ソフトテニスのダブルスの試合で勝てる「ペアワーク」!

2020年2月22日

今回は、ソフトテニスのダブルスの試合で勝てる「ペアワーク」についてご説明します。

ソフトテニスでもシングルスの注目度が上がっていますが、ダブルスをメインに考える方は今も多いことでしょう。

ダブルスの試合では2人でプレーするため、自分1人のプレーだけでは不十分です。

ペアでのプレーを最大化するためにはペアワークが必要です。

チームでのパフォーマンスを最大化するチームワークに近いものです。

 

ペアワークの基本は高いイメージを持つこと

ダブルスの試合で力を発揮するためには、ペア同士が自己イメージを高め合うことが大切です。

 

「ペアワーク」=「お互いの自己イメージを高め合うこと」

人間のパフォーマンスは、本人が持つ自己イメージに比例します。

試合で勝つという目標を達成するのにも、「自分にはできる!」と、未来の可能性を肯定することが不可欠です。

自分の能力に強い確信を持つことで、高い自己イメージに合わせた行動が引き起こされます。

 

ソフトテニスのペアワークは「自己イメージを高めること」をペアでお互いに行います。

簡単に言うと「お互いを褒め合うこと」です。

「私たちならできる!」という確信を持つことで、ペアとしてのパフォーマンスを引き上げます。

 

自己イメージが上がるとパフォーマンスが上がる!

なぜ良いイメージを持つことでプレーが良くなるのでしょうか?

それは脳=心が人間をコントロールしているからです。

ソフトテニスのナイスプレーの裏には必ず、それを引き起こしているマインドの働きがあります。

マインドの働きを意識的に活用することが、良いイメージを持つことの意味です。

 

心の働きが現実の私たちに大きな影響を与えていることは、実際の例からも伺えます。

例えばプラシーボ効果です。

 

【プラシーボ効果】

偽薬効果とも呼ばれ、偽物の薬であっても本人が薬だと信じて飲めば、心理的な治癒効果があるという現象

 

脳は自分が信じる世界を実現しようとします。

最もリアリティ=臨場感がある世界を自分のとっての「現実」として選びます。

思い描いている世界が「事実」であるかどうかは関係がありません。

先ほどのプラシーボ効果の例にいても、「事実」としては薬効はありませんが、本人の信念が現実に影響を与えています。

 

 

ソフトテニスのダブルスでも同じことが言えます。

より高いプレーのイメージを持つことで、現実のプレーが良くなります。

この心理的な効果をペアでお互いに最大限活かしましょう。

 

過去の実績や、現在の能力に捉われる必要はありません。

過去に捉われることは、未来の可能性を制限することに繋がります。

大事なのは常に、これからです。

「私たちは凄い!」「私たちにはできる!」という高いイメージをペアで共有しましょう。

 

参考:【ソフトテニス×脳科学】「理想のフォーム」が身につく!イメージの力を体感しよう!

 

ダブルスの試合で勝てる「高いイメージ」を作る方法

ソフトテニスのダブルスのプレーには、ペアで自己イメージを高め合うことが重要だと分かりました。

ではどうすれば、お互いの自己イメージを上げられるでしょうか?

 

人間のイメージは3つの要素に分けられます。

「ワード・ピクチャー・エモーション」=「言葉・映像・情動」です。

今回は主に「言葉」を使った方法をご紹介しますが、3つの要素はお互いに繋がっています。

 

 

自己イメージを上げる基本は、プラスの言葉だけを使うことです。

マイナスの言葉は使わないようにしましょう。

ポジティブな言葉は肯定的なイメージを喚起し、情動を引き起こします。

ペアでお互いに肯定的な言葉だけを使うようにすれば、プレーのイメージが高められ、パフォーマンスが上がります。

 

ダブルスの試合で高いイメージを強化するとき、以下の2つのポイントがあります。

 

①ペアのプレーの「できているところ」を指摘する

②ペアの次のプレーのポジティブなイメージを作る

 

一つずつ確認しましょう。

 

①ペアのプレーのできている点を指摘する

試合や練習でのペアのプレーで、できているところに視点を向けましょう。

肯定的な言葉を掛け合い、プレーに対する自信をお互いに強化していきましょう。

 

例えば、前衛がボレーミスをしたとします。

ペアである後衛は、「コースは合ってる。次決めよう!」などの言葉をかけます。

プレーに対する肯定的な評価は、未来の行動へと繋がります。

 

現在のプレーが完璧でなくても、以前より良くなっているところなどに目を向けてください。

ペアだけでなく、自分のプレーに対しても肯定的な姿勢が望ましいです。

自然なコミュニケーションの中で、自分にも他人にも肯定的な言葉を掛けることを習慣にします。

 

 

本人のマイナスの部分は指摘しないことが基本です。

指摘することでマイナスのイメージが刷り込まれ、脳がネガティブな方向に向かう可能性があります。

「君はネットが多いから気を付けて」などと言うと、「ネットが多い」というイメージが強化されてしまいます。

ミスそのものは本人も理解していますから、そこに周囲からのプレッシャーが加われば、余計に体が動かなくなるでしょう。

どうしても直す必要があって、本人がそれに気が付いていない時に、最低限の指摘を行いましょう。

(もちろん、他害的な行為についてはこの限りではありません。この場合は指摘して、本人がその行動の責任を取るべきだと思います)

 

私たちは「減点方式」に慣れてしまっています。

減点方式は学校のテストの採点方法と同じ方法です。

理想の状態から「どこができていないか」にフォーカスを当てる姿勢です。

この方法では、100点満点中98点という高得点でも「2点分できていない」ということになります。

 

そうではなくて、自分や相手の良いところに意識を向ける習慣を身につけてください。

そしてポジティブなイメージが作られるような言葉をかけ合います。

始めは慣れなくても、少しずつ習慣化してきます。

 

②次のプレーのポジティブなイメージを作る

未来のプレーに対して、ポジティブなイメージが湧くような態度を保ちましょう。

 

プラシーボ効果の例などでも確認したように、脳はイメージに相応しいパフォーマンスを選択します。

自信やイメージに根拠は必要がなく、どこまでも自分で高められるものです。

 

試合でペアが良いプレーをした時には「ナイスボール!」「さすが!」と声を掛けましょう。

ミスをした時には「次は入る!」「次はできる!」などの言葉が望まれます。

 

次のプレーに対して、常にポジティブなイメージが持てるように心がけます。

過去のプレーに対するマイナス評価よりも、未来のプレーに意識を向ける方が建設的です。

 

 

過去は過ぎ去ったもので、現在は一瞬うちに過去になる。

重要なのは「これからどうなりたいか」です。

過去の試合成績や、一瞬前のプレーは気にせず、未来のポジティブなイメージを強化してください。

脳は最も臨場感の高い空間へと自然に向かう性質があります。

ポジティブなプレーのイメージが作られれば、脳は自然と思い描いた方へと向かいます。

 

参考:時間を味方につける!ソフトテニスが上手くなる「超時間術」!

参考:ソフトテニスで前衛にも後衛にも不可欠な「エフィカシー」

 

終わりに

今回はダブルスの試合を想定して、ペアワークの心構えや実践についての内容でした。

ペアワークとは言っても中心となるのは自分です。

なぜなら「自分が相手とどう接するか?」という所から変えていくしかないからです。

 

基本は「高いイメージを持つ」ことでした。

これはソフトテニスに限った話ではありません。

自分や他者の「良いところに目を向ける」「未来のポジティブなイメージを作る」ことは、様々な場面で大切なだと思います。

これらを日々実践することで、自分の目標達成はもちろん、他者の目標達成のサポートにも繋がることでしょう。

 

他者に良い影響を与えられる人になれれば、人から信頼され、良い人間関係にも恵まれます。

そしてそのような自分を、今度は周囲がサポートしてくれます。

まずは自分から「自分と他者を肯定する人」になる。

これが好循環のサイクルに入る最初のステップです。

 

参考:ソフトテニスで「上達する」「試合で勝つ」より重要なこととは?

 

まとめ

●人間は強くイメージした方に自然と移行しようとする

●ペアでのパフォーマンスを高める方法は「お互いを褒め合うこと」

●ペアワークの2つのポイント

①ペアのプレーの「できているところ」を指摘する

②ペアの次のプレーのポジティブなイメージを作る

●自分と他者を心から肯定できる人は、信頼と豊かな人間関係を得る