本記事では、ソフトテニス上達の2つ目のポイントである「イメージ」を深く掘り下げて考察してみたいと思います。
ソフトテニス上達のポイントは以下の3つです。
■ソフトテニス上達の3つのポイント
①ボールに集中する
②イメージトレーニングをする
③リラックスする
まとめると「集中」「イメージ」「リラックス」。
これら3つのポイントは、前衛のプレーにも、後衛のプレーにも当てはまります。
イメージの重要性は他の多くの記事でも触れているところですが、改めて考えてみましょう。
ソフトテニス上達のための「イメージ」
ソフトテニスが上手くなるためにはイメージトレーニングが欠かせません。
イメージの働きは前衛や後衛というポジションに関わらず重要なものです。
前衛のボレー&スマッシュならボレースマッシュのイメージトレーニング。
後衛のストロークならストロークのイメージトレーニングが、そのままプレーの向上に繋がります。
ソフトテニスの上達法というと実際に体を動かす練習について語られがちです。
もちろんスポーツが上手くなるための方法として、練習が重要なのは当然です。
しかしだからと言って、イメージの力を甘く見るべきではありません。
実際にはスポーツの上達にはイメージトレーニングこそが重要だとさえ言えます。
イメージトレーニングが重要な理由は主に2つあります。
■イメージトレーニングの有効性
①イメージの世界には限界がない
②リアルなイメージは現実に強烈な影響を与える
実際に体を動かして行うことには、物理的な限界があります。
ところが私たちが頭の中で思い描くことには、私たちの想像力以外に限界はありません。
突然全日本トップレベルの選手と同じプレーをするのが無理でも、そのプレーを自分がしているように思い描くことはできます。
イメージは自由で限界がないにも関わらず、現実に影響を与えます。
思考の働きが現実に影響を与える分かりやすい例と言えば、プラシーボ効果でしょう。
本人が薬だと信じて飲めば、薬効のない偽薬であっても心理的効果があるという現象です。
また「ミラーニューロン」の働きも、イメージトレーニングの有効性の根拠と言えるでしょう。
ミラーニューロンとは、ある人の動きを見ると見ている人の脳が同じ動作を行っているように活性化する働きのことです。
人の脳はミラーニューロンの働きによって、他の人の動作を見るだけで学習する。
つまりスポーツは見るだけでも上達します。
ソフトテニスので「前提」になっていること
ソフトテニスをしているとき、私たちが意識していないうちに前提としているものがあります。
他の人のプレーを真似しようと思っていなくても、自然と影響を受けているのです。