【ソフトテニス】前衛にも後衛にも不可欠な「エフィカシー」とは?

2020年2月18日

 

今回は、ソフトテニス上達のために不可欠な概念である「エフィカシー」を解説しています。

ソフトテニスの技術は多くの面で前衛・後衛に共通しているところがあります。

共通点があるのはマインドの理論でも同様です。

パフォーマンスを上げるための脳の仕組みは、あらゆる場面に通じるものだからです。

 

ソフトテニス上達に必要なエフィカシー

皆さんは「エフィカシー」という言葉をご存知ですか?

エフィカシーは日本語で「自己評価」と訳されます。

より正確に言うと「自己能力に対する自己評価」です。

 

このエフィカシーを上げることが、人間が能力を高めるための基本です。

「自分にはできる!」という高い自己イメージが目標達成の原動力となるかります。

 

エフィカシーは主に、認知科学に基づくマインド理論である「コーチング」使われる用語です。

コーチングはゴール(目標)達成のための脳と心の使い方です(ただしゴールは自己責任で目指します)。

 

コーチングの重要なのは「ゴール(目標)」「エフィカシー(自己評価)」の2つ。

自分が設定するゴールは以下の2つの条件を満たすようにします。

 

・現状の外側のゴールであること

・自分が心から達成したいと望むゴールであること

 

ゴールが現状の内側、つまり今の自分のままでも達成できそうなものだとどうなるでしょうか?

その場合、脳は「今自分のままでいい」と感じ、現状維持を選びます。

 

また、自分が心から望むものでない場合はどうでしょう?

自分が本心から望んでいないということは、他の誰かによって強制されているということです。

自分の人生の目的地を他人に任せるべきではありませんし、これではモチベーションも上がりません。

 

「現状の外側」「自分が望む」ゴールを設定します。

達成の方法は関係なく、まず大きなゴールを設定するところから始めます。

遥か遠くの大きなゴールを設定する訳ですから、達成の方法は分からないのも当然です。

旅行でも目的地を設定すれば後から道筋が見えてくるように、ゴールも後から達成の方法は見えてきます。

 

そして、ゴールを達成するために最も重要なものがエフィカシーです。

ゴール設定とエフィカシーはワンセット。両輪となって機能します。

 

遥か遠くの高いゴールを設定し、「自分はゴールを達成できる人間だ!」という高いエフィカシー(自己評価)を常に維持する。

そうすると脳と心が働いて、自然とゴール達成へと向かいます。

 

人間の体は脳の指令によって動きます。

ソフトテニスの練習や試合という行為も、脳によって引き起こされるものです。

始めに脳の働き=マインドがあって、初めて練習をし、試合をするという行動が生まれます。

マインドは人生のあらゆる面に影響するもので、マインドの理論の中でも特に重要なものが「エフィカシー」です。

人間が何か行動を起こし、能力を高めるためにはエフィカシーが必ず関わります。

 

参考:ソフトテニスが上達し試合に勝つために必要なゴール設定とは?

参考:ソフトテニスの試合で勝てるマインドの使い方まとめ!

 

なぜソフトテニスにエフィカシーが重要なのか?

エフィカシーは自己評価のことで、ゴール設定とワンセットであることを確認しました。

「エフィカシーを上げる」などと表現しますが、エフィカシーは高ければ高いほど良いものです。

なぜなら人間はエフィカシー通りになるからです。

エフィカシーを上げれば、能力は後から自然と上がっていきます。

 

人間はの脳内に抱いている自己イメージ通りに世界を認識し、行動を取ります。

「自分は目標達成できる!」という高いエフィカシーを作れば、実際に目標が達成できるようなります。

能力があるから「できる!」と思うのではありません。

先に「できる!」という心の働きがあって、それに相応しい行動が引き起こされ、能力が獲得されます。

 

ソフトテニスが上達したり試合に勝ったりするためには、高いエフィカシーが必要不可欠です。

これは前衛・後衛というポジションには関係がありません。

 

「自分はソフトテニスが上手い!」

「試合で優勝するのは自分だ!」

 

このような高い自己イメージを維持することで、そのイメージに合った練習ができます。

 

エフィカシーが低いまま行動を変えようとするとどうなるでしょうか?

無意識が目標とは別のことをやらせて、現状維持をしようとします。

例えばテスト期間に「勉強しないと…」と思いつつ、ついついYouTubeを見たり漫画を読んだりして、時間を使ってしまいます。

本人としては成績を上げたいと望んでいるつもりでも、低い自己イメージを実現するように心は自然と働きます。

 

ソフトテニスでエフィカシーを上げていないのに、必死に練習を続けた場合はどうでしょう。

人間はエフィカシー通りになるので、「自分はソフトテニスが上手くない」という現実を維持しようと自分の心が働きます。

目の前にソフトテニスの効率的な練習方法があっても、自分のイメージにあった「上達しない方法」を繰り返してしまいます。

あるいは上達しないように練習量を少なくしたりします。

テスト勉強を避ける場合と、同じことが起きていますよね?

これは無意識下で働くことで、仕組みを知らなければ本人には自覚されません。

 

人間の心(無意識)は、良いか悪いかではなく現状維持を優先して働きます。

この現状維持という働きから抜け出して、自分が大きく成長するための方法は1つです。

現在の自分のままでは到底達成できないような遥か遠くのゴールを設定し、自分にはそのゴールを達成する能力があるという高いエフィカシーを常に維持することです。

そうすると脳は、ゴールとして思い描いている世界を「あるべき現状」として感じます。

ついついYouTubeを見てしまうかのように、自然と目標達成へと進み始めます。

 

また自己イメージが変わると、見える世界が変わってきます。

これは当然で、人間は誰もが自分の心を通して世界を見ているからです。

脳にはRAS(ラス)と呼ばれるフィルターがあり、見える部分と見えない部分があります。

この見えない部分をスコトーマ=心理的な盲点と呼びます。

エフィカシーが高まると、盲点だった達成の方法が後から目に入ってきます。

 

参考:ソフトテニスで上達し試合に勝つために必要なゴール設定とは?

参考:ソフトテニスが上手くならない…上達を止めている「スコトーマ」とは?

 

ソフトテニスでエフィカシーを高める方法

ソフトテニスが上達するためには「エフィカシーを上げること」が不可欠であることを確認しました。

次にエフィカシーを上げる方法をご紹介します。

 

エフィカシーを上げるのにおすすめの方法は「セルフトーク」のコントロールです。

セルフトークとは自分の頭の中のひとり言のことです。

セルフトークをコントロールするとは、ポジティブな言葉だけを使うということです。

 

人間は言葉から現実と同じような影響を受けます。

小説を読んで感動して涙を流し、他者からの言葉に喜び傷つきます。

このような現象から、言葉によって伝わる情報が現実のように人間の心と体に働いていることが分かります。

 

自分がポジティブな言葉だけを使うようにすれば、ポジティブな体験を何度も積むのと同じで、エフィカシーはどんどん上がります。

反対にネガティブなことを言うとネガティブな体験をするような効果があり、エフィカシーを下げる原因になります。

 

 

使う言葉を変えるだけで、ソフトテニスは上手くなります。

言葉を変えることは、自分の思考を変えることです。

思考が変わると行動が変わります。

セルフトークをポジティブなものにすれば、ソフトテニスが上手くなる練習へと繋がっていくわけです。

 

始めのうちはネガティブな言葉を使わないことから心がけてみてください。

自分が日々使っている言葉は、意識しないとネガティブなものが多くなりがちです。

セルフトークのコントロールに慣れてくると、よりポジティブな言葉を使うことを心がけます。

継続しているうちに変化が起きてきます。

 

理想的なセルフトークは「アファメーション」を使うことです。

アファメーションはいくつかのルールに基づいて作られた、自分を肯定する宣言のことです。

主に以下のようなルールがあります。

 

・一人称「私は~」であること

・肯定形=ポジティブなものであること

・現在形であること

・秘密にすること

 

すでにゴールを達成している内容の言葉を自分自身に日々語り掛けることで、現実世界との間にギャップを生み出します。

そうすると脳は現在の自分に違和感を感じ始め、目標の方へと移行しようとします。

 

参考:ソフトテニスの脳科学!上達が飛躍する「アファメーション」とは?

 

まとめ

●「現状の外側のゴール」と「高いエフィカシー」はコーチングの基本

●エフィカシー=自己能力の自己評価で、人間はエフィカシー通りになる

●エフィカシーが高まるとゴール達成の方法が目に入り、行動が促され能力が高まる

●エフィカシーを上げるとソフトテニスは上手くなる!