ソフトテニスで一歩先行く?「アルファ前衛」「アルファ後衛」になる方法!

2020年1月29日

今回はソフトテニスで一歩抜きんでた存在、「アルファ前衛」「アルファ後衛」になるための理論と方法をがご紹介します。

アルファ前衛・アルファ後衛という言葉は造語です。

「アルファ」という言葉はもともと優れた存在の意味として使われています。

後述するように近年では「アルファメール」「アルファフィメール」、つまり優秀な男性・女性を表す言葉として使われるようになりました。

このアルファの概念には、ソフトテニスのプレーヤーの在り方にも通じるところがあるのです。

そこでアルファ前衛・アルファ後衛という、一歩進んだアルファなソフトテニスプレーヤーについて考えてみたいと思います。

 

アルファ前衛・アルファ後衛とは?

「アルファ=α」とは何でしょうか?

もともとは、サルやゴリラの群れの中でリーダー的な存在のことを指して「アルファ」という言葉が使われています。

 

最近ではこのアルファという言葉が、魅力的な男性・女性の意味で使われています。

それが「アルファメール」「アルファフィメール」という言葉です。

 

メール【male】は男性の意味、フィメール【female】は女性を意味します。

アルファと言われるような人の特徴は、リーダーとして自分の道を自分の意志で歩めるような素質を備えた、魅力ある人物だという点でしょう。

アルファは人間関係で使われることが多い言葉ですが、広く本人のパーソナリティが重視されます。

 

 

そこで提案したいのが「アルファ前衛」「アルファ後衛」という選手像です。

両者をまとめて「アルファ・プレーヤー」と言ってもいいでしょう。

 

アルファの定義にならえば、単純に前衛・後衛としての技術が高いだけでは本物のアルファではありません。

ソフトテニスが上手いということに留まらない、リーダーとしての資質を備えているのがアルファプレーヤーです。

 

具体的な選手の例でいうと、船水颯人選手はアルファ後衛のイメージにぴったりです。

もし仮に船水選手並みの技術と身体能力を備えていて、しかしプレー中のマナーや他人に対する態度が悪い選手がいたとします。

いくらソフトテニスが上手くても、船水選手のような魅力をそのプレーヤーに感じることはないでしょう。

(理論的に言えば、スポーツマンシップに則るプロフェッショナルであるからこそ、船水選手の高いパフォーマンスが維持できているとも言えます)

 

参考:船水選手・上松選手・広岡選手…なぜソフトテニスが上手い人はなんでもできるのか?

 

アルファ前衛・アルファ後衛になる練習理論

アルファ前衛・アルファ後衛は、一歩抜きんでたリーダーとしての素質を磨いた存在であることを確認しました。

アルファは生まれつき決まっている訳ではなく、自ら身につけることが出来ます。

 

サルやゴリラの例ですと、集団内でボスだった個体がある時には入れ替わり、別の個体がボスになるというころが起きます。

人間の場合は周囲の人を蹴落としたり入れ替わったりする必要はありません。

一歩ずつ自分の習慣を見直し、思考を変え、行動を変えることが大切です。

それではここからアルファ前衛・アルファ後衛の資質を身につける方法を見ていきしょう。

 

高いゴールとエフィカシー

アルファメール、アルファフィメールの特徴として、自分自身のゴールを設定し、その実現に取り組んでいることが挙げられます。

アルファ前衛、アルファ後衛も、自分のゴールに向けて強い信念とともに邁進するプレーヤーであるべきでしょう。

意志の力が本人の高いパフォーマンスを引き出し、周囲の人にもパワーを与えます。

 

・ゴール=心から望む現状の外側の大きな目標

・エフィカシー=ゴール達成のための自己能力の自己評価

 

高いゴールと高いエフィカシーを持つ人に対して、周囲の人は自然と惹きつけられます。

歴史上の偉人などを見ても、夢物語のような途方もない未来の理想を掲げ、その実現に向けて行動していることが伺えます。

 

前衛であれ後衛であれ、高い目標を設定し、その目標が自分ならば達成できるという信念を日々作り上げていきます。

他人に与えられた物差しではなく、本心から達成したいと思えるようなゴールを設定しましょう。

他人の価値観に盲目的に従う人がリーダーシップを発揮することはありません。

自分が目指すべき理想のイメージを持っていれば、それが価値判断の基準となります。

 

 

旅行に行くときのことを考えてみてください。

「移動手段」「所持金」「服装」「持ち物」を決める基準はなんでしょうか?

 

答えは「目的地」=「ゴール」です。

自分が設定した未来の行き先が、現在行うべきことを示す基準になります。

服装などはゴール無しでも決められるかもしれませんが、それも自己イメージに合った物を選んでいます。

 

また前述の通り、ゴールは常に現状の外側でなければなりません。

現状の自分のままで達成できるようなゴールだと、脳は「今の自分のままでいい」と感じます。

それではゴールへと向かうエネルギーは生まれません。

常に大きなゴールを設定し、ゴール達成に向けて日々邁進するのがアルファ前衛・アルファ後衛のあり方です。

 

 

また前述の船水颯人選手を例に考えてみましょう。

船水選手は日本のソフトテニス界で初めてのプロ選手となりました。

全日本での優勝や、アジア大会優勝というご自身の輝かしい成績よりも、常にその先を思い描いていたのだと想像します。

過去に誰一人として歩むことがなかったソフトテニスのプロ選手という道を、強い意志の力で自ら切り開いたパイオニア。

船水選手の姿には「高い理想と直接的な行動」「高いゴールとエフィカシー」が体現されているように感じられます。

エフィカシーの重要性は、ソフトテニス以外のトップアスリートの例も参考になります。

 

マイケル・フェルプス選手→【水泳】マイケル・フェルプス選手に学ぶソフトテニス上達のコツ!

タイガー・ウッズ選手→【ゴルフ】タイガー・ウッズ選手に学ぶソフトテニス上達のコツ!

 

スポーツマンシップ

ソフトテニスはスポーツです。

スポーツに携わる人間は、スポーツマンシップを身につけることが望ましいでしょう。

スポーツマンシップとは簡単に言うと「フェアネスの精神」のことです。

ソフトテニスは自分側と相手側の両サイドにプレーヤーが分かれ、プレーの判定はルールに基づき第三者である審判が行います。

 

利己的な損得のみを求めて行動する人はアルファとは言えません。

公正であることは様々な場面で求められることです。

アルファ前衛・アルファ後衛は自分の損得ではなく、公平・公正のフェアネスの精神で動きます。

試合に勝てる力を持つのは良いですが、あくまでルールに則り周囲の模範となるようなスポーツマンとしての態度が望まれます。

 

前章の終わりに触れたマナーの話ですが、フェアプレーの精神で試合をした方がソフトテニスは強くなります。

不正な行いをして勝とうとする人は、「自分は実力で勝負しても勝てない」というメッセージを脳に送っているようなものだからです。

 

これでは自分でエフィカシー(自己評価)を下げているようなもの。

本人にその自覚がなくても人間のパフォーマンスはエフィカシーに対応したものになります。

他者に対してフェアネスの精神を持って振る舞うことが、結局自分のためにもなるということです。

 

ディフェンシブ=自己防衛的でないこと

「ソフトテニスは自分次第で上手くなることができる」と考えられる人は、実際に上達の道筋が見えてきます。

反対に、練習しても「環境のせい」「ペアのせい」で勝てないと思っている人は、現状を維持するしかありません。

 

自分が取り組みべき課題と、他の人の課題を整理すると分かりやすいと思います(「課題の分離」と呼びます)。

他の人のプレーについてイライラするとすれば、「他の人のプレーは本人の課題であって、自分の課題ではない」というように客観的に分析します。

自分の目標に向けた課題に集中し、その実現を目指しましょう。

 

ここで言う自己防衛とは、自分に都合がいいように物事を取り繕う態度です。

「言い訳」などの自己防衛に走っていては、ソフトテニスで抜きんでたプレーはできません。

もちろん自分の心身を守ることは重要ですが、自己防衛の場合は別の目的が働いています。

 

自分の責任を引き受ける姿勢がなく、ただ不満を漏らすだけでは、「不満を感じている自分」を維持することになります。

他人のせいにしていると「これは自分の力では解決できない問題だ」という自己イメージが作られるからです。

自分自身の選択についてしっかりと責任を持ち、役割を果たす方がいいでしょう。

 

 

人の脳は無意識に「埋め合わせ」をすることがよくあります。

本人も気が付かないうちに、自分に都合のいいストーリーを作り上げてしまうのです。

 

例えば自己肯定感が低い人は、他の人のあら探しをして安心感を得ようとします。

悪口を言うのは、自己イメージが低い人が自分と同じところに人を引き落とそうとするときに行う典型的な行動です。

これは無意識の働きなので、本人には本心から周囲に原因があるように感じられます。

悪口をやめるように心がけるだけで、自分の効力感が上がってくるはずです。

 

周囲からの信頼に値するプレーヤーになるには、まず自分が責任感を持って行動することが大切です。

ペアの中での役割、チームの中での役割を、自ら考えて引き受けましょう。

 

 

脳は人の司令塔のような役割を担っています。

脳が「できる」と思えばできるようになり、脳が「できない」と思えばできなくなります。

できない理由を探すのではなく、自分の目標に向けてアクションを起こしましょう。

 

全てを自分で解決するということではありません。

自分の意識次第で開ける可能性があるということです。

 

参考:「心の習慣」を変えるとソフトテニスが上達する!

参考:禁断の秘術!?ソフトテニスが上手くなって「モテる」方法!

 

まとめ

●「アルファメール」「アルファフィメール」=優れた男性・女性のこと

●「アルファ前衛」「アルファ後衛」は、抜きんでた技術と人格を備えた優れたプレーヤー

●ソフトテニスのアルファプレーヤーの特徴は3つ

①高いゴールとエフィカシー

→プレーや試合について大きな目標を自分で設定し、目標達成にコミットする

②スポーツマンシップ

→常にフェアネスの精神を持ってプレーする

③ディフェンシブ=自己防衛的でないこと

→責任感を持って自分の課題に取り組む