【勉強×脳科学】テスト勉強の効率を異次元レベルに高める「抽象度」とは?【実践編】

2020年6月18日

今回は、テスト勉強の効率が良くなる「抽象度」上げるための実践ワークをご紹介します。

抽象度というと耳慣れない言葉に感じられるかもしれません。

しかし、人間が物事を学習するときには必ず関わっているものでもあります。

本稿は抽象度【理論編】の姉妹編のような位置づけになりますので、両方お読み頂くと理解が深まるかと思います。

 

テスト勉強の効率を劇的に上げる「抽象度」とは?

理論編でもご説明した通り「抽象度」とは視点の高さグループの広さと取られると分かりやすいです

抽象度を上げることを抽象化と呼んだりします。

 

言葉のイメージを掴むために「猫」という概念の抽象度を上げていきましょう。

 

「猫」→「哺乳類」→「動物」→「生物」→「存在」…

 

このようになります。

猫ならば、猫を含むより広いグループ(概念)へと視点を上げて観ることが抽象度を上げることになります。

 

抽象度が上がるとテスト勉強の効率は格段に上がります。

「猫」という概念の中には、猫の種類である「アビシニアン」「アメリカンショートヘア」などが含まれています。

種類が違っても同じ猫として認識(理解)ができます。

 

また脳には情報の取捨選択を行うフィルター機能(ラス)があります。

私たちが認識している世界は、記憶をベースとした情報のみで、これだけでは新しい知識は習得できません。

知識を抽象化し高い視点を身につけることで、新しい知識が認識できるようになります。

 

以上のように異なる物事を高い視点から整理し、クリアに理解することができるのが抽象度の高い視点です。

抽象度を上げることはテスト勉強の効率アップどころか、あらゆる知識や技能を、圧倒的な速さで習得することを可能とします。

ではどうやって抽象度を上げればいいのでしょうか?

 

テスト勉強の効率を異次元レベルに高める実践ワーク

本章では抽象度を上げるワークを理解していきましょう。

理論を理解することは大切ですが、実践することでこそ自己の成長が望めます。

抽象度を上げるにも実践を行い、テスト勉強がスラスラ進むような本当の頭の良さを手に入れてください。

 

ご紹介する実践ワークはこちらの2つです。

 

①抽象度を上げて見る

②物事に説明や解釈を加える

 

実践ワーク①抽象度を上げて見る

先ほど抽象度の説明をするときに「猫」を例に、このようにご説明しました。

 

「猫」→「動物」→「生物」→…

 

上記のような抽象度を上げるトレーニングを、身の回りの物について行う練習をしましょう。

例えば「スマートフォン」が目の前にあれば、以下のように視点を上げてみてください。

 

「『この』スマートフォン」→「全てのスマートフォン」→「携帯電話」→「電子機器」→「道具」…

 

「スマートフォン」→「電話」→「通信機」のように、異なる経路を辿っても構いません。

抽象度は自分が上げられるところまで上げてください。

 

 

なぜこのトレーニングがテスト勉強に繋がるのでしょうか?

理論編でも詳しく説明したことですが、今回は別の角度から理解してみましょう。

 

「スマートフォン」→「携帯電話」と抽象化することは、スマートフォンを一段上から整理してクリアに理解する練習になっています。

スマートフォンにはガラパゴス携帯(以下ガラケー)は含まれませんが、携帯電話にはガラケーも含みます。

つまり抽象度を上げるとき、脳内では「持ち運びができて通話可能な端末」という2つの端末における共通部分を括り出して整理しています。

 

身の回りの物についてこのトレーニングを繰り返し、一瞬で高い抽象度で俯瞰できるように練習します。

そうすると物事を頭の中で一瞬で整然と理解し本質を掴める脳機能が得られます。

 

実践ワーク②物事に説明や解釈を加える

周囲の物や出来事について「どういうことかな?」と考え「説明」や「解釈」を行います。

「疑問を持つ」「疑う」と言ってもいいでしょう。

 

他人に何か物事について説明することを考えてみてください。

自分の理解に曖昧なところがあると人に説明することはできません。

つまり説明ができるということは、自分の内部で整然と理解ができているということです。

物事に対し説明や解釈を加えるトレーニング行うことで、対象よりも上の次元で思考を働かせていることになります。

 

これは大人が頭の良い子供を育てる方法としても有効でしょう。

子育ての場合は大人が子供に質問をして色々なことを説明してもらうのです。

 

小さな子供でもこちらから質問をすると自分なりに考えて答えを出します。

子供からの答えは明らかに間違っている場合もありますが、それで構いません。

「高い視点から自分の頭で考えること」を繰り返すうちに、考える力そのものが養われます。

自転車に乗れるようになるために何度も失敗が必要なように、抽象思考も練習が必要です。

自分の勉強にも、お子さんと接する際にも、ぜひ参考にしてみてください。

 

参考:中学生・高校生の成績が上がるテスト勉強のコツ!

参考:中学生・高校生がテスト勉強に活かせる頭が良くなる習慣!

 

まとめ

●抽象度を上げるとは「物事を高い視点で見ること」「より広いグループで捉えること」

●抽象度を上げるための実践ワークは2つ

①抽象度を上げて見る

②物事に説明や解釈を加える

●日常的に抽象化する習慣を身にければ、物事の本質を瞬時に掴んで理解することができる