「ソフトテニス・サヴァン」内なる天才が目覚める究極の練習理論!

「ソフトテニス・サヴァン」内なる天才が目覚める究極の練習理論!

人間の脳には天才的な才能が眠っていると言われています。

本記事では特にサヴァン症候群に関する知見をヒントに、ソフトテニスの才能開花の道を探ります。

時に、一般的には信じられないような脳機能を持つとされるサヴァン症候群。

人間のパフォーマンス向上にどのように関わってくるのでしょうか?

サヴァン症候群とは?

皆さんは「サヴァン症候群」をご存知でしょうか?

サヴァン症候群は「音楽・数学・絵画その他の特定の分野において極めて高い能力を持つ人や状態そのもの」を意味します。

単に「サヴァン」と呼ばれる場合もあり、映画『レインマン』や海外ドラマ『グッド・ドクター』でも知られています。

 

ソフトテニスの練習理論を考えるために、この章ではサヴァン症候群について理解していきましょう。

サヴァン症候群の方々の豊かな才能からは人間の脳が持つ可能性が感じられるからです。

そこにスポーツのパフォーマンスを最大化するヒントを読み取ることができます。

先天的サヴァン症候群

実際にサヴァン症候群として知られる方々をご紹介します。

こちらでご紹介している方は、生まれつきの要因によってサヴァンと呼ばれる脳の働きを獲得しています。

Daniel Tammet

ダニエル・タメットさんの場合は、円周率を2万桁以上暗記し、10カ国語以上を習得しており、カレンダー計算ができます。

ドキュメンタリー番組で新しい言語を一週間で学習する企画が持ち上がり、見事一週間で、現地でのインタビューの受け答えに成功しています。

カレンダー計算は日付を聞くとその曜日が分かるなどの演算能力のこと。

 

また共感覚(五感のクロッシング)があり、数字に色彩や個性を感じられるそうです。

ご自身としては対人コミュニケーションに困難を感じるそうですが、日常会話などに支障はないようです。

Stephen Wiltshire

スティーブン・ウィルシャーさんは「ヒューマン・カメラ」と言われる記憶力の持ち主。

上空から一度眺めた風景を完璧に記憶し、巨大なキャンバスに正確に描いて再現することができます。

ヘリコプターから眺めた街並みが窓の枚数や車の位置まで正確に描かれています。

 

彼らの他にも、音楽や絵画で極めて高い資質を持つ方の例があります。

一般に多い傾向としては、数学や絵画、音楽など、非言語的なものが多いようです。

ただしサヴァン症候群と言っても、その才能は人によって多様でひとくくりにはできません。

ダニエル・タメットさんのように日常生活が自立して行える方もいれば、言葉でのコミュニケーションが非常に困難な方もいるようです。

後天的サヴァン症候群

サヴァン症候群は生まれつきの脳の特徴と関係すると考えられていましたが、後天的に身に付く例も確認されています。

生まれつきの場合は「先天的サヴァン症候群」、生まれつきでない場合は「後天的サヴァン症候群」と呼ばれています。

後から身に付くことから推察されるのは、一人一人の脳に「サヴァン」と呼ばれるような才能が眠っているということです。

非常に稀だそうですが、後天的サヴァン症候群と見られるお2人をご紹介します。

Leigh Erceg

リー・アーセグさんは「後天的サヴァン症候群」のうちの一人です。

アーセグさんはある日バランスを崩して急な坂を転げ落ち、頭を強打してしまいます。

その事故以来、もともと関心のなかった数学や絵画、詩などに豊かな才能を発揮するようになります。

また音を聴いて色を感じるなどの共感覚も発現したそうです。

しかしアーセグさんはこの事故によって、自分と関わりのあった友人や家族の記憶を失い、性格にも変化が見られたそうです。

下の映像の音声は英語ですが、映像だけでも彼女が感じている世界が伝わると思います。

 

Orland Serrell

オーランド・セレルさんは少年時代、左側頭部に野球ボールが当たり、気を失うという事故に遭いました。

意識を取り戻してからしばらく経つと、彼はカレンダー計算ができるようになっていました。

 

また日々の出来事を詳細に記憶できるようになったそうです。

例えば「○月○日は何曜日、キャンプに行って、天気は晴れだった」という具合です。

セレルさんは事故以前は特別な記憶力を持っていた訳ではありません。

彼の場合は事故直後に痛みを感じたものの、その後の日常生活には支障がないようです。

サヴァン症候群の「原因」と「学習」

ここまで「先天的サヴァン症候群」と「後天的サヴァン症候群」の2つの場合について見てきました。

人間が持つ豊かな可能性を示す例だと思いますが、重要なのは一人一人の脳に同様の能力が眠っているということです。

それは事故などを原因として後天的にサヴァンと呼ばれる特徴が現れることから伺えます。

 

ここである関心が湧きます。

「サヴァン症候群のような脳機能を学習によって獲得することができるのか?」という問いです。

 

上記の後天的サヴァン症候群の原因はあくまで事故です。

アーセグさんの場合は家族の名前も思い出せず、周囲の人によれば、事故以前とは性格も一変しているということでした。

サヴァンと言われる得意な才覚はこれまでのところ、生まれつきの脳の特徴によるものか事故によるもの。

同じ方法でそれを獲得する訳にはいきません。

 

後天的な学習で眠っている脳の可能性を呼び覚ます方法とは?

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