本記事ではソフトテニスで一歩抜きんでた存在、「アルファ前衛」「アルファ後衛」になるための理論と方法をがご紹介します。
アルファ前衛・アルファ後衛という言葉は造語です。
「アルファ」という言葉はもともと優れた存在の意味として使われています。
後述するように近年では「アルファメール」「アルファフィメール」、つまり優秀な男性・女性を表す言葉として使われるようになりました。
このアルファの概念には、ソフトテニスのプレーヤーの在り方にも通じるところがあるのです。
そこでアルファ前衛・アルファ後衛という、一歩進んだアルファなソフトテニスプレーヤーについて考えてみたいと思います。
アルファ前衛・アルファ後衛とは?
「アルファ=α」とは何でしょうか?
もともとは、サルやゴリラの群れの中でリーダー的な存在のことを指して「アルファ」という言葉が使われています。
アルファはリーダーとしての資質を持つ人
最近ではこのアルファという言葉が魅力的な男性・女性の意味で使われています。
それが「アルファメール」「アルファフィメール」という言葉です。
メール【male】は男性の意味、フィメール【female】は女性を意味します。
アルファと言われるような人の特徴は、リーダーとして自分の道を自分の意志で歩めるような素質を備えた、魅力ある人物だという点でしょう。
アルファは人間関係で使われることが多い言葉ですが、広く本人のパーソナリティが重視されます。
ソフトテニスのアルファとは?
そこで提案したいのが「アルファ前衛」「アルファ後衛」という選手像です。
両者をまとめて「アルファ・プレーヤー」と言ってもいいでしょう。
アルファの定義にならえば、単純に前衛・後衛としての技術が高いだけでは本物のアルファではありません。
ソフトテニスが上手いということに留まらない、リーダーとしての資質を備えているのがアルファプレーヤーです。
具体的な選手の例でいうと、船水颯人選手はアルファ後衛のイメージにぴったりです。
もし仮に船水選手並みの技術と身体能力を備えていて、しかしプレー中のマナーや他人に対する態度が悪い選手がいたとします。
いくらソフトテニスが上手くても船水選手のような魅力をそのプレーヤーに感じることはないでしょう。
(理論的に言えばスポーツマンシップに則るプロフェッショナルであるからこそ、船水選手の高いパフォーマンスが維持できているとも言えます)
・アルファは動物界の群れにおけるリーダーが語源
・リーダーの資質を持つ人をアルファと呼ぶ
・ソフトテニスは強さだけではなく人間的な素養を磨く
参考:船水選手・上松選手・広岡選手…なぜソフトテニスが上手い人はなんでもできるのか?
アルファ前衛・アルファ後衛になる練習理論
アルファ前衛・アルファ後衛は一歩抜きんでたリーダーとしての素質を磨いた存在であることを確認しました。
アルファは生まれつき決まっている訳ではなく自ら身につけることができます。
サルやゴリラの例ですと、集団内でボスだった個体がある時には入れ替わり、別の個体がボスになるというころが起きます。
人間の場合は周囲の人を蹴落としたり入れ替わったりする必要はありません。
一歩ずつ自分の習慣を見直し、思考を変え、行動を変えることが大切です。
それではここからアルファ前衛・アルファ後衛の資質を身につける方法を見ていきしょう。