:【ソフトテニス】華麗なるラリー!後衛のストローク打ち分け術

ソフトテニスで後衛が上達する練習方法

ここからは後衛が上手くなる練習方法を解説します。

Point

・後衛ストロークのコツはボールに集中すること

・ボールという一点に集中することで雑念が減り脳の学習が加速する

トップ選手の動きを見ると自分のプレーのレベルが上がる

 

前章で上手い後衛はボールに合った動きができることだと確認しました。

ではボールに合った動きをするにはどうすればいいのでしょうか?

①ボールに集中する

②ハイレベル後衛のイメージを作る

以上2つの練習を実践します。順番に確認していきましょう。

上達法①ボールに集中してストロークを打つ

後衛で重要なのはボールコントロールですから、その練習はボールコントロールの感覚を磨く練習です。

ボールコントロールの感覚を磨くための最良の方法がボールに集中することです。

 

人間は学びたい対象に集中しているとき学習の速度が高くなります。

あるテーマに向けて集中することで頭の中の雑念を減らすことができます。

狙い通りにショットを打つにははボールを正確に捉えたインパクトが必須ですからプレー中の集中の対象はボールがベストです。

 

人間にとって学習とは脳神経のネットワークが作られることを意味します。

好奇心を持って物事に取り組んでいるとき脳は神経ネットワーク回路を活発に作る性質があります。

 

ボールに集中するというシンプルなテーマを持ってプレーすることで、脳を学習のために理想的な状態へと近づけることができるのです。

フォームは意識せずに、ボールをよく見て体の自然な動きに任せてスイングします。

動作を一つ一つ意識するとぎこちなくなりますが、体に任せることで自然な連動(運動連鎖)を使うことができます。

・ボールに合った打ち方をする「スイング」

・ボールのところへ移動する「フットワーク」

後衛に必要なこれら2つのスキルが感覚として脳内でどんどん学習されていきます。

ボールの軌道という情報=データを脳が受け取り、自動的にパターン化します。

 


後衛のフットワークに関係しているポジションとタイミングも、ボールへの集中力と深い関係にあります。

ポジションやタイミングの基準の一つはボールの位置で、ボールに集中することでボールの動きを脳が感知します。

また一点に集中して雑念を減らすことで意識的に考えるプロセスをスキップして直観的な判断ができるようになります。

 

以上の方法は短期的には効果が感じられないかもしれませんが、気にせず続けてみてください。

自分の打ったボールの結果は気にせず、ボールをよく見て体に任せてスイングを反復します。

反復練習によって脳はプレーを学習し、その結果ストロークの感覚が磨かれていきます。

上達法②ハイレベル後衛のイメージを作る

ソフトテニスが上手くなるためにイメージの働きは非常に重要です。

後衛が上手くなるためにはハイレベルな後衛プレーヤーの動きを繰り返し見ることです。

自分が目指したいプレーを明確にすることで目的地へと向かうプロセスも拓けてきます。

ミラーニューロンで一流選手の動きをコピーする

現在はYouTubeなどでトッププレーヤーの映像を簡単に見ることができます。

上手い選手の動きを見ることは実際に練習する以上の効果があると言えるでしょう。

 

脳には「ミラーニューロン」と呼ばれる機能が確認されています。

ミラーニューロンの働きは人の動きを見るだけで自分がその動作を行っているかのように脳が活性化することです。

つまり一流選手のプレーを見るだけで脳内ではその動きが仮想体験されています。この働きを積極的に活用しましょう。

自分の理想のプレーを自由にイメージする

自分の理想のプレーをイメージすることで後衛のプレーはさらに上手くなります。

イメージで大切なのは臨場感

人間の脳は現実に起きていないことにも影響を受けますが、その強度は臨場感で決まります。

後衛のプレーをイメージする時も五感を使って臨場感を高めましょう。

「実際の試合会場で、テニスシューズがコートを蹴る感覚やストロークのインパクトの感触、爽快な打球音…」

脳が臨場感を感じたイメージは現実の体の動きに影響を与えます。

参考:【ソフトテニス】脳科学で勝率up!後衛の試合戦術【基本編】

参考:【ソフトテニス】爽快!ストローク技術「トップ打ち」を完全マスター!

まとめ

●上手い後衛の条件は以下の3つを満たすこと

①ボールコントロール能力が高い

②フットワークが良い

③試合展開が上手い

●ストローク技術の中核にあるのは「ボールに合った動きができる感覚」

●ボールに合ったストロークのスイングを身に付けるにはボールに集中すること

●後衛のトップ選手のプレーを見と脳が体の動きをシミュレーションして学習する

●自分の理想のプレーを臨場感豊かに思い描くと、現実のプレーがイメージに近づく