【ソフトテニス】脳科学で解決!バックハンド・スマッシュ・トップストロークの練習メニュー!

2019年11月27日


今回は、バックハンドとスマッシュ、トップストローク(トップ打ち)に共通するソフトテニスの上達法を解説します。

これら3つのショットは、ソフトテニスのショットで苦手とするプレーヤーが特に多いものでしょう。

それぞれのショットについて個別に解説もしていますが、その上達法には共通するポイントがあります。

ポイントさえ押さえておけば、バックハンドも、スマッシュも、トップストロークも、同じ要領で上達することが出来ます。

それどころか、苦手な人が多いショットが上達する方法をマスターすれば、ソフトテニスのあらゆるプレーが上達する方法を習得することになります。

 

バックハンド、スマッシュ、トップストロークに共通するソフトテニス上達法

バックハンドとスマッシュと、トップストローク。

これらはいずれも苦手とする選手が多い傾向にあります。

スマッシュとトップストロークなどは攻撃のチャンスですが、それゆえ「決めなければ!」といプレッシャーでミスしてしまう場面も多いことでしょう。

後半では、このようなプレッシャー=心理的な面の対策についても触れます。

これらの3つのショットが上達するために共通するポイントは2つ。

 

①打つ回数を増やすこと(繰り返し)

②ボールに集中して打つこと

 

これらは他の記事でも似た表現をしていますが、それだけソフトテニス上達の本質的なポイントだと考えられるからです。

逆に言えば、各ショット毎に体の動きやラケットの動きを細かくアドバイスしているものは、学習の共通のパターンを押さえられていないのかもしれません。

そもそもプレー中に「フォアストロークのテークバックは…」「スマッシュの肘の位置は…」などのことを考えながら、スムーズなプレーをするのは無理があります。

本当に効果がある方法というのはシンプルなものです。

身に付くスキルは一見複雑なことをしているようでも、実践する方法としてはシンプル。

なぜなら、洗練された方法論は必要のない無駄な部分を徹底的に取り除いているはずだからです。

それでは以下で、①打つ回数を増やすこと、と②ボールに集中して打つことを順番に確認していきましょう。

 

①打つ回数を増やすこと(繰り返し)

ソフトテニス上達の基本は、繰り返しボールを打つことです。

バックハンド、スマッシュ、トップストロークが上達するためには、これらのショットを何回も繰り返し打って練習することです。

人の脳は繰り返しによって自動的に学習する性質があります。

日本語を話すことも、歩くことも、自転車に乗ることも、繰り返し練習することで理屈抜きに上手くなっています。

特に苦手なショットは打つ回数が少ない場合が多いので、まずは意識して球数を増やしましょう。

本来は得意なショットと同じくらいの回数を打って初めて、技術の難易度の比較ができるものです。

 

「打つ回数と言っても、すでに練習をしているのに上手くならない」と感じるかもしれません。

分かりやすく例を挙げてみます。

皆さんが今得意なショットがフォアストロークだとします。

フォアストロークが得意なのは、フォアストロークを何度も繰り返し練習したからです。

その証拠に、ソフトテニスを始めたばかりの初心者の頃は得意ではなかったはずです。

反対に今不得意なショットというのは、打つ回数が比較的少ないショットの場合が多いでしょう。

それが前述の3つのショット、バックハンド、スマッシュ、トップストロークです。

ソフトテニスを始めたばかりの頃に、バックハンドやスマッシュ、トップストロークを繰り返し練習するのは一般的な練習でしょうか?

フォアストローク(アンダー・ミドルの高さ)と同じかそれ以上の回数を練習することはまずないでしょう。

 

「苦手なショット」や「難しいショット」と感じるものは、現在の得意なショットのレベルを基準にしているからです。

初心者の頃と比べると、現在得意なショットは回数をこなしたから上達してきていることが感じられるのではないでしょうか。

そうであれば、不得意なしょっとはこれから繰り返し練習することで同じように上達します。

 

②ボールに集中して打つこと

ソフトテニスの各ショットを脳が効率的に学ぶ方法は、「ボールに集中して打つこと」です。

人は集中しているときに、物事を学習する効率が飛躍的に上がります。

先ほどの、打つ回数を増やす際にもボールだけに集中することを実践します。

 

脳は繰り返しによって自動的に学習するとはいえ、学習の方法次第でその効果には大きな現れます。

ソフトテニスの練習効果を高めるためにはボールに集中すること。

特に苦手意識がある場合は雑念が湧きやすい傾向があります。

フォームを細かく意識したり、ミスに対するプレッシャーを感じていると、脳が正しくショットを学習できません。

そこでボールに対して一点集中し、余計な雑念をキャンセルして、クリアな意識で練習を繰り返します。

ショットが上手くいかなくても、淡々とボールへの集中を維持してください。

集中状態を維持しニュートラルな意識が習慣化する。

このことは、始めに書いたチャンスボールへのプレッシャーの解決策でもあります。

ボールへの集中を癖づけることによって上達が早くなるだけでなく、試合での落ち着いたプレーも期待できます。

 

 

ソフトテニスのフォアハンドとバックハンドは、自転車の右カーブと左カーブのようなものです。

自転車を乗る時に「左カーブは苦手だ…またミスするかもしれない」などと考えることはないでしょう。

リラックスして繰り返し練習するうちに、体の左右どちら側でも打てるようになります。

 

参考:試合で別格の強さを誇る「ソフトテニス・ネイティブ」になる練習法!

 

前衛・後衛の全てのプレーに共通する学習のメカニズム

今回はバックハンド、スマッシュ、トップストロークという3つのショットを念頭に置いています。

しかしここまでの「回数」「集中」という上達のポイントは、他の全てのショットに共通していることです。

基本は脳の学習の仕組みに合った方法です。

 

・脳は繰り返しによって脳神経のネットワークを作る

・集中力を高めることで学習効率が上がる

 

脳の仕組みに共通するメカニズムを知っておくと便利です。

脳は好奇心を持っている時や、リラックスした集中状態で新しいネットワークを活発に発達させると考えられます。

 

サーブや前衛のボレー、後衛のフォアストロークなども、基本的には同じプロセスでの上達が可能です。

ソフトテニスが上手い人は、体験的に正しい上達のプロセスが掴めている人たちなのでしょう。

現在伸び悩んでいる人も、正しい方法を理解し実践すれば、高速で上達することが可能です。

科学的な知見を活かすことで、経験則よりも上達の最短距離により近いルートでの練習ができるからです。

 

最後に、ソフトテニス上達のステップを簡単に確認しておきましょう。

自分がこれから上達したいショットがあるとします。

「回数」「集中」の2つが揃えば、脳は自然と脳神経の回路を作ってくれます。

ポイントを押さえておけば、自分で苦手の原因や、上達に必要な練習を正しく判断することができます。

「今自分が上達したいショットは、回数を増やせば良いのか?」

「回数は多く打っているが、集中状態に上手く入れていないのか?」

このような要領です。

始めのうちは難しいかもしれませんが、上達法そのものも、繰り返すうちにコツが掴めてきます。

 

参考:【ソフトテニス×脳科学】練習メニューにシナジー効果!「上達法が上達する」とは?

参考:【水泳】マイケル・フェルプス選手に学ぶソフトテニス上達のコツ!

 

まとめ

●ソフトテニスのバックハンド、スマッシュ、トップストロークが難しく感じるのは回数が少ないから

●苦手なショットが上手くなるポイントは2つ

①打つ回数を増やす(繰り返し)

②ボールに集中して打つ

●脳は繰り返しによって自動的に学習する

●脳は集中しているときに学習効率が上がりやすい

●苦手ショットは雑念が湧きやすい→ボールだけに集中してニュートラルな意識でショットを繰り返す

●「回数」と「集中」というポイントを押さえると、自然なプロセスで学習が進む